こんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、介護職員初任者研修を受けずに実務者研修を受けられるのかどうかについて紹介しています。
最後まで読むことで、無資格から実務者研修を受けるための方法も知ることができますよ!
無資格の未経験は介護職員初任者研修を受けずに実務者研修を受けられる?
介護資格によっては、無資格の未経験から資格取得を目指せるものもあります。
そこで、実務者研修は介護職員初任者研修を受けずに取得できるのか解説します。
初任者研修を受けずに実務者研修を受けられる
結論から言うと、実務者研修は介護職員初任者研修を受けずに受験できます。
そのため、無資格で介護未経験の状態からでも、実務者研修の取得を目指せるでしょう。
無資格の状態で、介護職員初任者研修を受けずに実務者研修を受けることで、介護職でのキャリアアップが早くなります。
少しでも早く介護職でのキャリアアップを目指したいなら、介護職員初任者研修を受けずに実務者研修を受けるのがおすすめです。
初任者研修なしで実務者研修を受けるのは難しい
介護職員初任者研修を受けずに実務者研修は受けられますが、介護職員初任者研修なしで実務者研修を受けるのは難しいです。
なぜなら、実務者研修は介護における専門的な知識や技術を学ぶため、未経験の初心者だと学習内容を理解をするのに時間がかかってしまうからです。
実務者研修では、介護における身体介護の知識よりも、サービス提供責任者や介護ケアプランに関する内容も学習します。
そのため、介護の基礎部分を理解しないまま実務者研修の講義を受けると、内容を理解するまでに時間がかかってしまうのです。
未経験は初任者研修の取得から始めよう
介護職員初任者研修を受けなくても実務者研修を受けられますが、介護未経験のうちは介護職員初任者研修の取得から始めるのがおすすめです。
介護職員初任者研修は介護の入門資格であり、身体介護に関する基礎的な知識や技術を学びます。
そのため、はじめて介護業界に触れる人でも気軽にスキルを身につけられるのが特徴です。
介護未経験から介護資格の取得に挑戦するなら、まずは介護職員初任者研修から始めましょう。
【どっちがいい】介護職員初任者研修と実務者研修の違い
介護職員初任者研修と実務者研修では、それぞれ学習内容が異なります。
具体的に、介護職員初任者研修と実務者研修ではどのような違いがあるのか解説します。
介護職員初任者研修は基礎的な知識を身につけられる
介護職員初任者研修は、介護職における基礎的な知識を身につけられます。
高齢者に対する正しい接し方を学んだり、安全な身体介護に努めるために理解しておかなければいけないことなどが、主な学習内容です。
また、介護職員初任者研修では認知症を持った高齢者の介護ケアや、心身機能に関する基本理解なども学習します。
介護職員初任者研修を取得するだけで、介護職に関する全体的な基礎知識が身につくので、介護初心者や未経験におすすめの資格です。
実務者研修はより実践的な介護の知識が身につけられる
実務者研修は、安全な身体介護に努めるための理解を深める内容だけでなく、一人ひとりの高齢者に合った介護ケアプランの作成に関する内容も学習します。
介護職員初任者研修とは違い、実務者研修は喀痰吸引などの専門科目など、より実践的な介護ケアの知識が身につくため、介護職でのリーダーの役割を目指している人におすすめの資格です。
また、実務者研修で学んだ内容は、介護福祉士国家資格の勉強にも活かせます。
将来的に介護福祉士を目指したい人は、実務者研修の取得に積極的に取り組むのが良いでしょう。
初任者研修を受けずに取得できる実務者研修の必要性
実務者研修は介護職員初任者研修を受けずに資格取得を目指せますが、そもそも実務者研修自体がどれくらい必要なのかについて気になるものです。
そこで、介護職員初任者研修を受けずに取得できる実務者研修の必要性を解説します。
介護福祉士を目指すなら実務者研修の取得が必須
介護福祉士を目指すためには、実務者研修の取得が必須です。
そのため、長期的なキャリアプランのなかで介護福祉士を目指すことを目標にしているなら、実務者研修の取得は必須条件となります。
介護福祉士の試験勉強では、実務者研修で学習した内容をさらに深く理解するため、無資格や介護職員初任者研修だけしか資格を取得していない場合、理解をするのに時間がかかってしまうでしょう。
介護福祉士になることを目標としているなら、実務者研修の取得のためのプランを立てることが重要です。
実務者研修は介護職の転職に役立つ
介護福祉士などのキャリアアップに直接影響する実務者研修ですが、実は介護職の転職でも活かせます。
実務者研修は介護職員初任者研修とは違い、介護における高度な専門知識の理解が必要です。
そのため、転職の際に実務者研修を取得していることをアピールすれば、施設側からは即戦力になると評価されやすくなるのです。
介護士転職での選択肢が広がるのも、実務者研修の必要性において重要な役割を占めています。
実務者研修が未経験でも受けられるなら初任者研修は必要ない?
