介護福祉士試験の難易度・合格率【2024年最新版】合格点や試験内容を解説

※当サイトは記事広告による収益を得ています。適切なサービスが受けられるよう広告リンクを設置していますので、気になったらリンク先をチェックしてみてください。

介護福祉士試験は難しいのかな…

あなたは今こんなことを考えていませんか?

結論から言うと、合格率70%前後で推移している介護福祉士試験は、それほど難易度の高い試験ではないと言えます。しっかり対策すれば、十分合格できます。

この記事では、まず『介護福祉士試験の過去の合格率』と『介護福祉士試験の合格基準』を解説しました。最後には『介護福祉士試験に合格するための3つのポイント』も解説しました。

介護福祉士試験に合格する3つのポイント
  1. 半年前から勉強の習慣をつける
  2. 過去問を最低でも5年分解く
  3. 通信講座を活用する

ぜひ最後までご覧ください。

介護福祉士は難しい?合格率は69.9%

結論からいうと、介護福祉士試験はしっかり対策すれば合格できる試験です。過去5年の合格率も、70%付近で推移していることがわかります。

回/年度合格率受験者数合格者数
第32回
2019年度
69.9%84,032人58,745人
第31回
2018年度
73.7%95,610人69,736人
第30回
2017年度
70.8%92,654人65,574人
第29回
2016年度
72.1%76,323人55,031人
第28回
2015年度
57.9%152,573人88,300人

また介護福祉士の国家試験は、筆記試験と実技試験が年1回ずつ、例年1月下旬に筆記試験、3月上旬に実技試験が実施されます。 

回/年度筆記試験実技試験
第32回
2019年度
2020年1月26日2020年3月1日
第31回
2018年度
2019年1月27日2019年3月3日
第30回
2017年度
2018年1月28日2018年3月4日
第29回
2016年度
2017年1月29日2017年3月5日
第28回
2015年度
2016年1月24日2016年3月6日

第32回(2019年度)の合格率は69.9%、つまり受験者85,032名に対し合格者は58,745名でした。第29回(2016年度)以降は合格率70%前後となっています。

以前は合格率が60%を下回り、「介護福祉士国家試験は難しい…」と言われていました。しかし第29回試験より試験制度の改定が行われ、受験資格として3年の実務経験に加えて、実務者研修の修了が必須となりました。

その結果、受験者数が半減しましたが、大半の受験者が実技試験免除となり、合格率が格段にアップしました。

合格率10%を下回る国家試験もある中で、介護福祉士は取得しやすい国家資格です。合格率も70%前後と比較的高く、勉強すれば十分合格できる国家資格といえるでしょう。

介護福祉士試験の合格基準

介護福祉士試験(筆記試験)の合格基準は2つあります。

介護福祉士試験(筆記試験)の合格基準
  1. 合格点以上(総得点の約60%が基準)を獲得する
  2. 全科目群(約13科目)の全てで、少なくとも1問は正解する

1つ目は合格点以上を獲得することです。「合格点」とは総得点の約60%を基準とし、問題の難易度で補正された点数とされています。

2つ目は全科目群(約13科目)の全てで最低1問は正解することです。

合格点は毎年異なりますが、過去5年間ではおおよそ71〜77点の間で推移しています。第32回の筆記試験(最新の試験)では総得点125点に対し、合格点は77点でした。

問題形式はマークシート方式で五肢択一、配点は1問1点。試験は午前の部と午後の部に分けられ、それぞれ1時間50分の試験時間となっています。

合格点は毎年変わるので、確実に60%以上正解できるように対策していく必要があります。

「13科目って具体的にどんな科目があるの?」という方は、『どんな問題が出る?介護福祉士試験13科目の出題内容について徹底解説』をご覧ください。合計13科目を過去問を交えながら1つ1つ丁寧に解説しました。

介護福祉士試験に受かるために大切な3つのこと

介護福祉士試験は年に1回しか実施されないので、万が一不合格になると、翌年まで待つ必要があります。だからこそ、できるだけ一発で合格したいですよね。

そこで試験に合格するために大切なポイントを3つご紹介します。介護福祉士を目指している受験生の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

