こんな悩みを抱えていませんか？
この記事では、保育士の志望動機の作成・書き方について解説しています。
最後まで読むことで、保育士転職で時間のかかる志望動機の書き方や作成方法が鮮明にイメージできるでしょう。
面接でも使える志望動機の例文も参考にして、完璧な保育士転職を目指しましょう。また40代や50代の志望動機の例文も紹介しています。
保育士の転職ですぐに使える志望動機の例文を60個まとめましたので、ぜひ活用してアレンジしてみてくださいね！
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保育士の転職は志望動機を準備万端にしておくこと
志望動機とは、「この会社や企業を選んだ理由」を伝えるものです。
さまざまな園があるなかで、応募先の保育園に興味を持ったことを伝える場なので、採用側にとっても非常に重要なポイントです。
志望動機を準備万端にしておくと、自身の熱意も伝わりやすく転職活動でも優位に立てるでしょう。
どんな保育士になりたいかの例文
面接の場で「どんな保育士になりたいか」と聞かれることがあります。
この質問に対する回答は、結論をまず述べて、理由→エピソード（実体験）→主張という流れで受け答えするようにしてください。
保育士の人材紹介を行なっている会社がこの「どんな保育士になりたいか」に対して、ベストアンサーを用意していたので、ご紹介します。
私は、子ども一人ひとりの意見を尊重し、成長に合わせた保育のできる保育士を目指しています。 私が保育所に通っていたときの保育士さんが、優しくて子どもの話をきちんと聞いてくれる先生でした。 私は覚えておらず母から聞いた話ですが、私が友達と喧嘩したときも、両方の話を聞いて解決に導いてくれたそうです。 母は先生から「どちらかが悪かったわけではないこと」を聞いて、保育所の帰りにお菓子を買って慰めてくれました。 もし先生が喧嘩したことだけを母に伝えていれば、母は私を叱ったかもしれません。 だから私は、子ども一人ひとりの意見を聞き、尊重してくれた先生のような保育士になりたいです。
引用：どんな保育士になりたいか？面接で質問されたときの例文や回答例
一方でNGの例も併せてご紹介します。
私は、早く一人前の保育士になりたいと考えています。 先輩の仕事ぶりから学び、少しでも早く仕事に慣れたいと思います。
引用：どんな保育士になりたいか？面接で質問されたときの例文や回答例
上記のように「社会人として当たり前」であることを述べても相手に気持ちを伝えることができません。
「どんな保育士になりたいか」というのは、保育士としてどんな価値観で働いているのかを確認したいという意図を持って聞いていることを理解しましょう。
この保育所とあなたの保育士に対する価値観にミスマッチがないかをチェックするものなので、事前に保育所の調査をして万全な対策をして面接に取り組みましょう。
転職サイトを利用すれば、保育所の雰囲気などを聞けるかつ、面接対策もしてくれるので、面接に不安がある人は「マイナビ保育士」などの転職サイトを利用してみましょう。
保育士の志望理由の書き方
志望動機を書くには、まず以下の2つのパターンで全体の構造をしっかりと組み立てましょう。
- 結論
- 理由や根拠
「結論→理由や根拠」という順に書くことで、相手が読みやすいうえに強い印象を与えることができます。
志望動機は、ただ単に「ホームページをみて興味を持ったから」というどこの職場でも通用する内容のものは避けたオリジナリティを出すのが重要です。
また、相手に伝わりやすくするためにも丁寧できれいな字を心掛けましょう。
保育士転職の志望動機を書く上で3つの作成ポイント！
志望動機作成に抑えておきたい以下の3つのポイントを紹介します。
なぜ保育士を希望したのか
そもそも「なぜ保育士になりたいと思ったか」は、今後どのような保育士に成長するのか左右されるため、採用側もとても興味を持っています。
「保育士を志すきっかけとなったエピソード」と、「今後、子どもにどのような関わりをしたいか」を書いてみましょう。
