この記事の結論
この記事で分かること
初任者研修は働きながら取得できます。定番は週1通学+通信40.5時間で3〜4ヶ月。土日・夜間・平日昼のコースの選び方、振替制度など両立の5つのコツ、就職応援制度で費用を実質0円にする方法を解説します。
「初任者研修を取りたいけど、いまの仕事を辞めてまでは通えない」。その心配はいりません。結論から言うと、初任者研修は働きながら取得できます。むしろ受講者の多くが、仕事や家事と並行して通っています。定番のペースは「自宅での通信学習+週1回の通学」で3〜4ヶ月。この記事では、働きながら取るための通い方の選び方、仕事と両立させる具体的なコツ、費用を実質0円にする方法、そしてつまずきやすい注意点までを、順番に解説します。
まず結論。初任者研修は130時間ですが、そのうち最大40.5時間を自宅の通信学習にできるため、実際に通うのは週1回ペースで3〜4ヶ月ほど。土日だけ・平日夜だけのコースも各スクールにあり、いまの仕事のシフトに合わせて選べます。だから、働きながらでも無理なく取れるのです。
この記事の目次
結論|働きながらの初任者研修は週1通学×3〜4ヶ月が定番
初任者研修は130時間のカリキュラムですが、多くのスクールでは一部を自宅の通信学習にできます。そのため実際に通うのは、週1回ペースなら3〜4ヶ月、週2回なら2ヶ月ほどが目安。通学日はほとんどが実技の日なので、「毎日学校に通う」イメージとはかなり違います。仕事や家事のリズムを大きく崩さずに取得できるのが、働きながら組の実際です。
働き方別・おすすめの通い方
日勤のフルタイムで働いている場合
土日いずれかの週1通学が基本です。3〜4か月で修了できます。平日夜間のコースは数が少なく、通える範囲に無いことのほうが多いのが実際です。
シフト制(不規則)で働いている場合
固定の曜日で組むのが難しいため、振替受講ができるスクールを選ぶことが最優先になります。曜日固定のコースを選ぶと、シフトが変わるたびに行き詰まります。
夜勤がある場合
夜勤明けに通学を入れると演習で集中できません。公休日に通学日を寄せられるかを、申し込み前に職場と相談しておいてください。
扶養内のパートで働いている場合
比較的日程を合わせやすい立場です。平日昼のコースは土日より空きがあり、費用が安く設定されていることもあります。
スクールは、働く人向けに複数の曜日・時間帯のコースを用意しています。自分の勤務形態に合うものを選びましょう。
| あなたの働き方 | おすすめコース | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 平日フルタイム勤務 | 土日コース | 3〜4ヶ月 |
| 日中に用事がある・主婦(主夫) | 平日昼コース | 2〜4ヶ月 |
| 日中働いていて夜が空く | 夜間コース(実施校は限られる) | 3〜4ヶ月 |
| シフト制で平日に休める | 平日週1〜2コース | 2〜4ヶ月 |
| 転職の谷間などまとまった時間がある | 短期集中コース | 最短1ヶ月ほど |
選ぶ基準はシンプルで、「休まず通いつづけられる曜日はどれか」。介護職はシフト勤務が多いので、シフトが読みにくい方は、次章以降で触れる「振替制度」が手厚いスクールを選ぶと安心です。最短で取りたい方は 最短1ヶ月で取得する方法 も参考にしてください。
自宅学習(通信)でできる範囲
通学が必要な時間は決まっています
初任者研修は10科目・130時間で構成され、通信で実施できる時間には上限があります。「全部オンラインで取れる」という案内には注意してください。演習は通学が必須です。
自宅学習のペース配分
まとめて時間を取るより、1日20〜30分を毎日のほうが続きます。通学日の前に該当範囲を読んでおくと、演習の理解が変わります。
「できるだけ通信で済ませたい」と思うかもしれませんが、初任者研修はすべてを通信だけで修了することはできません。国のルールで、通信学習にできるのは130時間のうち最大40.5時間までと決められています。残りの約90時間はスクーリング(通学)が必須です。
逆にいえば、通学日はほぼ「実技の日」。ベッドからの起こし方、車いすやトイレの介助、入浴の介助など、体で覚える内容に集中します。座学部分を自宅で予習しておけるぶん、通学の時間を実技にあてられる、と考えると効率的です。カリキュラムの中身は 10科目・130時間の解説記事 をどうぞ。
初任者研修と仕事を両立する5つのコツ
① 振替制度のあるスクールを選ぶ
働きながら取る人にとって、これが最重要。急なシフト変更や体調不良で授業を休んでも、別日に振り替えられる制度です。振替が無料か・回数制限はあるか・オンラインでの振替は可能かはスクールで差が出るので、申し込み前にかならず確認しましょう。
② 通学しやすい場所を選ぶ
自宅や職場の近く、通勤路の途中など、通いやすい立地のスクールを選ぶと、通学のハードルが下がって続けやすくなります。「無理なく通える距離」は、意外と重要な条件です。
③ 先に職場へひとこと伝えておく
「この曜日は研修に通います」と共有しておくと、シフトの配慮を受けやすくなります。介護・医療の職場は資格取得に協力的なところが多く、応援してもらえるケースも少なくありません。
④ 自宅学習は「短く毎日」
通信課題は、週末にまとめてやるより1日20〜30分ずつのほうが続きます。スマホで学べる教材のスクールなら、通勤時間や休憩時間も使えます。
⑤ 修了試験は直前につめこまない
試験は授業の理解を確認するもので、奇をてらった問題は出ません。毎回の授業のあと、その日の内容をさっと振り返るだけで十分です。くわしくは 修了試験の記事 へ。
