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介護士にはどんなやりがいがあるのかな…
あなたは今こんなことを考えていませんか?
介護職にはたくさんのやりがいがあります。今回の記事で紹介する介護士のやりがいは、次の3つです。
この記事を読めば、介護士として働く”やりがい”を、働く前から知ることができます。またどんな人に介護士が向いているのか、介護職にオススメな人の特徴も解説しました。自分が介護職に向いているかどうかも確認してみてくださいね。
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介護の仕事内容
まず介護職のお仕事の内容を、簡単に説明します。
介護のお仕事は、利用者さんが1人でできないことをサポートするお仕事です。
主な介護職の仕事内容
- 身体の介助(入浴、排泄、食事、着替えなどの補助)
- 身の回りのお世話(家事などのお手伝い)
- メンタルケア(一緒に遊んだり、会話をする)
- 相談(要介護者のご家族との相談)
このように介護職のお仕事は状況に応じて様々ですが、利用者さんの生活やご家族をサポートするのが主なお仕事です。
【現役介護士が解説!】介護職の3つのやりがい
2014年に全労連介護・ヘルパーネットが実施した介護施設で働く労働者のアンケート調査では、「介護の仕事はやりがいがあるか?」という質問に対し、結果は次のようになりました。
同調査では、介護職のやりがいとして次のような意見が挙げられています。
介護職のやりがい
- 利用者や家族が笑顔になり、「ありがとう」と感謝される
- 元気のなかった利用者さんが、介護サービスを通して元気になる
- ターミナル(余命宣告をされること)の利用者さんが、思い通り自宅で最期を迎えられることを喜んでくれる
- 社会の役に立っていると実感できる
このように自分が介護士として介護サービスを提供することで、利用者さんや家族が元気になったり、「ありがとう、助かるよ」と伝えてもらったり、社会の役に立っていると思えた時に、やりがいを感じる人が多いようです。
ここで出てきた介護職の3つのやりがいを、筆者自身の体験を交えながら1つ1つ解説していきます。
やりがい1:利用者さんからの笑顔や感謝の言葉をもらえる
1つ目は、利用者さんからの笑顔や感謝の言葉をもらえることです。
介護は、利用者さんが1人ではできないことをサポートする仕事です。ただ食事・排泄・入浴・歩行など、何ができないかは利用者さんごとに異なるので、「その人がどんなサポートを求めているか?」を考えて手助けする必要があります。
利用者さんのためにサポートした結果、利用者さんから「ありがとう」と笑顔で感謝されると、介護士としてのやりがいを感じられます。
筆者が訪問ヘルパーとして勤務していた頃、毎週決まった曜日に訪問するだけで「あなたとお話できるから、いつもこの曜日がとても楽しみ。来てくれてありがとう」と感謝してもらったことを覚えています。
外に出る機会が少なくなった利用者さんにとって、誰かが週に1度訪問することが、こんなに楽しみで嬉しいのだと思うと、やりがいやモチベーションにつながりました。
やりがい2:介護を通じて利用者さんが元気になる
2つ目は、介護を通じて利用者さんが元気になることです。
例えば、自力で食事ができずに栄養が不足している利用者さんに、食事のサポートをすることで、体力が付いて元気になった時にやりがいを感じます。
筆者は、訪問ヘルパーとして認知症の利用者さんの家に訪問していたことがありました。
誰とも話さず刺激のない日常を過ごしていた利用者さんに食事介助をする際、毎週のように「今日のご飯は肉じゃがですよ。○○さんは昔、どんな料理を作られましたか?」「今日の味付けはどうですか?○○さんは、どんな味がお好きですか?」と声掛けを続けていました。
すると週を重ねるごとに表情が豊かになり、「昔はこんな台所でこんな風に調理をしていた」「隠し味にお醤油を入れるのが私流なの」と生き生きと話してくれるようになったのです。
このように介護を通じて利用者さんが元気になっていく姿を見た時、利用者さんとの関わりを続けてきて良かった、と感じました。
やりがい3:社会の役に立てていると実感できる
3つ目は、社会の役に立てていると実感できることです。