なぜその園を希望したのか
応募先の園をどうして選んだのかを伝えましょう。
採用側にとって「どんな理由に惹かれたか」というのは重要なポイントなので、園のことをよく観察し分析をします。
「自分の考えと園の方針が一致する」「魅力的に感じた部分をほかの園と差別化しながら伝える」ことを心掛けてみましょう。
保育にどれだけ情熱を注いでいるか
「保育が好き」というのは何よりも大きなアピールポイントです。
「子どものためなら手を抜かない」という仕事ぶりを伝えられるとよいでしょう。
ただ、自己PR文と重ならないよう志望動機に混じえるのは少しだけに留めておきましょう。
【例文10のパターン】保育士転職の志望動機の書き方
志望動機は園の魅力に感じた部分を伝えるだけではなく、自分との関連性を交える必要があるため経験によって書きかたが大きく異なります。
キャリア別に具体的な志望動機の例文を以下の10パターンで紹介します。
- 保育士未経験の場合
- 保育士転職を希望する主婦の場合
- 保育士転職を希望する50代の場合
- 保育士のブランクがある場合
- 保育士から他業種へ転職する場合
- 他業種から保育士へ復職する場合
- 40代から保育士パートを希望する場合
- 公立保育士から転職する場合
- 託児所から転職する場合
- 幼稚園から転職する場合
保育士未経験の場合の例文
中学校の職場体験で保育園にて保育業務を経験しました。 子どもの成長を左右する素晴らしい仕事だと思い、保育士を目指しました。 本園の「子どもの仕事はしっかりあそぶこと」という方針にとても共感し、応募に至りました。私は、子ども達がしっかりと自分を表現し、のびのびと過ごせる関係性を持てる保育士を目指していきたいと考えております。 子ども達とともに成長していく姿勢を忘れずに、日々努力致します。
保育士転職を希望する主婦の場合の例文
これまで、子育てをしながらパート勤務をしてきました。 我が子は、保育士さん達にあたたかく見守って頂き、仕事と両立する私へのフォローが支えになったことがきっかけで保育士に興味を持ちました。 貴園の「子どもも保護者も安心できる場所」という考えを拝見し、自分と同じ境遇の保護者の力になりたく志望させて頂きました。 パート勤務では、パソコン作業を得意としておりましたので、書類作成等で大いに貢献できたらと考えております。
保育士転職を希望する50代の場合の例文
子育ても一段落し、自分に何かできることはないかと考え地域のファミリーサポートサービスに登録しました。 同じ地域に住む子ども達と触れ合うなかで、もっとたくさんの子どもと出会い遊びや経験を提供したいと感じるようになりました。 元気いっぱいに子ども達と関わる先生方をお見かけし、刺激を受け、自身も力になれないかと思い応募致しました。 子育て経験を活かして、保護者へのアドバイスを積極的にできればと考えております。
保育士のブランクがある場合の例文
結婚前に保育士として働いていましたが、出産を機に退職致しました。 子育てをするなかで、児童館や保育園の園庭開放を利用し、親身になって育児の悩みを聞いてくれる先生と出会い、また保育士として働きたいと思うようになりました。 貴園の、保護者支援に力を入れているという保育方針に強く共感致しております。 ブランクがありますが、周囲の先生方の言動をすべて吸収するほどの向上心を持って業務に励みたいと思っております。
保育士から他業種へ転職する場合の例文
保育の仕事も魅力的ではありましたが、新しいことにもチャレンジしてみたいと考え退職致しました。 保育士では、大人数の子どもを同時にみながらも一人ひとりに合った配慮をする能力が求められるため、細やかな気配りと瞬時の対応能力に長けています。 マニュアルどおりに仕事をこなすだけではなく、状況判断も積極的におこなっていきたく、本社の考えが自身には合っていると考え応募に至りました。 保護者対応で培ったコミュニケーション能力にも自信があるため、取引先とのよりよい関係性に貢献していきたいです。
他業種から保育士へ復職する場合の例文