費用を実質0円にする方法
ハローワークの職業訓練を使う
- 公共職業訓練…雇用保険の失業給付を受給している求職者が対象
- 求職者支援訓練…失業給付を受給できない求職者が対象
いずれも求職者向けの制度なので、在職中は対象になりません。働きながら取る場合は次の方法を検討してください。
勤務先の資格取得支援を使う
受講料の全額または一部を負担する制度を設けている事業所があります。確認すべきは「一定期間内に退職した場合の返還規定が付いていないか」です。
スクールの無料・割引制度を使う
系列の事業所で働くことを条件に受講料を無料にする仕組みがあります。就業条件とセットなので、勤務地・勤務時間・期間を必ず書面で確認してください。
相場は約3万〜10万円ですが、働きながら取る方には割引や支援の道が多くあります。うまく使えば、自己負担をゼロに近づけることも可能です。
- スクールの就職応援制度:修了後にそのスクール系列の事業所に就職すると、受講料が全額キャッシュバック・無料になる仕組み。働きながら次の職場も探したい人に有力です
- 職場の資格取得支援:受講料の全額・一部を負担してくれる施設や、提携スクールの割引がある職場も。まず今の職場の制度を確認しましょう
- 雇用保険の教育訓練給付制度:一定の条件を満たす在職者・離職者なら、受講料の一部が支給されます
- 自治体の助成・キャンペーン:地域によっては受講料の助成や割引があります
制度の中身は 助成金・補助金・給付金のまとめ と 無料で受講する方法 にくわしくまとめています。
つまずきやすい3つの注意点
① 欠席がつづくと修了がのびる
実技のスクーリングは出席が必須なので、欠席がつづくと修了時期が先送りになります。無理のない曜日設定と振替制度で、最初から「休んでも立てなおせる」形にしておきましょう。
② 受講期限を確認しておく
多くのスクールには受講期限(数ヶ月〜1年程度)があります。仕事が忙しくなっても、期限内に振り替えれば問題ありません。逆に、期限を超えると受け直しになることもあるので要注意です。
③ 人気コースは定員で締め切られる
土日コースは人気が高く、直前だと満席のことも。通いたい月の1〜2ヶ月前には申し込んでおくのがおすすめです。スクール選びは スクール比較の記事 が参考になります。
未経験から働きながら取りたい方へ
資格を取ってから働くか、働きながら取るか
介護は無資格でも働ける職種です(訪問介護を除く)。先に働き始めて事業所の支援制度で取るほうが、費用の負担は軽くなります。訪問介護に就きたい場合は資格が先に必要です。
取得後のキャリアアップの順番
初任者研修の次は実務者研修、その先が介護福祉士という一本道です。実務者研修は初任者研修の修了で科目免除があるため、続けて進むほうが効率的です(介護福祉士の受験資格)。
「介護は未経験だけど、働きながら初任者研修を取りたい」という方へ。資格がなくてもはたらける介護助手のお仕事から始めて、現場に慣れながら研修に通う人はたくさんいます。スキマかんごなら単発1日から現場を体験できるので、「介護の仕事を続けられそうか」を先にたしかめてから、資格に投資できます。就職応援制度で受講料が無料になるスクールと組み合わせれば、費用の負担も抑えられます。お給料は即日払い、しつこい勧誘もありません。→ 単発バイトについてくわしく
よくある質問
フルタイム勤務でも本当に取れますか?
取れます。土日コースか、シフト休みに合わせた平日コースを選び、通信課題をすき間時間で進めるのが定番です。多くの受講者が仕事と両立しています。
途中で仕事が忙しくなったら?
振替制度で立てなおせます。受講期限(数ヶ月〜1年程度)内に振り替えれば問題ありません。申し込み時に振替のルールを確認しておきましょう。
どのくらいの頻度で通うことになりますか?
週1回コースが定番で、3〜4ヶ月ほど。通学日はほぼ実技で、座学は自宅の通信学習でカバーします。
無資格のまま働きながら取るのと、取ってから働くの、どっちがいい?
どちらもアリですが、職場の資格取得支援や就職応援制度を使えるぶん「働きながら取る」ほうが費用面で有利なことが多いです。まず現場が自分に合うかたしかめたい方は、単発の補助のお仕事から始めてみてください。
まとめ|働きながら初任者研修を取るには
- 初任者研修は働きながらでも3〜4ヶ月で取得できる(週1通学+通信40.5時間が定番)
- 土日・夜間・平日昼など、働き方に合わせてコースを選べる
- スクール選びの決め手は「通いつづけられる曜日」と振替制度
- 就職応援制度・職場の支援・教育訓練給付で、費用は実質0円に近づけられる
- 介護未経験なら、単発の介護助手で現場をたしかめてから投資する順番が安心
執筆・監修:江波戸 純希(えばと よしき)
WEBBOX合同会社 代表社員/スキマかんご 編集責任者
- 職業紹介責任者講習 修了
- 有料職業紹介事業の許可を受けた株式会社GRADに在籍
- 看護師専門の人材紹介サービス「ナースJJ」で、看護師の転職支援を担当
- 現在は募集情報等提供事業として、看護・介護の求人情報サービス「スキマかんご」を運営
制度・報酬・求人条件は、厚生労働省をはじめとする行政および各サービスの公開情報を確認したうえで記載しています。制度は改定される場合があるため、最新の内容は各公式サイトでもご確認ください。
※スキマかんごは募集情報等提供事業です。求人者・求職者間の雇用のあっせん(職業紹介)は行いません。応募は掲載施設へ直接お届けしています。
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