ハローワークで初任者研修を取得するには|制度の概要から申し込み方法まで解説

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ハローワークで初任者研修を受講するにはどうすればいいの?

ハローワークで初任者研修を取得できるのかな

ハローワークで初任者研修を取得したい

あなたは今こんなことを考えていませんか?

事実、ハローワークの職業訓練でも初任者研修を取得できます。通常約5万円〜7万円で取得できる初任者研修が、ハローワークでは無料になるとだけあって、初任者研修の職業訓練は人気の講座です。またカリキュラムにはキャリア相談も含まれていて、修了後の就職もサポートしてくれます。

ハローワークの制度ってわかりづらそう…

いまいち理解しづらい…複雑で理解しづらい…

と思われている方も多いのではないでしょうか。

というわけでこんにちは。東京都で初任者研修の講師をしている石川です。

今回は、初任者研修をハローワークで取得する方法、制度について詳しく解説していきます。この記事を読めば、制度の概要から詳しい内容まで、バッチリ理解できますよ。

まずは、ハローワークで初任者研修を取得するメリット・デメリットから解説しました。

「もうハローワークで取得すると決めているから、制度の説明が知りたい」という方は、『初任者研修を無料で受講できるハローワーク2つの制度』からご覧ください。

そもそも、あなたはどうしてハローワークで初任者研修を取得したいのですか?

  • 無料で資格をゲットしたいから…
  • 介護の仕事に、まずは資格が必要だと思ったから…
  • 資格を持っておけば、有利になると考えたから…

ハローワークで初任者研修を取得する理由は人それぞれでしょう。

しかしハローワークの初任者研修講座は、メリットばかりではありません。スケジュールが固められる、最低でも3ヶ月時間がかかるなど、デメリットもたくさんあります。

そして実際にはハローワークで取得するより、もっとオススメな方法があるんです。この方法を使えば、ハローワークより早く、自由に初任者研修を取得できます。もちろんハローワークと同様、無料かつ就職サポート付きです。

そんな夢のような話、知りたくありませんか…?この記事では前半、ハローワークの制度を解説し、後半でそんな魔法の制度について紹介していきます。

魔法の制度の名前は、民間のスクールが実施する”就職支援制度”です。”就職支援制度”をいち早く知りたい方は、『民間スクールの「就職支援制度」』をご覧ください。

少し長い内容ですが、この記事だけでハローワークの初任者研修の講座が理解できるように丁寧に解説しました。ぜひ最後までご覧ください。

\この記事を簡単にまとめると…/

  1. ハローワークでは、初任者研修を無料で受講できる
  2. ハローワークでの受講が向いている人といない人がいるので注意する
  3. スクールでも資格取得が無料になる「就職支援制度」がある
  4. 資格取得の第一歩は、どこのスクールに通うか?を決めること
  5. こちらから一括資料請求が可能。お住まいの地域から完全無料で請求ができる

あなたはハローワークでの受講が向いている?

まずは、ハローワークで初任者研修を取得するメリット・デメリットを解説します。

メリット
デメリット
  • 受講料が無料
  • 職業紹介あり
  • テキスト代などの実費がかかる
  • 選考がある、落ちる場合も
  • スケジュールが固定されている
  • 全て通学学習で実施
  • 取得までに時間がかかる

”全ての方にハローワークの職業訓練がおすすめ”というわけではありません。民間スクールの”就職支援制度”がおすすめな方もいます。

もしあなたが、ハローワークでの受講に少しでも迷いがある場合は、メリット・デメリットを比較してみてくださいね。

ハローワークで受講するメリット

ハローワークで初任者研修を受講するメリットは2つあります。

  • 受講料無料で受講できる
  • 職業紹介を受けられる

受講料無料で受講できる

ハローワークは、無料で初任者研修を受講できます。

民間スクールで受講する場合、通常3万円〜7万円ほどの費用がかかります。高いスクールでは、10万円以上かかる場合も。

ハローワークでは、受講料を一切支払うことなく無料で受講できます。無料で初任者研修を取得できる点は、ハローワークで受講する一番のメリットです。

職業紹介サポートを受けられる

ハローワークでは、無料で初任者研修を取得後に、介護施設などへの職業紹介サポートを受けることができます。ハローワークに求人を出している施設へ応募することができます。