前職では営業に携わってきたため、高いコミュニケーション能力を培うことができました。 また、他人に物事を丁寧に伝えたり、自分の意見を簡潔にまとめて伝えるのを得意としています。 子どもや保護者、保育士間との意思の疎通に経験を活かしたく、保育士を目指しました。 学生時代には、陸上部に所属していたため体力には自信があり、運動あそびを重点的に取り入れておられる貴園では能力を発揮できるのではないかと考えております。 身体を思う存分使い、元気いっぱいの保育士としてがんばります。
40代から保育士パートを希望する場合の例文
自身の子どもがまだ小さいため、家庭とのバランスを取りながら、勤務ができればと考えております。 我が子が成長するまでは、パートという形を希望させて頂きますが、ゆくゆくは正社員として働きたいと考えております。 子どもが手を離れるまでは勤務体制でご迷惑を掛けることとなりますが、正社員保育士が気持ちよく業務ができるようサポート役に徹して参ります。
公立保育士から転職する場合の例文
前職での子どもとの関わりや保育方針に不満は一切ありませんでしたが、公立保育所では転勤があるため、自分が担任した子ども達の成長を見届けることができませんでした。 人生の基礎となる、乳児期から就学前の大切な時期をともに過ごしたいという気持ちが強くなり、私立保育園での勤務を希望致しました。 また、貴園の「子どものできることに合わせた保育」という方針が前職の公立保育所との考えに近く、強く共感致しました。 これまでの経験を活かし、たくさんの遊びを子ども達に提供したいです。
託児所から転職する場合の例文
託児所での保育は、「毎日登園する子どもがちがうなかで保育を進める」という経験をしました。 たくさんの子どもと出会える喜びに楽しさを感じていましたが、年間を通して同じメンバーで過ごす認可保育園により魅力を感じるようになりました。 担当制を取り入れておられる貴園の保育に、子どもとより深く関われるのではないかと大変興味を持ちました。 託児所では、咄嗟の判断を迫られることが多かったため、臨機応変に行動できることを活かして貢献したいです。
幼稚園から転職する場合の例文
幼稚園でも日々元気な子ども達と過ごすことに楽しさを感じておりましたが、乳児クラスへの興味も湧いてきました。 0歳児から5歳児までがともに過ごす保育園で働きたいと考えています。 また、どのような過程で成長したのかを知り、保育に繋げられればより子ども達の可能性を広げられると感じております。 ピアノ演奏が得意なため、日々の歌唱指導や音楽活動に積極的に取り入れていきたいです。
保育士転職はまず履歴書の志望動機に力を入れる！
さまざまな園があるなかで、応募先の保育園に興味を持ったことを伝える場なので、採用側にとっても非常に重要なポイントです。
志望動機を準備万端にしておくと、自身の熱意も伝わりやすく転職活動でも優位に立てるでしょう。
保育士の履歴書の志望動機例文
現在の保育園では、3歳児20名のクラスを担任をしています。 日々の業務にはやり甲斐をもっておりますが、少人数制の貴園で、一人ひとりの子どもとより深く関わりながら、保育のスキルを高めたいと感じました。 遊びの時間も子ども達同士がコミュニケーションを取れるようにサポートし、成長を手助けできる保育を目指していきます。 現職では、行事進行や職員のシフト作成も経験しており、周囲の先生方の負担を減らすお力になれればと思います。
職務経歴書に書く場合の保育士志望動機例文
職務経歴書はこれまでの経験や所持する能力を記載する書類です。
ひと目でこれまでの経歴がわかるように、箇条書きで簡潔に書きましょう。
【所属歴】 ・20□□年～20□□年 3歳児◯◯名のクラス担任 ・20□□年～20□□年 1歳児〇〇名のクラス担任 ・20□□年～ 5歳児〇〇名のクラス担任 【業務内容】 ・クラス運営 ・カリキュラムの作成 ・行事進行 ・保護者面談 ・クラス便りの書類作成 ・職員シフト作成 ・採用面接 【ポイント】 3年目を過ぎたあたりからクラス運営や行事進行を任されるようになる。行事では卒園式の司会といった表立ったものから、進行表や張り紙の作成などいかに物事を効率よく進めるかを考えるものまで多岐に渡って経験してきた。
