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「実務者研修ってどのくらいで取得することができるの?」
あなたは今こんなことを考えていませんか?
結論から言うと、保有資格によって取得までの期間が異なります。
資格 | 無資格 | 初任者研修修了者 | 旧ホームヘルパー2級 | 旧ホームヘルパー1級 | 介護職員基礎研修 |
---|---|---|---|---|---|
自宅学習 | 405時間 | 275時間 | 275時間 | 50時間 | 50時間 |
スクーリング(介護課程Ⅲ) | 45時間 | 45時間 | 45時間 | 45時間 | 0時間 |
スクーリング(医療的ケア演習) | 規定回数 | 規定回数 | 規定回数 | 規定回数 | 規定回数 |
合計 | 450時間+医療的ケア | 320時間+医療的ケア | 320時間+医療的ケア | 95時間+医療的ケア | 50時間+医療的ケア |
無資格者の場合は取得までに6ヶ月、初任者研修・ヘルパー2級保有者の場合は、最短で4ヶ月で取得できます。
この記事では「実務者研修はどのくらいで取得できるのか?」、すなわち実務者研修の期間に焦点を当てて、徹底的に解説しました。
早速解説していきます。
\この記事を簡単にまとめると…/
1.どのくらいで取得できる?実務者研修の受講期間について徹底解説
冒頭でも解説したように、実務者研修の受講期間は保有している資格やスクールによって異なります。
無資格者が実務者研修を受講する場合、取得修了までの期間は6ヶ月です。無資格者が取得する場合は、どのスクールでも6ヶ月の受講期間が必要です。
初任者研修・旧ホームヘルパー資格などの保有資格があれば、受講科目が免除されるため、受講期間は短縮されます。初任者研修修了者であれば、最短4ヶ月で取得できます。
無資格 | 初任者研修修了者 | |
---|---|---|
総学習時間 | 450時間 | 320時間 |
スクーリング | 45時間+医療的ケア | 45時間+医療的ケア |
自宅学習 | 405時間 | 275時間 |
受講期間 | 6ヶ月 | 最短4ヶ月 *ただ、スクールによってはもっと早く取得できるところもある |
次の章では、無資格者と初任者研修修了者に分けて『どのくらいの期間が必要なのか』をより詳細に解説していきます。
どのくらいの期間が必要?保有資格別に徹底解説!
1-1.無資格から実務者研修を取得する場合
無資格から初任者研修を受講する場合、受講期間は6ヶ月と定められています。どれだけ早く取得を目指そうと思っても、無資格者が受講する場合は、必ず6ヶ月間の受講期間がかかります。
カリキュラムの総時間数は450時間。そのうち自宅学習の時間は405時間となっています。
では標準受講期間6ヶ月で405時間の自宅学習カリキュラムを修了するには、1日にどれくらいのペースで学習するのでしょうか。多くの人がやっている毎日少しずつ学習するパターンを紹介していきます。
土曜日にスクーリング(通学学習)をし、毎日コツコツと自宅学習を進める場合のスケジュール例は次の通りです。
曜日 | 予定 |
---|---|
月 | 出勤(自宅学習) |
火 | 出勤(自宅学習) |
水 | 出勤(自宅学習) |
木 | 出勤(自宅学習) |
金 | 出勤(自宅学習) |
土 | 休み(スクーリング+自宅学習) |
日 | 休み(自宅学習) |
受講期間は6ヶ月間(180日間)なので、毎日自宅学習を進めた場合、1日の勉強時間は次のようになります。
毎日コツコツ自宅学習を進めた場合、1日あたりの勉強時間
405(時間)÷180(日)=2.25時間
勤務日も含め毎日学習する場合、1日2時間15分のペースで学習することになります。(※実務者研修の自宅学習405時間は、あくまで目安の時間です。そのため早く課題を提出できるのであれば、405時間かからず自宅学習を終えることができます。 )
では、すでに初任者研修を保有している場合はどうでしょうか。実は初任者研修の資格を保有していると、科目が免除され、必要な時間数も少なくなっています。
次の章で初任者研修修了者が実務者研修を取得する場合の受講期間と学習スケジュールを解説していきます。
1-2.初任者研修・ヘルパー2級保有者が実務者研修を取得する場合
初任者研修修了者が実務者研修を受講する場合、最短4ヶ月で修了することが可能です。
スクールによって様々パターンが用意されており
- 3ヶ月で取得を目指す3ヶ月コース
- 4ヶ月で取得を目指す4ヶ月コース
などがあります。
職場からの指示で実務者研修を受講する場合、スクーリングへの参加は職場の外部研修という扱いになるため、勤務としてカウントされ、研修時給も発生します。自発的な研修参加の場合は、下記の例のように休日の研修受講となります。
下記はお仕事をしつつ、最短で実務者研修を取得する場合のスケジュール例です。
曜日 | 予定 |
---|---|
月 | 出勤(自宅学習) |
火 | 出勤(自宅学習) |
水 | 出勤(自宅学習) |
木 | 出勤(自宅学習) |
金 | 出勤(自宅学習) |
土 | 休み(スクーリング) |
日 | 休み(自宅学習) |
受講期間は4ヶ月間なので、自宅学習を行う日数は約120日程度となります。また初任者研修修了者が実務者研修を受講する場合、自宅学習の学習時間目安は275時間です。
つまり4ヶ月で実務者研修を取得する場合、1日に2.2時間の自宅学習をこなす必要があります。
初任者研修修了者が最短4ヶ月で自宅学習を進めた場合、1日あたりの勉強時間
275(時間)÷120(日)=2.29時間
勤務日も含め毎日学習する場合、1日2.2時間のペースで学習することになります。