その他にも、転職の相談から履歴書の書き方や面接の対策まで、就職・転職に関するあらゆることをハローワークではサポートしてくれます。


このように、ハローワークでは無料で初任者研修を受講でき、職業紹介もあります。

ただメリットがある反面、初任者研修にはデメリットがあります。続いてデメリットを紹介していきます。

ハローワークで受講するデメリット

ハローワークで初任者研修を受講するデメリットは次の5つです。

  • テキスト代などの実費がかかる
  • 選考がある・落ちる場合も
  • スケジュールが固定されている
  • 全て通学学習で行われる
  • 資格取得までに時間がかかる

1つずつ解説していきます。

テキスト代などの実費がかかる

ハローワークで初任者研修を受講すると受講料は無料ですが、テキスト代や交通費・昼飯代などは実費です。

テキスト代は各スクールごとに異なりますが、約5,000円〜1万円です。その他、会場までの交通費や昼飯代などは自分で用意する必要があります。

選考がある・落ちる場合も

ハローワークの初任者研修は、選考を突破したのみ受講できます。

ハローワークの初任者研修は人気の講座です。倍率が高い都道府県もあります。倍率が高い場合は、選考が実施され、落ちる場合もあります。

選考とは具体的に次の試験が実施されます。

  • 申込書(作文・志望動機を作成)
  • 試験(適正審査・筆記試験)
  • 面接

落選してしまった場合は、次の募集を待つ必要があります。初任者研修の講座に人が殺到した場合は、選考があることに注意しましょう。

スケジュールが固定されている

3つ目のデメリットが、スケジュールが固定されていることです。

ハローワークの初任者研修の講座は通う日程が全て固定されています。3ヶ月間、月曜日から金曜日、午前から夕方までみっちり授業が開催されます。

そのため訓練期間中は、自分のスケジュール通り予定などを入れることができないのが難点です。急な予定が入っても、基本的には職業訓練を優先させなくてはいけません。

講座参加者の口コミを見ると、「急な予定が入り、予定がずらせなくて悩んだ…」という声もありました。

休めなくはないのですが…

女性

・不詳

職業訓練の介護初任者実務研修の受講を検討している主婦です。ハローワークで初任者研修を受講するのですが、子どもの学校の卒業式や役員の仕事で3日間それぞれ半日は欠席しなくてはいけないので、受験の前の説明会で質問しましたら「休めなくはないのですが、必ず来なくてはいけない日が数日あります。その日に休むと、初任者研修の修了資格が取り消されます」と言われました。

出典:Yahoo知恵袋

一方、民間のスクールは、幅広いスケジュール候補の中から、スケジュールを自由に決めることができます。また振替授業を活用すれば、急な予定にも対応できますよ。

全て通学学習で行われる

ハローワーク4つ目のデメリットが、全て通学学習で行われる点です。

ハローワークの初任者研修は全て通学学習で行われます。平日の月曜日から金曜日まで全て学校に足を運び、講義を受ける必要があります。自宅から遠いスクールだと、行き帰りだけで疲れてしまいます。

一方民間スクールは、”通信+通学”の授業形式が大半です。厚労省により、初任者研修130時間のうち40.5時間を上限として、自宅学習で行うことが許されています。

そのためハローワークの初任者研修が、3ヶ月間・月曜日から金曜日まで約60日、全て通学するのに対し、民間スクールでは、約15日〜16日の通学で、初任者研修を取得できますよ。

資格取得までに時間がかかる

初任者研修修了までに時間がかかることもデメリットです。

先ほどのデメリットでも紹介しましたが、ハローワークで初任者研修を受講する場合は、最低3ヶ月かかります。一方民間スクールでは、最短1ヶ月で取得することができます。

ハローワークで初任者研修を取得する難点は、”時間”です。月から金、朝から晩までの授業が、最短約3ヶ月。

「できるだけ早く初任者研修を取得したい!」「通学する手間をできるだけ省きたい!」という方は、民間スクールの”就職支援制度”の活用をおすすめします。


以上が、ハローワークで初任者研修を受講する5つのデメリットです。

まとめると、ハローワークでの受講がおすすめなのは「時間に余裕があり、受講期間中収入がなくても大丈夫な人」です。次の章で、ハローワークの制度を詳しく解説しているので、合わせてご覧ください。

