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介護業界でも派遣切りはあるの?
あなたは今こんなことを考えていませんか?
事実、介護業界でも派遣切りはあります。人手不足が深刻となっている介護業界でも、次の4つの理由から派遣切りが行われることがあるのです。
この記事では
を徹底解説しました。では解説していきます。
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介護の派遣切りの実態
この章では『介護の派遣切りの実態』を解説していきます。
結論からいうと、業界全体の人手不足の影響から他業界と比較して派遣切りは少ないものの、介護の派遣切りはあります。
この章では、そんな『介護業界における派遣切りの実態』を詳しく解説していきます。
派遣切りの実態
日本は現在『介護士不足』という問題に直面しています。
厚生労働省のデータによると
- 2020年度末までに約26万人
- 2025年度末までに約55万人
- 年間6万人程度
の介護人材を確保する必要があることも分かっています。
そんな猫の手も借りたい介護業界は、働き手が非常に重宝されているため、他業界と比べて派遣切りは少ないです。
しかしそんな介護業界でも実際に派遣切りが行われることもあります。
人手不足で困っている介護業界で、介護施設が派遣切りを行うのはどうしてなのでしょうか。その理由を次の章から解説していきます。
派遣切りってどういうこと?
派遣切りとは、一般的に『満了時に契約が更新されないこと』を指します。しかし契約を更新するかどうかは自由なので違法性がなく、派遣切りにあったとしても「仕方ない」と割り切るしかないのが現状です。
派遣切りの原因
介護業界で派遣切りが行われるには、次の4つの理由が挙げられます。
理由を1つずつ解説していきます。
①自前での雇用で人員が確保できた
派遣切りが行われる1つ目の理由が、自前の雇用で人員が確保できたという理由です。
基本的に派遣介護士は、その施設の人手不足を補うために登用されることが多いです。
そのため
- 次のパート社員・正社員を補うための期間
- 人手が足りない期間
として派遣先に派遣されます。
仮にその施設が新たに人材を確保できた場合は、派遣社員は必要なくなり契約を解消される可能性があります。
②事業所の経営が苦しくなった
派遣切りが行われる2つ目の理由が、事業所の経営が苦しくなったといった理由です。
基本的に派遣介護士は即戦力として施設に派遣されます。派遣介護士は有資格者であることが多く、施設内の他の社員と比較して時給が高いことが多いです。
そのため事業所の経営が苦しくなると、短期的な契約で人件費の高い派遣社員からコストカットとして派遣切りが行われます。
③事業所とのミスマッチ
派遣切りが行われる3つ目の理由が、事業所(施設)と派遣介護士のミスマッチです。
施設と派遣介護士で相性が合わないと契約が解消されることもあります。
施設は”バリバリ働ける即戦力の派遣介護士”を求めていたつもりが、現場に起用された派遣介護士は想定よりも仕事ができなかった
という派遣先施設と派遣介護士のミスマッチはよく起こります。
また『施設のルール・方針・雰囲気と派遣介護士が合わずに仕事がスムーズに進まない』という場合にも、契約を解消されることがあります。
施設の管理者や職員によって「施設と派遣社員さんが合わない」と感じた場合には、施設は『別の派遣会社に連絡して、違う派遣介護士を求める』といったケースがあるのです。
④人間関係でトラブル
派遣切りが行われる4つ目の理由が、人間関係でのトラブルです。
介護の仕事の基本は、チームケアです。同僚スタッフと協力して利用者さんの介助を行います。
対人間関係でのお仕事が中心の介護業界は、他業界より精神的にも負荷がかかるお仕事です。即戦力として期待されて入った職場で活躍できず、他の職員さんから影で悪口を言われることもあります。
もちろん働く施設によりますが、派遣介護士としての勤務は”短期的な契約”なので、常勤で働く職員より他の職員との人間関係が築きにくいこともあります。”派遣介護士”というだけで”よそ者扱い”をされる場合もあります。
介護の現場ではチームで動くため、同じ施設内の人間関係がより重要です。もしあなたが、派遣先の管理者や職員と人間関係で問題を起こしてしまうと、満期時に契約を切られてしまうことがあります。
派遣切りに合わないための6つの関わり方
では次に『派遣切りにあわないために有効な6つの方法』を説明していきます。
時間の厳守
社会人としてのマナーである時間の厳守を、必ず心懸けましょう。
介護職員の中には派遣社員だけに限らず『時間にルーズな人』が少なからずいます。しかし『社会人としてのマナー』という意味だけでなく、利用者さんの命を守る介護職の立場としても時間の厳守は大切です。
『遅刻や急な欠勤が多く、提出物や仕事の期限も守らない』という社会人として当たり前のことができていないと、当然契約の更新はしてもらえません。
時間の厳守は必ず徹底するようにしましょう。
出勤時の服装に気を付ける
出勤時の服装に気を付けることも大切です。
介護の仕事は制服があることが多く、比較的ラフな私服で出勤することが多いです。
とはいえ派手すぎる服装やだらしのない服装はNGです。出勤時の服装や態度は、近所の人や利用者の家族が見ています。『出勤時の服装』にはできるだけ気を付けましょう。
派遣先の施設の方針に従う
介護職での1番の難しさは『絶対的な正解がない』ということです。利用者に対して『どこまでケアをして、どこから自立してもらうのか?』などは、事業所やケアチームの考え方次第となることが多いです。
派遣社員は助っ人であることを肝に銘じ、最初はその職場の考え方・やり方に沿うことが大切です。