無資格の状態から実務者研修を取得できると、介護職員初任者研修は必要ないのではないかと疑問を持ってしまうでしょう。
しかし、介護職員初任者研修は介護資格のなかでも重要な位置付けをされているのが特徴です。
介護職員初任者研修の必要性を解説します。
初任者研修は介護士になるために必須の資格
実務者研修を受ける場合は、新しく介護職員初任者研修を取得する必要はありません。
しかし無資格の状態だと、実務者研修を受ける前に介護職員初任者研修の取得を目指すことから始めるのがおすすめです。
なぜなら、介護職員初任者研修は介護士になるために必須の資格だからです。
介護職員初任者研修を取得しなければ、直接高齢者に触れる身体介護ができません。
そのため、無資格の状態から介護資格の取得を目指すなら、介護職員初任者研修から始めるのが最も効率的です。
無資格の未経験は初任者研修と実務者研修はセットで取得しておくと費用がお得になる
介護資格を取得していない介護未経験の人は、介護職員初任者研修と実務者研修をセットで取得するのがおすすめです。
現在は介護職員初任者研修や実務者研修を取得するために勉強できるスクールや養成施設、通信講座などが存在しています。
スクールや施設によっては、介護職員初任者研修と実務者研修をセットで受験することで割引キャンペーンや給付金がもらえる制度を利用できるところもあるため、通常よりも費用がお得になるのです。
介護職員初任者研修を取得してから実務者研修を受けることを予定しているなら、割引キャンペーンや給付金支援制度を利用できるスクールで、お得に資格取得を目指すことも視野に入れると良いでしょう。
無資格から介護士になるなら認知症介護基礎研修を視野に入れるのもおすすめ
介護職員初任者研修や実務者研修は、介護職でのキャリアアップに欠かせない資格とされています。
しかし、すべての人が介護職員初任者研修などの資格を取得するのは、非常に難しいです。
そのため、無資格の状態からとにかく介護に関する基礎的な知識を学びたいと考えているなら、認知症介護基礎研修を取得するのがおすすめです。
認知症介護基礎研修は、認知症ケアに関する講義を受けることで取得できる資格で、6時間程度の受講で修了します。
はじめて介護業界で働くなら、まずは認知症介護基礎研修の取得から目指してみましょう。
初任者研修を受けずに実務者研修を受けるメリット
初任者研修を受けずに実務者研修を受けるメリットは、以下の通りです。
無資格から実務者研修を取得すると最短で介護福祉士を目指せる
介護のなかで唯一の国家資格である介護福祉士を取得するためには、実務者研修を取得しておく必要があります。
実務者研修は、介護職員初任者研修を取得している人が目指すケースが多いため、はじめのうちは介護職員初任者研修から取り組むのが無難なルートでしょう。
しかし、無資格の状態から実務者研修を取得すれば、最短ルートで介護福祉士を目指せるのです。
少しでも最短で介護福祉士を目指したいなら、資格なしの状態から実務者研修の取得を目指しましょう。
介護士としての信頼が高まりやすくなる
実務者研修では、実践的な介護の知識や技術だけでなく、介護におけるリーダーの役割としてのスキル、またサービス提供責任者、喀痰や吸引についても学習できます。
介護職員初任者研修と比べて専門的な介護の知識やスキルが身につくことから、結果的に所属する介護施設での信頼が高まりやすくなるのです。
介護士としての信頼が高まれば、職場内のスタッフだけでなく、利用者やその家族との信頼関係も構築しやすくなります。
介護士としての信頼が高まりやすくなることは、実務者研修を取得する大きなメリットです。
サービス提供責任者を目指せる
実務者研修では、サービス提供責任者になるために必要な講義を受けます。
サービス提供責任者に関する講義を受けることで、介護ケアプランに基づいた安全な介護を実践するスキルが養われます。