反対に、ハローワークでの受講が不向きの方は、次のような方です。

  • 早く働きたい方
  • 早く働く必要のある方
  • 通学する手間をできるだけ省きたい方

上のいずれかに当てはまる方は、ハローワークでの受講はおすすめできません。民間の”就職支援制度”を活用した方が良いでしょう。

民間の”就職支援制度”は、ハローワークと同じく、無料で資格取得ができ、転職サポートを受けることもできる制度です。

正直、ハローワークよりもオススメです。なぜならハローワークよりも早く就職でき、求人の質も高いスクールが多いからです。少しでも気になる方は、『 民間スクールの「就職支援制度」』をご覧ください。

初任者研修を無料で受講できるハローワーク2つの制度

ここからは、ハローワークの初任者研修の講座をより詳しく解説していきます。

ハローワークには、大きく分けて2つの制度があります。公共職業訓練と求職者支援訓練です。

この2つの決定的な違いは、雇用保険受給資格が「ある」か「ない」かです。雇用保険受給資格がある方は、公共職業訓練。雇用保険受給資格がない方は、求職者支援訓練を受講できます。

当てはまる章をみてくださいね。

一見複雑そうな訓練に見えますが、全然そんなことはありません。対象者(受講条件)と概要を知っていれば、あとはハローワークに出向くだけです。世界一わかりやすく解説したので、ぜひご覧くださいね。

公共職業訓練(雇用保険受給資格あり)

雇用保険の受給資格がある方は、公共職業訓練を受けることができます。

対象者(受講条件)
  • 雇用保険の受給資格がある
  • ハローワークで求職者登録が済んでいる
  • 過去1年以内に公共職業訓練を受講していない

原則として、雇用保険を受給していれば、誰でも公共職業訓練を受けることができます。

他にも豆知識として、公共職業訓練を受ける人は、”失業保険”の制限期間が短縮されますよ!つまり”失業保険”を早く受給できるんです。

失業保険は自己都合退職の場合、受給開始までに通常2ヶ月の制限期間があります。公共職業訓練を受講することになり、制限期間があける前に訓練が始まる場合は、制限期間が短縮されるのです。公共職業訓練中は、失業保険を受けながら、資格を取得することができます。

詳しくはハローワークの窓口にて問い合わせてみてください。

公共職業訓練の登録手順や申し込み方法は、ハローワークの職業訓練への申し込み手順で解説しています。

求職者支援訓練(雇用保険受給資格なし)

雇用保険の受給資格がない方は、”求職者支援訓練”というハローワークの制度を受けることができます。

対象者(受講条件)
  • 雇用保険の受給資格がない
  • ハローワークで求職者登録が済んでいる
  • 過去1年以内に公共職業訓練を受講していない

雇用保険の受給資格がない方の例は次の通りです。

雇用保険の受給資格がない方とは
  • 自営業で失業した人
  • 専業の主婦・主夫でこれから働く人
  • 生活保護受給者
  • 学校卒業後、まだ働いたことがない人
  • 雇用保険給付が終了した人

上記に当てはまる方は、公共職業訓練ではなく、求職者訓練を受給することができます。

他にも豆知識として求職者支援訓練を受ける人は、”職業訓練受講給付金”を受けることができます。”職業訓練受講給付金”とは、月10万円をもらいながら初任者研修の資格を取得できる制度です。

“職業訓練受講給付金”が支給されることで、生活費を心配することなく、初任者研修に集中することができます。

ただしこの職業訓練受講給付金には条件があります。次の条件を全て満たすことが給付の条件です。

職業訓練受講給付金の給付条件
  • 収入が8万円以下
  • 世帯(※)の収入が25万円以下
  • 世帯の金融資産が300万円以下
  • 現に居住する土地・建物以外に土地・建物を所有していない
  • 訓練の全ての実施日に訓練を受講している(やむを得ない理由により受講しなかった実施日がある場合にあっては8割以上)
  • 世帯の中で他に当該給付金を受給し、訓練を受講している者がいない
  • 過去3年以内に失業等給付等の不正受給をしていない

※世帯=同居の又は生計を一にする別居の配偶者、子及び父母 

不正受給がないよう、職業訓練受講給付金にはこのような厳しい条件があります。ただ上の給付条件を満たしている方は、月10万円を受け取りながら初任者研修を取得できます。条件を満たしている方は、活用してくださいね。

