介護職,人間関係

【もう辛い…】介護職の5つの人間関係の悩みと解決策4つ

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「職場の人間関係が辛い・・・」

あなたは今こんなことを悩んでいませんか?

事実、介護職が離職をする一番の理由は「人間関係」であることが厚労省のデータよりわかっています。

人間関係1つとっても介護職には5つの人間関係があります。

  1. 職場の同僚に対する人間関係の悩み
  2. 職場の上司に対する人間関係の悩み
  3. 利用者に対する人間関係の悩み
  4. 利用者の家族に対する人間関係の悩み
  5. 看護師に対する人間関係の悩み

そこでこの記事では、5つの人間関係の悩みと解決策を執筆しました。

最後には、どうしても人間関係で悩んだ場合の4つの解決策も合わせて執筆をしたので、ぜひ最後まで読み進めてください。では解説をしていきます。

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介護職が離職する一番の理由は人間関係

介護職が離職をする一番の理由は人間関係です。

厚生労働省が発表した「介護労働の現状」によると、介護の仕事を辞めた理由として20.0%の人が「職場の人間関係に問題があったため」としています。

なぜ介護職は人間関係での悩みが多いのでしょうか。

その理由として「介護職の現場は閉鎖された空間であり、同僚との関わりが多いこと」が考えられます。

また

  • 同僚
  • 上司
  • 利用者さん
  • 利用者さんの家族

など、人間関係1つとっても、複数の人間関係が絡み合うことも理由の一つとして考えられます。

次の章では実際に、以下の5つの視点から、人間関係の悩みとその対策を解説していきます。

介護職の5つの人間関係の悩み

  1. 職場の同僚に対する人間関係の悩み
  2. 職場の上司に対する人間関係の悩み
  3. 利用者に対する人間関係の悩み
  4. 利用者の家族に対する人間関係の悩み
  5. 看護師に対する人間関係の悩み

