こんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、保育士の残業における実態を紹介しています。
最後まで読むことで、保育士の残業内容についても知ることができるでしょう。
保育士は残業が多い?労働時間の現状
保育士は残業が多いと言われていますが、実際のところは労働時間が長いのには理由があります。
保育士の労働時間に関する現状について、解説します。
保育士は持ち帰り仕事が多い
保育士は、日中子どもと一緒に過ごす時間が多いため、事務作業などに集中できるのは子どもを見送った後になります。
小さい仕事であればスキマ時間を活用して終わらせられるのですが、ほとんどの場合仕事が終わらず、自宅へ持ち帰って終わらせなければいけません。
仕事を持ち帰って自宅で終わらせなければいけない現状が、保育士は残業が多いと言われる理由です。
保育士は残業代が支払われない時間外労働が多い
持ち帰り仕事に対する残業代だけでなく、園内での残業に対しても残業代が支払われないことは非常に多いです。
保育士は、1日あたりの労働時間が原則8時間までと厚生労働省によって定められています。
そのため、8時間を超える残業に対する残業代を支払ってくれない保育園がたくさんあるのです。
残業代が支払われない時間外労働をしなければいけない実態が、保育士は残業が多いと言われる理由でもあります。
保育士の残業時間の平均は?
保育士の残業時間は園によって異なりますが、厚生労働省によると平均して月に4〜5時間残業していると報告されています。
1ヶ月換算すると、およそ15分残業していることになります。
一見、残業時間が少ないと思われがちですが、保育士はサービス残業が多いのが現状です。
報告されている平均残業時間は短いけれど、実際のところサービス残業で時間外労働を行っている保育園はとても多いです。
保育士はサービス残業が当たり前?
保育士のサービス残業における実態について、2つほど解説します。
人手不足によるサービス残業が深刻化している
保育士のサービス残業が多い最も大きな理由は、人手不足が深刻化しているからです。
保育士は常に人手が足りないため、担当しなければいけない子どもの人数がとても多かったり任される業務が増えたりします。
また、人手不足の穴埋めのためにサービス残業で人件費を浮かせている保育園も多く存在していることも現状です。
制作物や行事の準備に追われる
運動会や発表会などの行事が近づくと、制作物を作るために時間を費やさなければいけません。
日中は子どもの面倒を見なければいけないため、制作物に取り掛かれるのは子どもを見送った後になります。
そのため、どうしても時間外労働を強いられてしまうのです。
保育士の残業代は出ないのが普通?
保育園によっては、残業代が支払われないところもあります。
保育士の残業代が支払われない理由は、以下の2つです。
保育士の勤務時間の長さが当たり前になっている
保育園によっては、きちんと残業した分の労働時間に応じて残業代が支払われます。
しかしなかには、保育士の勤務時間の長さが当たり前になっているがゆえに、残業代が支払われない園も存在しています。
「保育士の労働時間が長いのは当たり前だから」などの理由で、残業代が出ない保育園が多い現状は、保育業界において改善していかなければいけない課題です。
園によっては保育士に対する時間外手当の管理されていない
保育士の残業代が支払われない理由では、園によって時間外手当に対する給与の管理が正されていないところがあることも挙げられます。
とくに小規模な保育園の場合、時間外手当に対する管理がきちんとされていないことで、残業などの長時間労働を強いられてもサービス残業扱いとなることが多いです。
すべての保育園に該当するわけではありませんが、園によって時間外手当に対する管理が正されていないことも、保育士の残業代が支払われていない理由です。
保育士のサービス残業は違法
保育士のサービス残業は違法です。
もしあなたが所属する保育園でサービス残業が当たり前のように実施されているなら、労働省に相談しましょう。
保育士の労働時間の悩みは労働省に相談しよう
もしあなたが所属する保育園で長時間労働を強いられることが多いのであれば、労働省に相談することで直接園に連絡をしてくれます。
労働省に相談することで、保育園の労働時間における指導が入るケースもあります。
指導が入ることで園内の労働時間に対する規定が改善されることがあるため、万が一所属先の保育園で労働時間に関する悩みを抱えているなら、直接労働省に相談するのがおすすめです。
残業の少ない保育士の職場
残業が少ない保育園の特徴は、次のとおりです。
行事が少ない保育園
保育士の残業が多い理由には、行事のための制作物に時間を取られてしまうことが挙げられます。
しかし行事が少ない保育園に就職すれば制作物に追われる心配がないため、長時間労働を強いられることも少なくなります。
そのため、できるだけ労働時間が長くない保育園を探すなら、行事の多さに注目しましょう。
業務効率化を図っている保育園
残業が少ない保育園は、作業効率化のためにデジタル機器を使用して事務作業などを行っています。
紙とペンを使ったアナログな事務作業だと時間がかかり、気づかないうちに長時間労働になっていることになりかねません。
できるだけ残業が少ない保育園に就職したいなら、事務作業などを効率良く行っているところに注目するのがポイントです。
残業のない職場を探すなら転職サイトがおすすめ!
転職サイトを利用することで、保育士向けの求人情報を収集することができます。
保育園や幼稚園、施設など様々な業種の求人情報が掲載されており、自分に合った求人情報を探すことができます。
しかし、転職サイトを利用する際には注意が必要です。
掲載されている求人情報はすべて信頼できるとは限りません。また、自分に合った求人が見つからない場合もあります。
転職サイトを利用する際には、求人情報の信頼性を確認し、自己分析をすることが大切です。
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保育士の残業の内容は?
残業が多い保育士ですが、具体的な仕事内容は主に次の3つです。
事務作業が多い
保育士は子どもと一緒に過ごすイメージが強いですが、実際には事務作業も多いです。
日中は子どもの面倒を見なければいけないこともあり、事務作業に時間を割くことが難しいため、残業を余儀なくされてしまいます。
少しでも残業時間を少なくするためには、スキマ時間を活用して事務作業を進めることが重要です。
制作物の作成に時間がかかる
イベントなどの行事が近づくと、制作物を作らなければいけません。
すぐに完成するものであれば良いのですが、多くの場合自宅に持ち帰って作業を進めなければいけないのが現状です。
少しでも制作物に追われないためには、職場内でコミュニケーションを取り、役割を分担することが重要です。
保護者の保育園へのお迎え待ちで残業しなければいけない
保護者が夕方に子どもを迎えに来るまで待たなければいけないのも、保育士の残業内容です。
子どもを見守りながら事務作業を進めたりできますが、保護者によっては子どもを迎えに来る時間が遅い家庭もあります。
最後まで安全に子どもを見守り、保護者が迎えに来るのを待つことが重要です。
幼稚園教諭も残業が多い?
幼稚園教諭も保育士と同様に、残業が多いです。
またサービス残業をしている園も非常に多いため、残業代が出ない時間外労働を強いられているのが現状です。
保育士の産業のまとめ
保育士は残業が多く、なかでも残業代が出ない時間外労働であるサービス残業に関しては深刻化が進んでいます。
事務作業や制作物などが時間内に終わらず、持ち帰り仕事になってしまうのも当たり前になっていることが、残業が多い保育業界の課題でしょう。
これから保育園を探すのであれば、できるだけ残業が少ない園に着目しましょう。
求人サイトを活用すれば、残業が少ない保育園の求人を紹介してくれます。ぜひ活用して、納得のいく保育園選びをしてください。