求職者支援訓練の登録手順や申し込み方法は、ハローワークの職業訓練への申し込み手順で解説しています。


以上が、初任者研修を受講できるハローワーク2つの制度になります。

まとめると、雇用保険の受給資格が「ある・なし」で利用できる制度に違いがありました。ただどちらの制度も、無料で初任者研修を取得でき、職業紹介サポートを受けることができる点は同じです。

次の章では職業訓練を受ける手順を解説していきます。

ハローワークの職業訓練への申し込み手順

ハローワークの職業訓練を受けるために必要な手順は次の通りです。

ハローワーク職業訓練の流れ
  1. ハローワークの窓口で職業訓練の相談をする
  2. ハローワークで求職者登録をする
  3. 希望する講座・コースに申し込む
  4. 選考試験を受ける
  5. 講座を受講する
  6. 資格取得する
  7. ハローワークのサポートを受けて就職する

まずはお近くのハローワークに出向き、初任者研修の講座を確認しましょう。詳しくは窓口にて訪ねてみてくださいね。

お近くのハローワークは、「ハローワーク 所在地」で検索できますよ。

ハローワークの選考試験を突破する方法

地域によって異なるものの、”無料で資格取得できる”とだけあって、ハローワークの職業訓練は人気です。初任者研修も例外ではありません。

この章では、ハローワークの初任者研修の選考を突破する方法を紹介していきます。一度選考に落ちてしまうと、次の募集まで待たなくてはいけません。

選考では具体的に次の試験が実施されます。

  • 志望動機
  • 試験(適正審査・筆記試験)
  • 面接

選考方法は各自治体によって異なります。志望動機だけで選考する場合もあれば、全ての試験を実施している自治体もあります。

ハローワークに問い合わせれば、選考方法を教えてくれますよ。ちなみに東京都新宿区の選考方法は、志望動機のみでした。

どの選考が来てもいいように、1つ1つの試験を突破する方法を紹介していきます。

志望動機

  • なぜ初任者研修を取得したいのか?
  • なぜ介護職に就職したいのか?

などを志望動機で執筆していきます。

選考を突破する志望動機の書き方のポイントは次の3つです。

  • 就職への意思をしっかりと伝える
  • 介護の仕事への思いを伝える
  • 明確に将来のプランを伝える

志望動機の例

高齢化の進む今、介護職はこれからの社会に必要とされる職業です。介護の仕事を通して、困っている人の力になりたいと考えています。

そのために介護職員に求められる技術や知識を身に付けることができる、介護職員初任者研修の受講を希望しました。介護職員初任者研修を修了し、介護の仕事に就いてからも、介護について常に学び続けていきたいと考えています。

そして、将来的には介護福祉士の資格取得を目指しています。質の高いケアを実践できる介護職員に成長していきたいと思います。

上3つのポイントを含めながら簡潔に志望動機を執筆することをオススメします。

反対に、次のような項目を志望動機に書くのはオススメできません。

  • 面白そうだから受講してみようと思った
  • ちょうどタイミングよく募集があった
  • 介護だったらできそうだと思った

また、次のような”就職”を目的としない文章もオススメしません。ハローワークはあくまでも職業紹介の場所だからです。

  • 実母を介護しており、それに生かせるよう介護の技術を身に付けたいと思いました
  • 今後、高齢化が進むので社会勉強のために介護について知りたいと思いました
  • 資格を持っておけばいつか役に立つと言われているので、短期間でとれる介護の資格を取ろうと思いました

選考試験を突破するために、志望動機では次のポイントを意識した文章を書きましょう。

志望動機で大切な3つのポイント
  1. 就職への意思をしっかりと伝える
  2. 介護の仕事への思いが伝える
  3. 明確に将来のプランが伝える

試験

ハローワークの選考で、試験を実施している自治体もあります。試験には主に、適正審査と筆記試験の2つがあります。

適正審査

職業訓練での適性検査は、GATB(厚生労働省編一般職業適性検査)という検査方法が取られることが多いです。

具体的には次のようなものを解きます。

  • 円の中に点を打つ
  • 同じ図柄を見つけだす
  • 文字・数字の違いを見つける

簡単な作業ですが、スピードが求められます。

筆記試験

職業訓練での筆記試験は国語と数学などの問題が出題されます。レベルは、小学校から中学校で学習する程度です。

過去問を掲載している都道府県が見つかったので、気になる方は目を通しておきましょう。

面接

面接は、受講を希望する職業訓練校などで行われます。

服装は指定されない場合が多いようですが、スーツを着るなど、就職面接と同様に場をわきまえた服装を心がけましょう。

面接で聞かれる質問例
  • なぜ初任者研修を受講しようと考えたのか?
  • なぜ介護業界に転職しようと考えたのか?