ただ先ほども解説したように、自宅学習275時間はあくまで目安の数字になります。課題の提出にフォーカスして学習すれば、実際には275時間よりも早く学習を終えることができます。
この章をまとめた、実務者研修の受講期間は次の通りです。
無資格 | 初任者研修修了者 | |
---|---|---|
総学習時間 | 450時間 | 320時間 |
スクーリング | 45時間+医療的ケア | 45時間+医療的ケア |
自宅学習 | 405時間 | 275時間 |
受講期間 | 6ヶ月 | 最短4ヶ月 *ただ、スクールによってはもっと早く取得できるところもある |
まとめると無資格者が実務者研修を取得する場合、どのスクールに通っても6ヶ月の期間が必要です。
初任者研修・ヘルパー2級資格保有者が実務者研修を取得する場合は、最短4ヶ月で取得することができます。
初任者研修・ヘルパー2級資格保有者の場合は、スクールによって3ヶ月、4ヶ月などのスケジュールが用意されているため、自分自身で実務者研修の受講期間を選択することができます。
実務者研修の自宅学習の時間数は目安の時間数なので、提出課題をこなすことを最優先に考えて進めていきましょう。
最短で実務者研修を取得したい!と考えられている方は、『実務者研修は最短どのくらいで取得できる?最短で実務者研修を取得する方法をご紹介』をご覧ください。記事内には、最短で取得可能なスクールを紹介しています。
できるだけ早く最短で実務者研修を取得したい!という方はぜひご覧になってください。
ところで実務者研修は、国家資格である介護福祉士の受験資格でもあります。では『介護福祉士試験を受験するには、いつまでに実務者研修を修了すれば良いのか?』という疑問を次章で説明していきます。
2.介護福祉士を取得するために、実務者研修はいつまでに取得すればいいのか?
介護福祉士の国家試験を受験するには、実務者研修を修了している必要があります。実務者研修修了が介護福祉士試験の受験要件だからです。
では『介護福祉士取得に向けて、実務者研修はいつまでに修了しておく必要があるのか?』、気になる人も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、最低でも介護福祉士試験の3ヶ月前(例年1月に介護福祉士試験があるので10月ごろ)までに実務者研修を修了しておくことをオススメします。
なぜなら3ヶ月は介護福祉士試験に集中して時間を使う必要があるからです。
実務者研修のスクーリングと介護福祉士試験の試験勉強が重なってしまうと、実務者研修取得に時間が取られてしまい、介護福祉士の試験勉強が中途半端になってしまいます。
3ヶ月前と言わなくても、介護福祉士取得を目指している人であれば、実務者研修修了は早ければ早いほど良いでしょう。
ここで令和元年度の介護福祉士国家試験を例として考えましょう。令和元年度の介護福祉士国家試験(筆記試験)は令和2年1月26日(日)に行われました。
令和元年度の介護福祉士国家試験を受験するには、令和元年12月31日までに実務者研修を修了することが条件でした。
試験が1月なので、最低でも3ヶ月前の10月には実務者研修を修了しておき、10月、11月、12月、1月と介護福祉士試験への勉強時間を確保することが大切です。
申し込み時点で修了していない場合どうなるの?
介護福祉士の受験申し込み時点や介護福祉士の受験当日に、実務者研修を修了していない場合でも、「修了見込み」として介護福祉士試験を受験することができます。
申し込み時点で実務者研修を修了していない場合は、スクールが発行する「実務者研修修了見込証明書」を受験申し込み書類に添付し、「実務者研修修了見込み」で試験の申し込みができます。実務者研修修了後に修了証明書を試験センターに送付をすれば完了です。
ただし3月末までに実務者研修を修了しなかった場合は、合格基準を満たしたとしても試験が無効になるので注意しましょう。
実務者研修の受講を決めたら、次はスクールを選びましょう。実務者研修のスクール選びの重要なポイントを次の章で解説します。
3.まずは資料請求をしスクールを比較することが大切
実務者研修のスクールを選ぶには、まず一括で資料請求することをオススメします。
実務者研修を開講しているスクールは多く、全国展開しているスクールもあれば、介護施設を運営する地域の社会福祉法人などが開講する場合もあります。
スクールごとに受講スケジュールも料金も異なります。
- 名前を聞いたことのある会社だから
- 近くでやっているから
という単純な理由でスクールを決めて後悔しないよう、どんなスクールがあるのか調べることが重要です。
数多くのスクールの中から、自分に合った場所を探すためには一括資料請求をして、比較することが大切です。
下記から無料・一括で「お住いの地域」を軸に、実務者研修の資料請求ができます。まずは資料請求をしお手元にパンフレットを揃えてから、受講するスクールを比較検討をしてみてください。
5.まとめ
いかがだったでしょうか。
まとめると実務者研修取得にかかる期間は次の通りでした。
- 無資格者:6ヶ月
- 初任者研修・ヘルパー2級保有者:最短で4ヶ月
もしあなたが初任者研修・ヘルパー2級の資格を保有していて、実務者研修を取得しようと考えている場合は、自分のスケジュールと相談して無理のないコースを選択してみてください。
初任者研修・ホームヘルパー2級保有者が実務者研修を取得する場合は、スクールに合わせて、実務者研修の期間を選択することができます。
まずは下記サイトから手元にパンフレットを取り寄せ、どのスクールに通うのが良いかを決めてみてください。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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