※当サイトは記事広告による収益を得ています。適切なサービスが受けられるよう広告リンクを設置していますので、気になったらリンク先をチェックしてみてください。
介護福祉士を取得するメリットって何?
あなたは今、こんなことを考えていませんか?
結論から言うと、介護福祉士を取得するには主に4つのメリットがあります。
介護福祉士は介護実務の中でも唯一の国家資格です。介護業界で長く働き、どんどんキャリアップしたい方は、介護福祉士取得を目指すのがオススメです。
この記事では『介護福祉士を取得する4つのメリット』『介護福祉士を取得するための手順』について詳しく解説しました。
また後半では、『介護福祉士を取得する際の大切なポイント』も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
介護福祉士を取得する4つのメリット
早速、介護福祉士を取得する4つのメリットを解説していきます。
1つ1つ丁寧に解説していきます。
給料が上がる
介護福祉士を取得するメリットの1つ目は、給料が上がることです。
公的機関が開示している調査結果からも、介護福祉士を取得すると給料が上がることが分かっています。下の表は、介護職員の平均所定内賃金(月給の者)の調査結果です。
保有資格 | 平均所定内賃金 |
---|---|
無資格 | 190,515円 |
初任者研修修了者 | 203,232円 |
実務者研修修了者 | 209,183円 |
介護福祉士 | 222,566円 |
ご覧の通り、介護福祉士の平均所定内賃金は222,566円と、無資格よりも32,051円、初任者研修修了者よりも19,334円、実務者研修修了者よりも14,383円、高いことがわかります。
介護福祉士が他の資格と比較して給料が高くなるのは
- 資格手当
- 特定処遇改善加算
- 役職手当
が主な要因です。
資格手当
ほとんどの介護施設や介護サービス事業所では、職員の保有資格別に”資格手当”を給与に上乗せしています。
介護福祉士保有者には、月1万円程度の資格手当を支給している施設・事業所が多いことが、介護福祉士の給料が高い理由です。
特定処遇改善加算
介護職員特定処遇改善加算を算定している事業所であれば、技能・経験に優れた介護福祉士に、特定処遇改善加算が手厚く支給されます。事業所によっては、”月8万円”を支給するところもあります。
役職手当
介護福祉士を保有することで、ユニットリーダーやサービス提供責任者などの役割を与えられることも多くなり、役職手当などが上乗せされることもあります。
このように介護福祉士を取得すれば、給与が上がるというメリットがあります。
利用者さん、職場からの信頼度が上がる
介護福祉士を取得する2つ目のメリットが、利用者さん、職場からの信頼度が上がることです。
先程も解説した通り、介護福祉士は介護実務の中でも唯一の国家資格です。(※初任者研修や実務者研修は、厚生労働省認定の公的資格)
介護福祉士を取得すると国家資格保有者になるため、今まで以上に利用者・家族から信頼を得ることができます。また仕事に対する向上心や知識も評価され、職場からの信頼にもつながります。
転職の際に有利になる
介護福祉士を取得する3つ目のメリットが、転職に有利になることです。
”高い技能を持っている職員”・”チームをまとめる能力のある職員”として期待され、より好条件で転職することができます。
現に求人サイトを見てみると、介護福祉士は他の資格よりも求人件数が多いことがわかります。下の表は、介護求人サイト「レバウェル求人」で保有資格ごとの求人件数を比較したものです。
保有資格 | 求人件数 |
---|---|
無資格OK | 9,532件 |
初任者研修修了者 | 16,423件 |
実務者研修修了者 | 16,610件 |
介護福祉士 | 17,869件 |
ご覧の通り、介護福祉士の場合、応募できる求人数は17,869件でした。介護福祉士は、初任者研修修了者より1,446件多くの求人に応募が可能です。
選択肢が多いと、より好条件の職場が見つかりやすくなります。
介護福祉士は、国家資格者としての優れた知識や技能、介護職の中心としてリーダーシップ、多職種連携を担う調整力などを発揮できる存在なので、事業所や施設が採用したい人材なのです。
介護福祉士を保有すると
- 選択できる求人件数が多いこと
- 採用がされやすい
という点から、転職に有利になるのです。
さらなるキャリアアップを目指せる
介護福祉士を取得する4つ目のメリットが、さらなるキャリアアップを目指せることです。
介護福祉士の資格取得後にさらに5年の実務経験を積むと、ケアマネージャーになるためのケアマネ試験の受験資格が得られます。
ケアマネジャーになると、利用者を支えるケアチームをマネジメントする相談援助職としてキャリアアップできます。