面接では、志望動機と同様に、就職や介護の仕事への意欲を伝えましょう。


以上が、ハローワークの選考を突破する方法でした。

ハローワークの職業訓練に申し込んだ後は、ぜひこの記事をもう一度読み、自分なりに選考対策をしてみてくださいね。

ハローワークの選考に万が一落ちてしまうと、次の選考まで待たなくてはいけません。そんな際にオススメなのが、民間スクールの”就職支援制度”を活用する方法です。

正直ハローワークの制度よりも、民間スクールの”就職支援制度”の方が、オススメなんです。ハローワークと同様、無料で初任者研修を取得でき、かつ転職サポートを受けることもできます。

そんな”就職支援制度”を、次の章で詳しく解説していきます。

民間スクールの”就職支援制度”

この章では、民間スクールの”就職支援制度”について紹介していきます。

何度でも言います。正直民間スクールの”就職支援制度”は、ハローワークの職業訓練よりもオススメです。なぜなら”就職支援制度”は、自分の希望の予定で受講でき、早く資格を取得でき(最短1ヶ月)、1ヶ月後には就職先を見つけることもできるからです。また選考もありません。資格取得と転職をセットに考えている方は、誰でも利用できます。

もちろんハローワークの制度と同様、無料で資格取得でき、転職のプロから就職サポートを受けられます。

まずは就職支援制度の概要を解説していきます。

就職支援制度とは

就職支援制度を一言でいうと、無料で初任者研修を取得でき、かつ就職先を見つけることもできる制度です。

就職支援制度の条件はただ一つ、スクールが紹介する施設に転職することです。そうすれば誰でも就職支援制度を利用でき、無料で初任者研修を取得できます。

また就職支援制度は大手スクールが実施していることも多く、質の高い授業を受けることもできますよ。

無料の就職支援制度を提供している大手スクール

スクール名条件
未来ケアカレッジ・未来ケアの就職サポートサービスの紹介で就労する
カイゴジョブアカデミー・求職中である
・電話や面談の結果、特待生として認められる
・スクールが紹介する施設に就職する
ニチイ・ニチイが運営する介護施設に受講中または修了後に就業する
ベネッセケアスタイル・受講修了後3ヶ月以内にベネッセスタイルケアに介護職として内定する

次の章から、就職支援制度をオススメする理由をより深く解説していきます。

転職して全額キャッシュバックになるって怪しくない・・?

転職決定後にスクールが、全額キャッシュバックをしてくれるのは、スクールが施設から採用費を受け取っているからです。採用費は一般的に年収の約30%と言われています。キャッシュバックは、この一部を受講生に還元しているのです。

「自社の介護施設に就業」が条件の場合は、自社の介護職員を採用したい企業の狙いがあります。就職支援制度は決して怪しい制度ではないので、資格取得後に転職したい方は、制度を活用してみてくださいね。

就職支援制度を実施しているスクールから無料で資料請求をする

就職支援制度がオススメな6つの理由

就職支援制度をおすすめするのには6つの理由があります。

  • 受講料が無料になり、転職のプロから職業紹介を受けられる
  • 自分でスクール選びができる
  • スケジュールの選択肢が幅広い
  • 誰でも受講ができる
  • 通信講座で受講できる
  • 最短1ヶ月で取得できる

ハローワークよりも充実している制度なので、ぜひ活用したい制度です。

1つ1つ簡単に解説していきます。

受講料が無料になり、転職のプロから職業紹介を受けられる

就職支援制度は、ハローワークと同様、初任者研修を無料で受講できます。資格取得後は、転職のプロから求人紹介を受けられます。

ハローワークでも就職サポートを実施していますが、あくまで中立的な立場にたったサポートが多いです。履歴書の執筆を代行してくれたり、就職先の施設の詳しい口コミを教えてくれることはほとんどありません。

