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「初任者研修修了試験に無事合格できるかな…」
あなたは今こんなことを考えていませんか?
結論からいうと、初任者研修の修了試験は基本的には100%合格できる試験です。
なぜなら試験の難易度はそれほど高くなく、仮に不合格になっても合格まで何度でも追試を受けられるからです。つまり学習した内容をしっかり復習すれば、十分試験に合格できます。
とはいうものの「試験」となると、何だか不安になる方も多いでしょう?そこでこの記事では、初任者研修の試験内容・問題数・合格点を解説後、合格の7つのポイントを紹介しました。この7つのポイントを押さえれば、まず大丈夫です。では解説していきます。
初任者研修の試験の合格率は100%
結論から言うと、初任者研修の試験は100%合格できると言われています。なぜなら仮に1回の試験で不合格になっても、合格するまで追試を受けられるからです。つまり初任者研修の終了試験は、一発勝負の試験ではなく何度も追試を受けられるため、ほぼ100%の人が突破できる試験なのです。
またテストの難易度もそれほど高くありません。出題範囲は主に習った範囲から出題されるため、学習内容をしっかり復習すれば十分合格できます(合格ラインは100点中70点以上です)。
とはいうものの、「試験と言われると自分は受かるかどうか不安…」と考える方も多いでしょう。そこで次の章では、初任者研修試験の問題・出題範囲・合格点を解説していきます。
初任者研修の試験を徹底解説
この章では、初任者研修の試験を解説していきます。
初任者研修の試験内容と問題数
試験は1時間。範囲は講義内容の計130時間分の全てがテスト範囲で、その中から最低32問が出題されます。各科目から1題以上出題されるので、受講した科目全てに目を通しておくことが大切です。
主な試験科目は、(「職務の理解」と「振り返り」を除く)講義で学習した科目です。
科目 | 研修時間 |
---|---|
介護における尊厳の保持・自立支援 | 9時間 |
介護の基本 | 6時間 |
介護・福祉サービスの理解と医療との連携 | 9時間 |
介護におけるコミュニケーション技術 | 6時間 |
老化の理解 | 6時間 |
認知症の理解 | 6時間 |
障害の理解 | 3時間 |
こころとからだのしくみと生活支援技術 | 75時間 |
試験内容は開催するスクールごとに異なりますが、ほとんどのスクールでは番号(1~5)から答えを選ばせる選択式になります。ただスクールによっては
- 答えを選ばせる選択式
- 答えを直接書き込む記述式
を混ぜて出題するスクールもあります。
以下は、初任者研修の具体的な試験問題です。
【選択式】試験問題(例)
(問)介護保険に関する次の記述のうち、正しくないものを選びなさい。
- 介護保険の被保険者は、市町村に住む65歳以上の高齢者および、40~64歳までの医療保険加入者の2つである。
- 要介護認定は市町村に置かれる介護認定審査会の審査と判定に基づいて行われる。
- 要介護認定の結果に不服がある場合は、各都道府県に設置された介護保険審査会に審査請求することができる。
- 介護保険の財源は被保険者の保険料と公費(税金)のみで構成される。
- 介護保険の保険給付には、介護給付、予防給付、市町村特別給付の3つがある。
(解答)正解は4。介護保険の財源は、被保険者の保険料と公費、サービス利用においての自己負担額で構成されている。
選択式の問題では、介護保険のしくみや医療系、介護の考えの基礎となる原則系など、初めて介護の世界に飛び込む人にとっては聞き慣れない問題もあります。
しかしよく文章を読めば解答できる問題ばかりなので、よく問題を読んで解答しましょう。上記問題例のように、「正しくないもの」を解答させる引っ掛け問題もあるので、問題文は最後までしっかり読むことが大切です。
【記述式】試験問題(例)
(問)尿失禁の種類を答えよ
(解答)
- 腹圧性尿失禁
- 機能性尿失禁
- 切迫性尿失禁
- 溢流性尿失禁
(問)ノーマライゼーション8つの原理を答えよ
(解答)
- 一日のノーマルなリズム
- 一週間のノーマルなリズム
- 一年間のノーマルなリズム
- ライフサイクルにおけるノーマルな発達経験
- ノーマルな個人の尊厳と自己決定権
- その文化におけるノーマルな性的関係
- その社会におけるノーマルな経済水準とそれを得る権利
- その地域におけるノーマルな環境形態と水準
(問)ADLについて説明しなさい