保育士の面接で使える志望動機の例文
履歴書の自己PRや志望動機などは頭の中で整理しながら作成できますが、面接時に咄嗟に質問されるとうまく答えられないというケースも多いです。
さまざま質問をされるのを予測し、面接対策をしておきましょう。
面接で使える志望動機の例を紹介します。
保育士未経験の場合の例文
昔から子どもが好きだったこともあり、専門学校に進学し国家試験で保育士資格を取得しました。 保育園での経験はありませんが、実習やボランティアを通じて子どもに携わってきました。 子ども一人ひとりに向き合い、成長をサポートできる保育士になりたいと思っています。 わからないことは積極的に質問し、率先して仕事に取り組むことで即戦力になれるよう頑張ります。
保育士経験アリの場合の例文
日々の保育ではやりがいを感じておりますが、大規模保育園ということもあり、より一人ひとりの子どもの個性に寄り添った保育ができる環境で保育をしたいと思うようになりました。 定員20名の、子ども達を尊重する方針に共感し、貴園を志望いたしました。 現職場では、日々たくさんの子ども達と遊んでいますので、体力には自信があるため、貴園でも活かしていきたいと考えています。
【各世代別】保育士を目指すときの志望動機
これまで保育士の経験がなく、今から目指す場合には「これまでの経験をどのようにして保育士に活かせるか」を明確にしましょう。
各世代別にポイントをお伝えします。
高校生が保育士を目指す場合
平成31年3月31日以降に高校を卒業した場合、高卒で保育士になる場合には、児童福祉施設での「2年以上かつ2880時間以上勤務」という条件を満たさなければなりません。
保育士試験の受験資格を得るまでの濃密な2年間をしっかりとアピールしましょう。
また、高卒者の一番の魅力は若さです。
体力があり、どんなことでも吸収できる姿勢が伝わると好印象です。
新卒で保育士を目指す場合
新卒者のアピールポイントは、「養成校でどのようなことを学び何を感じたか」を具体的に記載しましょう。
また、職務経験がない分、「なぜ保育士を目指したか」や「どのような保育士を目指すか」を分析すると説得力が増します。
社会人3年目未満が目指す場合
保育士3年目未満の場合は、まだ未熟であることを受け入れた謙虚さを入れるのも大切です。
保育方針の違いなど、園側との相違も転職理由ではありますが、「まだ数年しか経験していないのに」と捉えかねられません。
採用側は即戦力とともにこれからの成長にも期待するため、学ぶ姿勢をみせるとよいでしょう。
社会人5年目以上が目指す場合
保育士を5年以上続けていると、中堅からベテランの域に達します。
園側は即戦力として採用するので「これまで保育士での経験をどういかせるか」をしっかりとアピールしましょう。
具体的な功績やエピソードを混じえるとリアリティが増し信頼度がアップします。
保育士の志望動機を書くのに知恵袋参考にするのはアリ？
志望動機を書くのに悩んでしまい、ネットで検索を掛ける人も少なくないでしょう。
なかでも知恵袋は一般人のリアルな私情がわかり、思わず共感したくなるかもしれません。
ただ、あくまでも「参考」であるため「知恵袋の意見に対して自分がどう思ったか」と自己分析をおこなったうえで、履歴書や面接に取り入れるようにしましょう。
まとめ｜保育士の志望動機をしっかり準備して転職を成功させよう！
志望動機は、採用側にとってとても気になるポイントです。
また、志望動機を明確にすることは転職先の園を細部まで調べて自己分析することになるので、転職後のミスマッチを防げます。
面接で改めて聞かれることもあるため、履歴書に書いたことにプラスαの受け応えを用意しておくとさらに好印象でしょう。
しっかりと志望動機の準備をして、よりよい保育士を目指しましょう。
夏までに転職したい方は…
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