一方で就職支援制度の場合は、転職のプロであるキャリアエージェントが、あなたが理想の職場に出会うための転職のサポートをしてくれます。スクールの就職支援制度を活用すれば、ほぼ100%仕事先を見つけることができます。

自分でスクール選びができる

就職支援制度は民間のスクールが開講しているため、あなたが受講するスクールを選ぶことができます。

反対に、ハローワークは自分でスクールを選ぶことはできません。指定されたスクールに通う必要があります。そのため中には、講師の質が低いスクールに当たる場合もあります。

就職支援制度を活用する場合は、自分でパンフレットを取り寄せるなどして、比較してから通うスクールを決めることができます。

就職支援制度を実施している大手スクールも多く、質の高い講師による充実した授業を無料で受けることができます。

スケジュールの選択肢が幅広い

民間のスクールに通う場合は、自分のスケジュールと相談しながら通うコースを決めることができます。

民間のスクールが用意しているスケジュールは幅広いです。自分のスケジュールにピッタリなコースが見つかるでしょう。

一方、ハローワークの場合は、予めスケジュールが固定されています。そのスケジュール通りに通学しないと資格取得が遅れてしまい、最悪就業までの期間も伸びてしまいます。

民間スクールの場合は、様々なパターンのスケジュールが組まれているので、予定が組みやすいです。

またもし欠席する際も、”振替授業”があります。欠席した授業を別日に無料で受講できるサポート体制です。これなら急な予定が入っても、安心して初任者研修を受講できますね。

誰でも受講できる

就職支援制度の条件は、”転職を希望している”ことだけです。ハローワークで選考試験が実施されるのに対し、就職支援制度は誰でも受講することができます。

通信講座で受講できる

民間のスクールに通えば、通信講座を組み合わせた授業を受けることができますよ。

ほとんどのスクールが、通信講座(自宅学習)と通学学習を組み合わせています。そのためスクールに通学する日数は15日〜16日ほどで済みます。残りの時間は、テキストや動画などで自宅で講座を受ける”自宅学習”の時間となります。

一方でハローワークで受講する場合は、全て通学講座で開講されます。月曜日から金曜日までスクールに通い、みっちり授業を受けなくてはいけません。

民間スクールでは、スクールへの通学が15日〜16日で済む、通信講座を組み合わせた授業が主流です。

最短1ヶ月で取得できる

民間スクールでは、最短1ヶ月で初任者研修を取得できます。一方ハローワークは、最低でも約3ヶ月の時間がかかります。

少しでも早く初任者研修を取得したい方には、民間スクールで取得することをオススメします。

1ヶ月コースを開講している大手スクール

スクール名費用特徴
三幸福祉カレッジ87,780円・知名度/実績No.1スクール・受講生満足度88.5%
未来ケアカレッジ・関東エリア:48,950円
・東海エリア:37,950円
・関西エリア:32,450円
・九州エリア:43,450円
・動画で予習、復習できる「ポイントレッスン動画」
・年間14,000人が受講する人気講座
ベネッセスタイルケア・東京都・埼玉県・神奈川県:60,720円
・愛知県・大阪府・兵庫県:55,000円
受講生の満足度は95%
・ベネッセの施設にそのまま就職できる
カイゴジョブアカデミー・東京・神奈川・千葉・埼玉・愛知:39,000円
・大阪・兵庫:29,000円
・大手5校の中で最安値
・受講料が無料になる特待生制度

気になるスクールをクリックすれば、資料請求ページに移動します。気になるスクールがあれば、資料請求をしてみてくださいね。


以上が、ハローワークより就職支援制度をオススメする6つの理由でした。

まずは資料請求をしてみよう

少しでも民間スクールが気になる場合は、資料請求をしてみましょう。

初任者研修を開講しているスクールは様々です。全国展開しているスクールもあれば、介護施設を運営する地域の社会福祉法人などが開講しているスクールもあります。

スクールごとに受講スケジュールも料金も異なります。

  • 名前を聞いたことのある会社だから
  • 近くでやっているから

という単純な理由でスクールを決めて後悔しないよう、どんなスクールがあるのか調べることが重要です。スクール選びに悩んでいるのであれば、一括資料請求をして比較するのがオススメです。