介護職のよくある人間関係の悩みとその解決策

それでは介護職における人間関係の悩みを詳しくみていきましょう。さらにそれぞれの解決策も紹介します。

職場の同僚に対する人間関係の悩み

介護職の現場では、同僚との関わりで悩みを抱えることが多いようです。

同僚との人間関係の悩みには具体的に以下のようなものがあります。

悩み①:高圧的な態度やミスに対する叱責や暴言

職場での勤務歴が短い人に対し勤務歴が長い人が、必要以上に優位に立つのはよく見られる光景です。

普段の言葉から高圧的な態度をとられたり、ミスへの叱責や暴言を吐かれることもあるでしょう。

悩み②:無視されたり非協力的な態度を取られる

同僚から無視をされたり、非協力的な態度を取られることもよくあります。

必要な情報共有をしてもらえず、業務に支障をきたす場合もあるようです。

さらには、同僚同士が派閥を作り複数の人から非協力的な態度を取られることもあるでしょう。

悩み③:同僚の仕事ぶりに不平不満を持つ

勤続年数が短い同僚に、不平不満を募らせるケースもあります。

不平不満の具体例として

  • 注意してもミスがなかなか直らない
  • 仕事の段取りが悪く、そのしわ寄せが自分に来る

などがあります。

このような不満が原因で、同僚とのコミュニケーションもうまく取れなくなります。

同僚との人間関係の修復には以下の解決策が考えられます。

解決策①:自分のスキルを高めることに集中する

相手に態度を変えてもらうのは難しいものです。

そこで自分が改善できることで、介護職のスキルを高めることが挙げられます。

介護職のスキルを高めることで、同僚からあれこれと言われる筋合いは少なくなります。

必要なスキルを持ってきっちりと仕事をしていれば、何を言われようとも気にすることはなくなります。

解決策②:きちんと挨拶し、謝る時は真摯に謝る

苦手だと感じる相手に対しては

  • きちんと挨拶をする
  • もし怒られることがあれば、理由はどうあれきちんと謝る

ことが大事です。

常に真摯な態度で臨むことで、少しずつですが、相手の気持ちは変わってきます。

また誠実な対応をすると、相手は理不尽な対応をしづらくなります。

もし相手の態度が改善しなくても、あなたの真摯な対応を周りの職員は見ているはずです。

その結果、徐々に周りの職員に理解され、あなたの周りは敵だらけ、になることは減るでしょう。

職場の上司に対する人間関係の悩み

介護職での人間関係の悩みは同僚に対してだけでなく、上司との関わりでもあるでしょう。

具体的に次のような悩みと解決策があります。

悩み①:不適切な評価を受ける

仕事内容における評価を不適切につけられると、収入にも直結する悩みとなります。

さらには

  • 暴言を吐かれる
  • より多くの仕事を与えられる

といった振る舞いで精神的・肉体的にも負担が掛かると、心身ともに疲弊してしまいます。

悩み②:適切な指導を受けられない

入所したばかりの人によく見られるのが、上司からの適切な指導がないということです。これは人手不足が慢性化している介護職の現場ではよく見られる光景です。

介護職は同じような仕事内容であっても、職場によってルールはそれぞれ違います。当然そのルールをきちんと教えてもらわなければ、適切な業務遂行ができません。

しかし上司からの指導がなく同僚からも何も教えてもらえないと、仕事の効率も悪くなりミスにもつながります。

解決策:常に真摯な態度を貫くこと

このような上司との人間関係の問題を解決する方法も、基本的には同僚に対する悩みの解決策と同じです。

どのような理不尽なことがあったとしても、真摯な姿勢を貫くことが大事です。

それでも事態が変わらず収入面に影響が出るならば、転職を考えてもよいでしょう。

利用者さんに対する人間関係の悩み

介護職における人間関係の悩みは、職員同士に限らず、利用者さんに対してもあるでしょう。

悩み:不満を介護職員にぶつけられる

基本的に施設を利用する人は何かしらの不満を抱えているものです。

  • 体が思うように動かない
  • 家族との意思疎通がうまくいかない
  • ここの職員は冷たい

等の不満を、介護職の職員にぶつけることもあるでしょう。

特に高齢者の場合、自分の感情をコントロールできず、暴言を吐くこともあるでしょう。

解決策:まずは上司に報告する

利用者さんに対する人間関係の悩みは完全に解消するのは難しいため、仕事と割り切って接することをおすすめします。

もし利用者さんから嫌がらせを受けている場合は、まずは上司に報告しましょう。

すぐに解決策が出てこないとしても、職場で周知することで何かしらの改善が見込めます。

また自分ひとりで悩みを抱えず悩みを共有すると、少しは気分も良くなるでしょう。

利用者の家族に対する人間関係の悩み

利用者の家族からのクレームに悩みを抱える人も多いと思います。

利用者の家族との人間関係の悩みには以下があります。

悩み

  • 利用者への不十分なサービスやミスから受けるクレーム
  • 利用者の家族に持たれる良くないイメージが重圧につながる

解決策

利用者の家族との人間関係を修復する方法は、ひとえに利用者に対するサービスを充実させるしかありません。

もちろん、利用者の家族からクレームを受けた場合には、どのような理由であってもきちんと謝る姿勢が大切です。

また同じミスをしないように、しっかりと対策を考えるのも忘れないようにしましょう。

利用者の家族は決して、無理難題を言ってくるわけではありません。

不満を抱えるのは、それなりの理由があるからです。その理由を理解し、自分に何ができるのかを考えましょう。

ただし利用者の家族からパワハラを受けたら、我慢せずに上司にすぐ報告しましょう。

利用者の家族だからといって、何をしてもよいわけではありません。事業所側からきちんと迷惑行為は注意してもらうことが大事です。

看護師に対する人間関係の悩み

介護職の現場では看護師も一緒に仕事をしています。

そして介護と看護では専門領域が異なるため、時に意見が衝突することもあるでしょう。

そのため、看護師に対して次のような悩みを抱えることにもなります。

悩み

  • 介護職よりも看護師の方が立場が上であるかのような態度を取られる
  • 介護の仕事をしない看護師に不満を持つ
  • 看護師から利用者の身体状況の情報がもらえない