介護福祉士試験に合格する3つのポイント
  1. 半年前から勉強の習慣をつける
  2. 過去問を最低でも5年分解く
  3. 通信講座を活用する

1つ1つ解説していきます。

半年前から勉強の習慣をつける

介護福祉士試験の合格に必要な勉強時間は、”1日2時間・3ヶ月間”が目安と言われています。人によって必要な勉強時間は異なりますが、平均して約180時間の学習が必要です。

介護福祉士の試験は科目数が多く、広範囲から出題されます。そのため早いうちから、しっかり勉強に取り組む必要があります。

また法律用語や制度についても多く出題されるので、法律や制度の分野が苦手な方は、特に勉強時間を長めに設定しておきましょう。

勉強する習慣がないと、いざ「3ヶ月前から毎日2時間勉強しよう!」と思ってもなかなか続きません。逆に半年前から、30分でも1時間でも勉強する習慣を身に付けておけば、3ヶ月前から本格的に勉強に取り組むことができます。

勉強する習慣がない人は半年前から少しずつ習慣を身に付けていきましょう

  • 重要項目に重点化するなどメリハリのある学習を
  • 過去問題は3年分しっかり解く

試験3ヶ月前、つまり10月末から学習を開始する人の勉強方法を紹介します。

3ヶ月前というと、広い試験範囲をくまなく学習する時間的な余裕はありません。頻出問題や重要項目などに力を入れ、メリハリのある学習をしていきましょう。

過去問はできれば3年分しっかり解き、わからない問題がないようにしましょう。過去問や模擬問題を通して自分の弱点を把握したら、弱点を克服することに重点を置いた学習に切り替えていきましょう。

参考書によるインプットは要点を絞り、過去問や模擬問題でアウトプットを行い、苦手分野のインプットを増やすという順序で進めていくことをオススメします。

  • ひたすら過去問を解く
  • スクールの直前講座を受講するのも効果的

試験1か月前、つまり年末から慌てて学習を始める人の勉強方法を紹介します。

広い学習範囲を全部学習するのは、1ヶ月では厳しいでしょう。選択と集中で、この時期からでも合格するためのポイントを解説していきます。 

試験1ヶ月から勉強を始める場合は、ひたすら過去問題を解くことに専念しましょう。

過去問を解いて、自分の弱点科目を中心に参考書でインプットするサイクルを繰り返すことで、この時期からでも合格を目指せます。

むやみに複数の問題集を解くのではなく、問題集は過去問に絞り、徹底的に過去問を解くことに専念し、弱点をテキストからインプットしましょう。

「過去問はどうやって入手したら良いかわからない!」という方は、『介護福祉士過去問オススメ8選|過去問題の上手な選び方から使い方』をご覧ください。

  • 学習する内容を絞り、重要度の高い問題から優先的に学習する

「気が付いたら試験2週間前だった」という人は、とにかく問題を解くしかありません。ただ闇雲に問題を解くのではなく、重要度の高い問題から解くなど工夫が必要です。

過去問題集の中には問題ごとに重要度・頻出度のランク付けがしてある本もあるので、重要度の高い順に問題を解いていく(今日は重要度ランク★★★の問題だけ解く)など、優先順位を決めた学習をしましょう。

実は毎年必ず出題される問題があります。ICF(国際生活機能分類)や適応規制の種類、認知症の種類など、出題が確実な問題などから学習していくと良いでしょう。

完全に自信を持って解答できる問題がなくても、消去法で選択肢を減らすことはできます。少しでも合格の可能性を増やすために、集中して学習しましょう。  

過去問を最低でも5年分解く

過去問を最低でも5年分解く

試験対策として、過去問を解くことで問題の傾向や自分の苦手な分野を見つけることができます。苦手分野が分かれば、効率良く学習することができます。

  1. 過去問を解いて苦手分野を見つける
  2. その分野を重点的に学習する
  3. 過去問を解く

を繰り返し、苦手分野を克服しましょう。

また介護福祉士試験は、試験時間が長く全問マークシートです。過去問を解く際は、実際に時間を測り、時間配分を考えておくことが大切です。またマークシートにも慣れておきましょう。