無料の就職支援制度を提供している大手スクール

スクール名条件
未来ケアカレッジ・未来ケアの就職サポートサービスの紹介で就労する
カイゴジョブアカデミー・求職中である
・電話や面談の結果、特待生として認められる
・スクールが紹介する施設に就職する
ニチイ・ニチイが運営をする介護施設に受講中または修了後に就業する
ベネッセケアスタイル・受講修了後3ヶ月以内にベネッセスタイルケアに介護職として内定する

下記から無料・一括で初任者研修の資料請求ができます。まずは資料請求をし、お手元にパンフレットを揃えて、受講するスクールを比較検討してみてください。

  • スクールを細かく比較検討できる!
  • いくつ資料を取り寄せても無料!
  • 申込みは最短2分で完了!

以上が、ハローワークよりもオススメの就職支援制度の説明でした。

ハローワークで初任者研修を取得する際のQ&A

ここからは、私石川が、ハローワークで初任者研修を取得する際によく抱えるQ&Aをお答えしていきます。

Q:ハローワークで使える制度は他にありませんか?

A.ハローワークで使える制度は、”公共職業支援訓練”・”求職者支援訓練”以外にもあります。無料ではなく割引になる制度です。

ハローワークで使えるその他の制度

制度名対象者概要
一般教育訓練給付金制度【お仕事をされている方】雇用保険加入後、1年以上経過している方
【退職された方】退職後、1年以内かつ雇用保険を受給していた期間が1年以上の方
受講費用の20%をキャッシュバック
特定教育訓練給付金制度【お仕事をされている方】 雇用保険加入後、3年以上経過している方
【退職された方】退職から1年以内かつ、雇用保険を受給していた期間が3年以上の方
※同制度を初めて申請される方に限り、当分の間、被保険者期間が1年以上あれば可。
受講費用の40%をキャッシュバック
自立支援教育訓練給付金児童扶養手当を受けているか、同様の所得水準にある方かつ、受講する教育訓練が適職に就くために必要だと認められる場合*母子家庭の母又は父子家庭の父の主体的な能力開発の取組みを支援するもの受講費用の60%をキャッシュバック

詳しくは、お近くのハローワークにて確認してみてくださいね。

Q:初任者研修か実務者研修どちらから取得しようか悩んでいます

A.結論、私は初任者研修から取得することをオススメします。まずは初任者研修から取得してみて、その後、現場経験を積んでから実務者研修を取得した方が、知識も定着しやすくなるからです。

資格取得後に自分が抱いている介護の理想と、実際のギャップに戸惑う方も多いです。そういったミスマッチを防ぐためにも、まずは初任者研修を取得してから現場に飛び込んでみることをおすすめします。

Q:現役の職員や介護休暇中では活用できませんか?

A.原則、ハローワークの制度は”求職中”の方が対象になるため、活用することはできません。

まとめ

いかがだったでしょうか。

まとめると、ハローワークで初任者研修を取得するメリット・デメリットは次の通りでした。

メリット
デメリット
  • 受講料が無料
  • 職業紹介あり
  • テキスト代などの実費がかかる
  • 選考がある、落ちる場合も
  • スケジュールが固定されている
  • 全て通学学習で実施
  • 取得までに時間がかかる

そしてハローワークには、公共職業訓練・求職者支援訓練と2つの制度がありました。雇用保険受給資格がある方が対象なのが、公共職業訓練。雇用保険受給資格がない方が対象なのが、求職者支援訓練でしたね。

民間スクールが実施している”就職支援制度”も、ぜひ検討してみてくださいね。”就職支援制度”をおすすめするのは、次の6つの理由からでした。

  • 受講料が無料になり、転職のプロから職業紹介を受けられる
  • 自分でスクール選びができる
  • スケジュールの選択肢が幅広い
  • 誰でも受講ができる
  • 通信講座で受講できる
  • 最短1ヶ月で取得できる

そして下記からパンフレットを取り寄せて、じっくり比較検討をしてみてくださいね。

  • スクールを細かく比較検討できる!
  • いくつ資料を取り寄せても無料!
  • 申込みは最短2分で完了!

この記事が少しでも参考になれば、幸いです。

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