また、サービス提供責任者になれば、ほかの介護職員に対して介護ケアなどの指導も行えるようになるのも、実務者研修を取得することで得られるメリットでしょう。
介護職でリーダーシップを発揮したいと考えているなら、サービス提供責任者を目指せる実務者研修の取得を目指してみましょう。
資格手当がもらえる
実務者研修は、介護職員初任者研修よりも専門的な介護の知識や技術を学べます。
あらゆる介護ケアにおいて、実務者研修保有者は非常に役に立つという観点から、実務者研修を取得することで資格手当などの支援制度がもらえることもメリットとして挙げられます。
資格手当がもらえると、介護施設の仕事において大幅な給料アップが見込めるため、生活が豊かになりやすいです。
実務者研修を取得することで、職場からの信頼を得られやすくなり、結果的に給料アップが期待できるのが大きなメリットです。
初任者研修を受けずに実務者研修を受けるデメリット
初任者研修を受けずに実務者研修を受けるデメリットは、以下の通りです。
実務経験がないと受講期間が長くなる
実務者研修は、講義と実習・演習が主な学習科目で、合計450時間の受講を修了すれば、実務者研修を取得できます。
しかし、介護職員初任者研修の場合、資格取得までに必要な学習時間が130時間であるため、実務者研修は比較的受講期間が長くなってしまいがちです。
資格なしの状態から実務者研修の取得を目指す場合、資格を取るまでに6ヶ月程度の期間が必要となります。
実務経験があるなどの一定の条件を満たしていれば受講期間は短くなりますが、資格なしの状態から実務者研修の取得を目指すと、資格取得までに時間がかかるのがデメリットです。
未経験から実務者研修を受けると難しく感じる
実務者研修は、実践的な介護の知識や技術を身につけられるのが特徴です。
そのため、未経験や資格なしの人が実務者研修を受けると、難しく感じてしまいます。
無資格でも資格取得を目指せますが、実務者研修の内容を理解するまでには時間がかかってしまうでしょう。
介護未経験で資格なしの人が実務者研修を受けると難しく感じてしまうことが、デメリットとして挙げられます。
何ヶ月で取得できる?初任者研修から実務者研修を受験できるまでの期間
介護職員初任者研修を取得してから実務者研修を受験するまでの期間は、以下の通りです。
320時間の受講を受けなければいけない
介護職員初任者研修を取得してから実務者研修の試験を受験するまでに必要な受講時間は、320時間です。
実際に実務者研修を目指す人がどれくらいの期間で資格を取得するかは、人それぞれ異なります。
しかし、介護職員初任者研修を取得してから実務者研修を受けるまでの期間は、約1ヶ月から3ヶ月程度とされています。
無資格の場合、実務者研修を取得するまでに450時間の受講が必要となるため、短期間で資格取得を目指したいなら、介護職員初任者研修から取り組むほうが効率的でしょう。
土日を活用して働きながら実務者研修を受講するなら3ヶ月程度は必要
介護職員初任者研修を取得してから実務者研修を目指すには最短1ヶ月程度必要ですが、土日だけを利用して働きながら実務者研修を受講する場合は3ヶ月程度かかります。
介護資格を取得できるスクールや養成施設では、平日に学習時間を取れない人のために土日を活用した週1コースを設けているところもあります。
週3回や4回のコースを受講している人と比べると学習ペースは遅いですが、仕事とのバランスが取れるやり方で試験勉強も可能です。
自分の生活スタイルに合わせた受講計画を立てることで、無理のないスケジュールで実務者研修の取得を目指せます。
まずは自分の学習計画に合ったスクールを見つけるために、無料でもらえる資料を請求してみるのも良いでしょう。
実務者研修は試験なしで受けられる?