派遣介護士として働くと様々な施設での勤務を経験します。そのため派遣介護士は、毎回その施設の方針をしっかり理解し、派遣先の方針に従っていく必要があります。「前の施設では〇〇だったから」などの理由は、今の施設では通じない場合もあります。
毎回派遣先の方針に従うことは大変です。しかし現場に馴染み利用者さんに適切な介護を行うためにも、方針に従うことは大切です。
方針に従った上で改善すべき点があれば、リーダーやサービス提供責任者等に提案できると理想です。施設に馴染み、的確な提案ができれば『仕事ができる派遣介護士』として重宝されるでしょう。
悪口は言わない
いろいろな職場を経験している派遣社員は「○○という施設はどうなの?」という質問されることは多いはず。
このとき事実を話すのは問題ありませんが、必要以上に酷評したり元同僚の悪口は言わないようにしましょう。
悪口を言う人に対して人間は「この人は裏で私の悪口も言っているかもしれない」と感じ、あなたの信頼を損ねる可能性があるからです。
また介護の職場は自宅から近い職場を選択する人が多く、どちらかといえば狭い世界です。『あなたが今悪く言っている人が実は目の前の人の親友だった』などの笑えない話は、決して珍しくはありません。
信頼される派遣介護士として働くためにも、悪口は言わないようにしましょう。
給料の話をしない
年収換算すると、正社員よりも派遣社員の方が給料が良いことが多いです。しかし時給換算すると、派遣社員は正社員よりも給料が良いことが多いです。
『即戦力で働きにきた派遣介護士の方が時給が高い』ことは、周知の事実かもしれませんが、施設内の同僚からその事実を言われると気分を害する人もいます。
時給が高いからといって給料の話をひけらかすと、正社員さんやパートさんは良い気分にはなりません。給料が高い人は、批判の的になるリスクすらあります。
利用者さんのためにチームワークが求められる介護の仕事では、揉め事は起こしてはいけません。お金の話は揉め事の原因になることが多いため、できるだけ給料の話は控えるようにしましょう。
施設の交流会にはできるだけ参加する
施設の交流会にはできるだけ参加できるとベストです。
介護の仕事はチームワークが必要です。施設のお茶会や歓迎会に参加することで、仕事以外の人間関係も築くことができます。
もし断る際は『断り方』を少し工夫するしましょう。「私は派遣なので…」と淡々に断ることは控えましょう。
以上が派遣切りに合わないための、派遣先施設との付き合い方6個でした。
上記6つを守り、派遣介護士として施設内の存在感を高めていくことが、派遣切りに合わないためにも、施設で無事に仕事をするためにも大切です。
派遣切りをされてしまった時の3つの対策
この章では、万が一派遣切りにあってしまった際の3つの対策を解説していきます。「派遣介護士のお仕事はまだ続けたい!」という方に向けて解説しています。
では解説していきます。
※絶対にやらなければならないこと
もし施設から「あなたは明日から来なくもいい」と伝えられた際には、まず派遣会社に報告しましょう。契約更新しないことは、派遣先から派遣外車に事前に連絡が来ているはずです。
しかし万が一施設から派遣会社に連絡していないことも考えられます。『施設の管理者から契約の打ち切り』を伝えられた場合は、しっかり派遣会社の担当者に連絡して事実を伝えるようにしましょう。(※派遣切りの連絡は、施設経由ではなく、派遣会社から直接連絡が来ることもあります。)
派遣会社に交渉をお願いする
1つ目の対策が『派遣会社に現在の派遣先との交渉をお願いする』ことです。
あなたが「現在の派遣先で働きたい」にも関わらず、不当に契約を打ち切られてしまう場合は、派遣会社に交渉してもらうことで現在の派遣先に戻れる可能性があるからです。
派遣介護士は、派遣会社と雇用契約を結んでいます。
派遣会社に施設との交渉してもらうことで、派遣先に復帰できる可能性があります。現在の派遣先に復帰したい場合は、まずは派遣会社に相談しましょう。
派遣会社に新しい施設を紹介してもらう
2つ目の対策が『派遣会社に新しい施設を紹介してもらうこと』です。
派遣介護士は、派遣会社が雇用先となります。そのため万が一あなたが派遣先の施設から派遣切りされた場合、雇用主である派遣会社は、あなたに他の施設を紹介してくれます。
仮に派遣先施設の経営上の理由などで派遣切りにあった場合、派遣会社はあなたにすぐに別の派遣先を紹介してくれるでしょう。
もしあなたが派遣介護士として派遣切りにあってしまったら、派遣会社にいち早く連絡して新しい職場を見つけてもらうことも1つの対策です。
派遣会社を変更する
3つ目の対策が『派遣会社を変更すること』です。
派遣先から派遣切りを受けた場合は、この際に雇用主である派遣会社を変更するのも一手でしょう。『派遣会社によって時給が違う』のはもちろん、登録した派遣会社のスタッフによっては、紹介してもらえる求人に違いがあります。
派遣切りにあったことをポジティブに捉え、これを機に複数の派遣会社に登録し、他の派遣会社から一括で派遣先の紹介を受けることも良いでしょう。雇用先である派遣会社の見直しをすることも大切です。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
人手が不足している介護業界でも、次の理由から派遣切りの可能性があります。
派遣切りにあわないための6つの関わり方は次の通りでした。
万が一あなたが派遣切りにあってしまった場合は、次の3つの対策を取るようにしましょう。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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