(解答)ADLとは、日常生活動作のことを言い、日常生活を営むうえで最低限必要な動作のことをいいます。例えば、起床、移乗、移動、食事、更衣、排泄、入浴、整容などです。
合格点
合格には100問中70点以上の7割が必要です。ただ試験はほとんどの方が9割近くを取れる問題になっています。また試験に落ちた場合でも、無料で再試験に挑戦できます。しかしスクールによっては、再試験が有料なスクールもあります。詳細はスクールに問い合わせてみましょう。
初任者研修試験合格のための7つのポイント
初任者研修はほぼ100%合格できるテストでしたが、「テスト」となるとなんだか不安に感じる方も多いでしょう。この章では試験前と試験本番のカテゴリに分け、『初任者研修に合格するための7つのポイント』を解説していきます。
試験前
チェック1:提出課題レポートの見直し
先ほどから解説しているように、初任者研修の修了試験は今までやってきた課題レポートの中から出題されます。そのため特別な勉強は必要ありません。まずはレポートを確認し、理解しにくいところはテキストを読み込んだり、先生に確認したりしましょう。
チェック2:受講中に「要チェック」と言われた点の復習
受講中に先生がポイントに挙げたところは念入りに復習しましょう。テストに出る大事なところは、強調して説明していることも多いです。
スクールの授業方針にもよりますが、大切なポイントは配布資料などに必ず書かれています。試験勉強では、配布資料の中のポイントをしっかり復習することをオススメします。
チェック3:試験科目を広く理解する
基本的に初任者研修の試験は暗記がメインですが、より効率よく勉強するには、試験科目全体を広く理解しておくことをオススメします。
本番では試験科目全てが出題範囲になるため、1つの科目に時間をかけすぎると他の科目の勉強ができなくなります。
- 授業中の配布資料
- 課題レポート
- 先生から言われた要チェックポイント
などを中心に幅広く全科目を確認しましょう。
また
- 初任者研修修了試験に対応したアプリ
- 初任者研修の予想問題集を公開している『介護職員初任者研修|修了試験|模擬問』
を活用するのもオススメです。
●過去問題集
様々な出版社が問題集を作成しています。気になる方は、「介護職員初任者研修 問題集」と検索してみましょう。
●アプリ
AndroidとiPhoneでそれぞれピックアップしました。電車やバスの移動中などのスキマ時間に、場所を選ばずに勉強できます。
チェック4:記述式問題への対策
記述式問題への解答のコツは、簡潔に解答することです。記述式問題の解答では、まわりくどい長文は避け、キーワードを押さえて簡潔に解答しましょう。
- 尿失禁の種類
- ノーマライゼーションの8原則
- ADLについて
記述式問題では、このような「用語の解説」を解答させる問題が多いので、授業の内容を見直し用語の定義も復習しておきましょう。
試験本番中
ここからは、試験本番中での合格ポイントになります。
チェック5:全ての問題を確認し解きやすいものから解答する
試験が始まったら、まず全ての問題をざっと確認し、解きやすい問題から解き進めていきましょう。問題数は最低32問・約1時間程度のテストなので、1問に掛けられる時間は2分弱です。見直しの時間も含めると、決して長い時間ではありません。
1つの問題で詰まってしまうと、どんどん時間が無くなります。分からないときは飛ばす勇気を持ち、全部の解答が終わった後に振り返りましょう。
チェック6:消去法で解いていく
初任者研修の試験は、消去法で解くのがオススメです。なぜなら選択肢の中には、明らかに常識とは異なる答えもあるからです。
明らかに違う選択肢から外していき、解答を選びましょう。選択式では「これは常識的に違うだろう」と思う選択肢から、消去法で削って答えることが大切です。
チェック7:選択式問題は空欄での提出はしない
選択式の問題では、解答欄を空欄で提出するのはやめて必ず何かしら選択しましょう。選択式の場合、選択さえしておけば、正解の可能性があるからです。空欄での提出はできるだけ避けましょう。
以上が『初任者研修に一発合格するために大事な7つのポイント』でした。
試験前、試験本番中には、上記の7つのポイントをぜひ見直してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
初任者研修は、基本的には100%合格できる試験でした。
初任者研修の試験に合格するためには、次’の7つのポイントを参考にしてみてください。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。