介護職員初任者研修は、受講するスクールや養成施設によっては試験なしで資格取得を目指せます。
実務者研修も介護職員初任者研修と同様に、試験なしで資格取得を目指せるのかについて解説します。
基本的には課題提出によって評価される
実務者研修を取得する際は、必ずしも試験を受験する必要がないことを押さえておきましょう。
実務者研修の受講ができるスクールや養成施設では、すべての場所で試験の実施義務はありません。
そのため、試験を実施していないスクールでは、課題提出のみで評価することが多いです。
課題提出では、実務者研修で学習した内容がきちんと理解できているかを確認するために行うため、きちんと取り組むことが大切です。
受講するスクールによって試験内容は異なる
万が一、実務者研修の試験を受ける場合は、すべてのスクール・教室や養成時施設で試験内容が同じであるとは限らないことを押さえておきましょう。
受講するスクールによって試験内容が異なるため、周囲の友達があなたとは別のスクールで試験を受けても、内容が違うため対策できないこともあります。
スクールや養成施設などのカレッジで実務者研修を受講すれば、講義中に大切な部分を教えてくれます。
きちんとメモを取り、聞き忘れのないよう注意しましょう。
無資格から実務者研修を受けるには最短でどれくらいの期間が必要?
無資格から最短で実務者研修を受けるには、どれくらいの期間が必要なのか解説します。
無資格が初任者研修なしで実務者研修を受けるなら6ヶ月程度必要
無資格の人が介護職員初任者研修を受けずに実務者研修を受ける場合、6ヶ月程度の学習期間が必要です。
なぜなら、無資格の状態から実務者研修の試験を受ける場合、合計450時間の講義を受けなければいけないからです。
実際に無資格の人が実務者研修を受講するとなると、介護職員初任者研修で学習しなければいけない内容まで講座を受ける必要があります。
人によって実務者研修を受講するペースは異なりますが、6ヶ月程度あれば資格取得を目指せるでしょう。
実務者研修を取得できるまでの期間はスクールによって異なる
実務者研修を取得できるまでの期間は、受講するスクールや養成施設によって異なります。
なぜなら、受講するスクールや養成施設ごとに受講コースがあるものとないものがあるからです。
たとえば、一部のスクールでは1ヶ月で資格取得を目指せる短期集中コースを設けていたたり、土日集中して受講できるコースなどが挙げられます。
これから実務者研修の取得を目指すのであれば、いつまでに資格を取りたいかを明確にし、逆算して学習スケジュールを立てることが重要です。
実務経験が3年以上ある実務者研修取得者は初任者研修を受けなくても良い?
介護での実務経験が3年以上ある実務者研修取得者は、介護職員初任者研修を受けなくても良いのかについて解説します。
初任者研修の修了証が欲しい場合を除いて受験する必要はない
基本的には、実務者研修を取得すれば介護職員初任者研修を受ける必要はありません。
なぜなら、実務者研修は介護職員初任者研修で学ぶ内容も含まれているからです。
しかし、どうしても介護職員初任者研修の修了証が欲しい場合は、受験することで取得できます。
そのため、介護職員初任者研修の修了証が必ず欲しい場合を除いて、実務経験が3年以上ある実務者研修取得者は、介護職員初任者研修の試験を受ける必要はないでしょう。
実務経験3年以上ある実務者研修保有者は介護福祉士を受験できる
3年以上の介護実務経験がある実務者研修保有者は、介護福祉士の受験資格を得られます。
介護福祉士は、介護業界のなかでも唯一の国家資格であり、資格を取得することで介護職において大きなキャリアアップになります。
介護福祉士を目指すためには、実務者研修の取得に加えて介護実務経験が3年以上であることが必須です。
将来的に介護職でのキャリアアップを視野に入れているなら、実務者研修を取得して3年以上の実務経験を積んだときに、介護福祉士の試験を受けてみると良いでしょう。
まとめ
無資格の状態から、介護職員初任者研修を受けずに実務者研修を受けることは可能です。
しかし無資格の状態だと、介護に関する基礎知識をきちんと理解できないまま応用的な介護知識を学習することになりかねません。
そのため、介護未経験の無資格から介護資格の取得を目指すなら、まずは介護職員初任者研修や認知症介護基礎研修を受けるのが良いです。
自分のペースで、無理のないスケジュールで資格取得を目指してください。