世の中には、介護サービスを必要とする人がたくさんいます。介護士として、その人たちに介護サービスを提供することで、社会の役に立てていると実感でき、やりがいにつながります。
筆者は訪問ヘルパーとして働いていましたが、担当していた利用者さんの多くは家族と離れて一人で暮らしていました。私が訪問することで、利用者さんの安否確認ができたり、些細な体調の変化などにも、いち早く気付くことができます。
また利用者さんと一緒にスーパーへ買い物に行くことで、利用者さんの一人暮らしを維持することもできます。
利用者さんが、長年親しんだ地域で変わらず暮らしていく手助けができていると思うと、介護士として少しでも社会の役に立てていると感じました。
【体験談】介護職をしていて良かったと思える瞬間
関西在住・デイサービス勤務の介護士(31歳)
私は介護士として9年間働いた経験があります。介護職には大変なこともありますが、その分やりがいも多いので、「介護職をしていて良かった」と思える瞬間はたくさんあります。
中でも特に「介護士で良かった!」と思えたのは、日々の働きかけを通じて、利用者さんがこれまで自分でできなかったことが、できるようになった時です。
私が勤めていたデイサービスには、自分で食事ができない利用者さん(Aさん)がいました。デイサービスの利用当初は、食事はすべて介護スタッフが日替わりで側に付き、ひと口ずつAさんの口へ運んで食べていただいていました。
手が不自由な訳でもなく、嚥下機能が衰えている訳でもないのに、どうして自分から食事をされないんだろう、とスタッフみんなで考えてみました。
「味付けが好みに合わないのではないか?では、家族に好きな食べ物や味付けを聞いてみよう」「食器が使いにくいのかな?では、厨房スタッフにお願いして違う食器を試してみよう」。こんな風に試行錯誤していく中で、なんと周りが騒がしくて食事に集中できないことが原因だと気が付いたのです。
食事はデイサービスの中でも特に利用者さんが楽しみにされている時間なので、毎日「美味しいね」などと室内がにぎわいます。Aさんは、その声が気になって食事に集中することができなかったのです。
そこで、Aさんが食事に集中できるよう、芝生の中庭が見えるAさん専用の食事スペースを作ってご案内したところ、自分の手で食器を持ち、ゆっくりと食事を始められました。
私たち介護士のアイデアや試行錯誤がなければ、いつまでも「自分で食事ができない人」として接され、自分で食事をする楽しみを味わえなかったかもしれません。また私たち介護士も、本来なら自分で食事ができるAさんの力にいつまでも気が付かなかったかもしれません。
このように介護士の仕事を通じて、利用者さんがこれまで自分でできなかったことができるようになった時、「介護の仕事をしていて良かった!」とやりがいを感じました。
関西在住・デイサービス勤務の介護士(42歳)
私は20~30代の頃にデイサービスで8年間勤務しました。規模の大きな施設でしたが、スタッフの人手不足で、仕事は常に大忙しでした。重労働や残業も多く、給料も月180,000円程度と同年代の男性に比べて低かったこともあり、仕事を始めた頃は不満も多かったですね。
そんな私が8年間も介護士として頑張ることができたのは、利用者さんや家族の人からの「今日もありがとう」の一言が大きかったからです。
身体が不自由な利用者さんの入浴をサポートしたり、目が見えない利用者さんの歩行をサポートして「助かった」「ありがとう」と言ってもらうと、それまでの疲れも報われました。
また利用者さんの家族の中には、日中仕事をしていて自分の親を家で一人にさせるのが不安な人や、介護疲れがあり自分の時間を持ちたいという人もいます。
デイサービスは、利用者さん本人のためだけでなく、利用者さんの普段の生活を支える家族のためでもあるので、家族の人から感謝されると「頑張って良かったな」と思えました。
あなたは介護職が向いている?介護職がオススメな人
この章では介護職に向いている方の特徴を紹介します。介護職に向いているのは、次のような方です。
介護職に向いている人の特徴
- 人と接することが好きな方
- 忍耐力がある方
- 観察力がある方
- 体力に自信のある方
- 相手の目線で物事を考えられる方
- 聞き上手な方