解決策

看護師との人間関係では、相手の立場を理解することが大事です。少なくとも、相手を理解する姿勢を見せることで、険悪な雰囲気を回避できます。

相手も忙しい中ストレスを抱えています。相手を理解している姿勢を見せることが、看護師との人間関係を良いものにする秘訣です。

どうしても施設の人間関係が辛い場合の4つの対策

人間関係に悩みながら仕事を続けるのは辛いものです。

そこで介護職の人間関係で「どうしても辛い」と思ったときの4つの対策を説明します。

相手にアサーション(さわやかな自己表現)する

アサーションとはさわやかな自己表現のことを言います。

つまり、自分のことを相手にさらけ出し、相手と向き合うということです。

相手と向き合うことは勇気がいります。特に自分よりも上の立場、仕事の能力がある人、話を聞いてくれない人を前にしてアサーションするのは怖いものです。

ただ、自分の気持ちを素直に言えたなら、肩の荷が軽くなります。自分のことを相手にさらけ出すことで、かえって気持ちが楽になるのです。

直接アサーションしずらいという場合はメールで伝えましょう。

メールでアサーションすればいいのです。相手の表情や態度が見えない分、自分の気持ちを伝えやすくなります。

ひと通り伝えたなら相手の話も聞くことが大切です。

大切なことは反論しないで、相手の気持ちを汲んであげることです。

アサーションを通して、自分の気持ちが楽になるだけでなく、その人との信頼関係も形成されます。

「自分のことを相手にさらけだしてみる」

対人間関係で悩んだ際には、アサーションをしてみることをオススメします。

異動願いを出す

「今の職場で仕事の人間関係で悩むけれど、転職まではしたくない」という方は、別の部署への異動を申し出るのも一つの方法です。

そこでまずは上司に事情を説明して、他の部署への異動を希望する旨を伝えます。

部署の異動願いは、会社によっては書式が決まっている場合があります。

まずは事務の担当者に話をして、書面があるのかどうかを聞いてみましょう。

特に書面がないのであれば、異動したい部署と理由を記して提出します。

介護職にもデイサービスやデイケア、特養などいろんな現場があります。周りの環境が変われば、人間関係の悩みも解消される可能性があります。

とはいえ、施設内の人手の状況は施設ごとに異なります。

ちょうど人員に空きがあれば、別の部署への異動が可能な場合もあるため、一度相談してみてはいかがでしょうか。

一人で悩まずに誰かに相談する

一度自分が置かれた状況を、誰か他の人に相談してみるのもよいでしょう。

施設内の別の部署で相談できる人がいれば、悩みを相談しやすいです。社内のことを理解しているため、より親身にあなたの話を聞いてくれるはずです。

もしそのように相談できる人が社内にいなければ、「介護プロ」という介護職員コミュニティアプリを利用してもよいでしょう。

このアプリを使えば、全国の介護職員に人間関係の悩みを匿名で、相談ができます。介護プロを通して悩みを相談すれば、他の現場の話を聞くことができるかもしれません。

他の人も同じような悩みを抱えているかもしれませんし、それを克服した人もいるかもしれません。

同じように人間関係での悩みを抱えながらも、いかにして乗り越えてきたのかという経験談を聞くことも可能です。

一人で悩まずに相談することで、今の悩みが少しは軽くなり楽になるかもしれません。

気の許せる同僚や、「介護プロ」を活用しながら、一度他人に相談してみることが大切です。

介護プロ|介護職の為の意見交換・相談アプリ

全国の介護職員で匿名で交流ができる「介護プロ」は以下からダウンロードできます。

転職する

あなたに合う施設、人間関係の相性が合う施設は必ずあります。

今の介護職の現場の人間関係が原因で「仕事を続けるのはどうしても辛い」と思ったら、思い切って転職するのもよいでしょう。

転職先の人間関係が気になる場合には、転職エージェントを利用することをおすすめします。

担当スタッフから、転職を考えている施設の人間関係や評判を聞くことができるからです。

「また介護職の人間関係で悩みたくない…」と思ったときは、転職エージェントを利用して、転職先の人間関係をきちんと確認するようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

介護職の悩みには具体的には以下の5つの悩みがありましたね。

  1. 職場の同僚に対する人間関係の悩み
  2. 職場の上司に対する人間関係の悩み
  3. 利用者に対する人間関係の悩み
  4. 利用者の家族に対する人間関係の悩み
  5. 看護師に対する人間関係の悩み

各章で解決策を明示しているので、ぜひ参考にしてみてください。

どうしても人間関係が辛い時の解決策は以下の4つでした。

  1. 相手にアサーション(さわやかな自己表現)する
  2. 異動願いを出す
  3. 他人に相談する
  4. 転職する

この記事が少しでも参考になれば幸いです。