「過去問はどうやって入手したら良いかわからない…」という方は、『介護福祉士過去問オススメ8選|過去問題の上手な選び方から使い方』をご覧ください。無料で過去問を解く方法、解説が充実した過去問を手に入れる方法を解説しています。

通信講座を活用する

通信講座を活用する

「介護福祉士にどうしても合格したい…」方は、通信講座を活用することをオススメします。なぜなら通信講座の活用は、合格への近道だからです。

通信講座を提供するスクールは、過去の試験や合格者を徹底的に分析しています。それらを体系的にまとめ、”この科目ではこのポイントを抑え、この演習をしておけば合格できる”といった形で、教材を提供しています。そのため独学に比べて無駄なく効率よい試験勉強ができるのです。

また通信講座では、教材が自宅に届き、学習を進めていく形式なので、実際に資格学校に足を運ぶ必要がなく、仕事と両立して勉強を進めることができます。

介護福祉士試験対策の通信講座は複数あり、費用や受講期間も様々です。

通信講座を申し込む際は、費用はもちろん、サポート内容をチェックして自分が勉強しやすい講座を選ぶのがポイントです。

また教材の種類もテキスト・問題集・DVD等通信講座・eラーニングなど講座ごとに様々なので、自分にピッタリの通信講座を選ぶことが大切です。

下記より介護福祉士試験対策の通信講座を一括で無料で資料請求できます。

\完全無料!たった2分で完了!/

実際に各通信講座の資料を取り寄せて、費用・教材の種類・合格実績・合格者の声、などを軸に、自分に合った通信講座を選んでみてください。

通信講座は費用がかかりますが、疑問がすぐ解消でき、最適化された教材で学習できるので、グッと合格に近づくことができますよ。

「通信講座を1つ1つじっくり比較したい!」という方は、『介護福祉士試験の通信講座オススメ9講座|選び方4つのポイント』をご覧ください。通信講座の費用や特徴を1つ1つ丁寧に解説しています。

まとめ

いかがだったでしょうか。

介護福祉士試験は合格率70%前後であることからも、難易度はそれほど高くないと言える試験でした。

介護福祉士試験の合格基準は次の2つでしたね。

介護福祉士試験(筆記試験)の合格基準
  • 合格点以上を獲得すること
  • 全科目群(約13科目)の全てで最低1問は正解すること

また介護福祉士試験に合格するには、次の3つのポイントが大切でした。

介護福祉士試験に合格する3つのポイント
  1. 半年前から勉強の習慣をつける
  2. 過去問を最低でも5年分解く
  3. 通信講座を活用する

この記事が少しでも参考になれば幸いです。

あなたへのオススメ記事

介護福祉士国家試験丸わかりテキスト2022年版

湘南国際アカデミーが出版する「介護福祉士国家試験丸わかりテキスト」。本書は、「満点ではなく合格に必要な60%を正解する」というコンセプトを掲げた、無駄な努力をしない効率的な勉強法を実現するテキストです。

7月に最新の2022年版が販売スタートされたということで、湘南国際アカデミーさんにお話を伺いました。

本書は主に3つの特徴があります。

介護福祉士試験合格に特化した本書を利用すれば、試験2週間前からの勉強でも逆転が可能です。もちろん、早めに購入し、繰り返し学習すれば、合格するために必要な知識を着実につけることができます。

介護福祉士試験平均合格率71%の中、90.7%の合格率を誇る湘南国際アカデミーのテキストを使用すれば、無駄のない勉強から、合格を手に入れることができます。介護福祉士合格へのはじめの1冊、最後の1冊としていかがでしょうか。気になる方はぜひお早めに購入されるのをおすすめします。


テキストの詳細を見る