また給料も高くなります。介護福祉士の所定内賃金は222,566円/月ですが、介護支援専門員の所定内賃金は257,279円です。(介護労働安定センター「令和元年度介護労働実態調査」)
つまりケアマネ資格を取得し、ケアマネジャーとして勤務することで、大幅な給料アップが可能です。
ここまで介護福祉士を取得することで得られる4つのメリットを紹介しました。
次の章では、介護福祉士を取得する際の注意点を解説します。
介護福祉士を取得するための手順
この章では、介護福祉士を取得する際の手順を解説していきます。
先程、介護福祉士を取得する4つのメリットを解説しました。ただ介護福祉士は誰でもなれる訳ではなく、資格を取得するには次の2つのステップが必要です。
1つ1つ丁寧に解説していきます。
介護福祉士試験の受験要件を満たす
介護福祉士試験を受験するには、受験要件を満たす必要があります。
介護福祉士国家試験の受験要件には、次の3つのパターンがあります。
多くの受験者は1番上のパターンである
- 介護職としての3年の実務経験を積む
- 実務者研修を修了する
の2つの条件を満たすことで受験資格を得ています。
介護福祉士の試験を受ける年度の3月31日まで(令和2年度は令和3年3月31日まで)に、上記2つの条件を満たす必要があります。
※介護福祉士試験の受験要件は平成28年度より変更になりました
平成28年度からは介護福祉士国家試験の受験要件として、実務経験だけでなく、実務者研修を修了する研修要件が加わりました。
通信課程で開講される実務者研修を、試験の行われる年度の12月31日(令和2年度は新型コロナウイルスにより実務者研修受講ができない時期もあったため、令和3年3月31日まで期限を延長しています)までに修了しなければいけません。
通信課程ですが、医療的ケアや介護過程の通学(スクーリング)も必要です。
介護福祉士試験の受験要件の詳細は『介護福祉士になるための3ステップと受験資格を得るための3ルート』をご覧ください。介護福祉士の受験ルートについて、イラスト付きでわかりやすく解説しております。
介護福祉士国家試験に合格する
受験要件を満たした後は、試験に合格する必要があります。
ここ4年間の合格率・合格者数を紹介します。
合格率 | 合格点 | 合格者数 | |
---|---|---|---|
第29回 (平成28年度) | 72.1% | 75点 | 55,031人 |
第30回 (平成29年度) | 70.8% | 77点 | 65,574人 |
第31回 (平成30年度) | 73.7% | 72点 | 69,736人 |
第32回 (令和元年度) | 69.9% | 77点 | 58,745人 |
ここ数年の合格率は、”70%前後”です。ケアマネ試験の合格率”10%〜20%台”と比較すると、難易度はそれほど高い試験ではありません。
仕事と両立しながら勉強するのが最大の壁ですが、空き時間にコツコツ勉強し、勉強を習慣化させることで合格に近づくことができます。
以上が介護福祉士になるための手順でした。
最後に介護福祉士の取得を検討している方に向け、取得する上で大切なポイントを解説していきます。
介護福祉士取得を考えているなら、早めに動くことが大切
介護福祉士を取得する上で大切なポイント、それは早めに動き出すことです。介護福祉士取得を考えている方は、早めに準備・対策を始めましょう。
次の表は、最短で介護福祉士を取得するための理想的なステップです。
介護福祉士になるためには
- 介護福祉士試験の受験要件を満たす
- 介護福祉士試験に合格する
という2つのステップが必要です。
介護福祉士の試験が行われるのが1月末。試験対策の期間を3ヶ月〜6ヶ月とすると、その前には実務者研修を終わらせるべきです。
なぜなら働きながら実務者研修を受け、さらに介護福祉士試験の勉強を同時で行うことは難しいからです。
介護福祉士の取得を考えている方は、できるだけ早めに実務者研修を受講しておき、介護福祉士試験勉強に専念して時間を使うのがベストです。
介護福祉士の資格取得は、早めに実務者研修を受講することが重要なポイントになります。下記
サイトより、実務者研修の資料請求ができます。介護福祉士になるには、早め早めに行動しておくことが大切です。無料で資料請求ができるので、まずはお気軽にパンフレットを取り寄せてみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
まとめると介護福祉士のメリットには主に次の4つがありましたね。
介護福祉士になるためには、次の2つのステップを満たす必要がありました。
介護福祉士の資格取得は、早めに実務者研修を受講することが重要なポイントになります。まだ実務者研修を取得していない方は、介護福祉士取得に向けて実務者研修を取得することをオススメします。
この記事が少しでも参考になれば、幸いです。
関連記事