当てはまるものはありましたか?どれかひとつでも当てはまっていたら、あなたにも介護士の適性がありますよ。介護の仕事は無資格・未経験でも始めることができるため、当てはまるものがあれば十分転職は可能です。1つずつ簡単に解説していきます。
人と接することが好きな人
人と接することが好きなら、介護職はピッタリです。
介護の仕事は、介護士や利用者さんだけでなく、看護師・理学療法士・調理師・ケアマネジャー・利用者さんの家族など様々な人たちと関わります。
多くの人と接すると、自分とは違う考え方や価値観に触れる機会が増え、自分自身が成長できたり、「自分もあの人みたいになりたい!」と仕事に対するモチベーションにもつながります。また人との関わりを通して介護に関する様々な情報交換をしたり、親睦を深めてプライベートでも交流を持つこともできます。
人と接することを楽しめる人は、きっと介護職の仕事も楽しんでできますよ。
忍耐力がある人
忍耐力がある人も介護職に向いています。
利用者さんの中には、なかなか心を開いてくれない人もいますが、そんな時も信頼関係を築くために、諦めずに根気強く接していく必要があるからです。時間をかけて利用者さんと向き合える忍耐力があれば、介護の仕事も続けていくことができるはずです。
観察力がある人
観察力がある人も介護の仕事に適しています。
利用者さんの顔色や些細な仕草から、「今日は少し体調が悪そうだな」「今日の献立だといつもより食事が進んでいるな」などと利用者さんの変化に気付くことで、看護師や調理師、ケアマネジャー達とスムーズに情報を共有できます。利用者さんの小さな変化から、体調の異変が発覚することもあるため、観察力がある人は介護職に向いていますよ。
体力に自信のある人
体力に自信のある人も、介護職がおすすめです。
介護職は、利用者さんの入浴や排泄をサポートする入浴介助・排泄介助など、重労働の多いのが特徴。特に入浴介助は体力を必要とする業務で、数人の介護士で大勢の利用者さんの入浴をサポートしなければなりません。体力に自信のある人はきっと介護職で活躍できますよ。
相手の目線で物事を考えられる人
相手の目線で物事を考えられる人も、介護職に向いています。
- この姿勢は苦しくないかな?
- 私の話し方は聞きづらくないかな?
など相手の目線に立って考えることは、介護はもちろん、人付き合いの上でもとても大切です。相手目線で物事を考えられる人は、利用者さんの気持ちに寄り添える介護士になれるはずです。
聞き上手な人
聴き上手な人も、介護職に適しています。
介護職と聞くと「世代の違う利用者さんと話を合わせるのが大変」と思われるかもしれませんが、実は話すことよりも聞くことの方が大切です。
人と話す機会が減ってきた利用者さんにとって、自分のことを話せる機会はそう多くありません。聞き上手な人は、利用者さんが気持ち良く話せる空気を作ることができるので、介護職がピッタリなのです。
ここまで紹介した内容をまとめましょう。
介護職に向いている人の特徴
- 人と接することが好きな方
- 忍耐力がある方
- 観察力がある方
- 体力に自信のある方
- 相手の目線で物事を考えられる方
- 聞き上手な方
※あなたは介護士に向いている?向いていない?
- 介護士に向いている人の8つの特徴
- その特徴を生かせる具体的な場面
- 介護職に向いていない人の3つの特徴
を『【適性診断】あなたは介護士に向いている?向いている人の8つの特徴』で網羅的にまとめているので合わせてご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
介護職のやりがいには、主に次の3つがあります。
介護職のやりがい
- 利用者さんからの笑顔や感謝の言葉をもらえること
- 介護を通じて利用者さんが元気になること
- 社会の役に立てていると実感できること
また介護職が向いているのは次のような人です。
介護職に向いている人の特徴
- 人と接することが好きな方
- 忍耐力がある方
- 観察力がある方
- 体力に自信のある方
- 相手の目線で物事を考えられる方
- 聞き上手な方
これらのうち、いずれかひとつでも当てはまれば介護職がおすすめです。今回紹介した内容を参考に、介護職への道を一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。