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実務者研修はどんなことを学ぶの?
実務者研修って難しい資格?
あなたは今、こんなことを考えていませんか?
実務者研修は、通称”介護福祉士実務者研修”といい、介護福祉士試験を受験するための必須資格です。
そんな実務者研修で、どんなことを学ぶのか。厚労省が定める、実務者研修の到達目標は次のようになっています。
- 幅広い利用者に対する基本的な介護提供能力の修得
- 今後の制度改正や新たな課題・技術・知見を自ら把握できる能力の獲得を期待
具体的に、実務者研修では次の科目を学んでいきます。
科目 | 時間 |
---|---|
人間の尊厳と自立 | 5 |
社会の理解I | 5 |
社会の理解II | 30 |
介護の基本I | 10 |
介護の基本II | 20 |
コミュニケーション技術 | 20 |
生活支援技術I | 20 |
生活支援技術II | 30 |
介護過程I | 20 |
介護過程II | 25 |
発達と老化の理解I | 10 |
発達と老化の理解II | 20 |
認知症の理解I | 10 |
認知症の理解II | 20 |
障害の理解I | 10 |
障害の理解II | 20 |
こころとからだのしくみI | 20 |
こころとからだのしくみII | 60 |
医療的ケア・通信 | 50 |
介護過程III | 45 |
医療的ケア・演習 | 規定回数 |
もしあなたが初任者研修やヘルパー2級の資格をお持ちであれば、一部の科目は免除になります。
実務者研修の到達目標、科目を見ても、いまいちどんなことを学習するのかが頭に入ってこない…
なんて思われた方もいるのではないでしょうか?
初任者研修、実務者研修の講師
石川遥さんのコメント
今回は実務者研修の受講内容を、1科目1科目、詳しく解説していきます。
どんなことを勉強するのか?実務者研修を受講前にイメージできるよう、科目を次の2つの視点から解説しました。
- 到達目標(科目を通じてどんなことを学んでほしいか)
- 学習内容(実際にどんなことを学んでいくのか)
この記事を読めば、実務者研修ではどんなことを学ぶのか、全体像から1つ1つの科目まで、詳しく理解できますよ。
後半では、実務者研修の試験や難易度を解説しました。実務者研修の受講を考えている全ての人に役に立つ記事です。ぜひ最後までご覧ください。
実務者研修の受講内容をまずは一覧で確認
まずは実務者研修の全体像を解説していきます。
実務者研修は、保有資格によって受講内容が異なります。資格によっては免除されている科目があるので、自分の保有資格ではどの科目を受講するのか、まずは確認してみてくださいね。
資格をお持ちでない方
科目 | 時間 | ||
自宅学習 | 人間の尊厳と自立 | 5 | ◎ |
社会の理解I | 5 | ◎ | |
社会の理解II | 30 | ◎ | |
介護の基本I | 10 | ◎ | |
介護の基本II | 20 | ◎ | |
コミュニケーション技術 | 20 | ◎ | |
生活支援技術I | 20 | ◎ | |
生活支援技術II | 30 | ◎ | |
介護過程I | 20 | ◎ | |
介護過程II | 25 | ◎ | |
発達と老化の理解I | 10 | ◎ | |
発達と老化の理解II | 20 | ◎ | |
認知症の理解I | 10 | ◎ | |
認知症の理解II | 20 | ◎ | |
障害の理解I | 10 | ◎ | |
障害の理解II | 20 | ◎ | |
こころとからだのしくみI | 20 | ◎ | |
こころとからだのしくみII | 60 | ◎ | |
医療的ケア・通信 | 50 | ◎ | |
スクーリング | 介護過程III | 45 | ◎ |
医療的ケア・演習 | 規定回数 | ◎ |
スクーリング日数 | 6〜8日間 |
受講時間数(スクーリング+自宅学習) | 450時間 |
科目数 | 19科目 |
介護職員初任者研修
科目 | 時間 | ||
自宅学習 | 人間の尊厳と自立 | 5 | 免除 |
社会の理解I | 5 | 免除 | |
社会の理解II | 30 | ◎ | |
介護の基本I | 10 | 免除 | |
介護の基本II | 20 | ◎ | |
コミュニケーション技術 | 20 | ◎ | |
生活支援技術I | 20 | 免除 | |
生活支援技術II | 30 | 免除 | |
介護過程I | 20 | 免除 | |
介護過程II | 25 | ◎ | |
発達と老化の理解I | 10 | ◎ | |
発達と老化の理解II | 20 | ◎ | |
認知症の理解I | 10 | 免除 | |
認知症の理解II | 20 | ◎ | |
障害の理解I | 10 | 免除 | |
障害の理解II | 20 | ◎ | |
こころとからだのしくみI | 20 | 免除 | |
こころとからだのしくみII | 60 | ◎ | |
医療的ケア・通信 | 50 | ◎ | |
スクーリング | 介護過程III | 45 | ◎ |
医療的ケア・演習 | 規定回数 | ◎ |
スクーリング日数 | 6〜8日間 |
受講時間数(スクーリング+自宅学習) | 320時間 |
科目数 | 10科目 |
ホームヘルパー2級
科目 | 時間 | ||
自宅学習 | 人間の尊厳と自立 | 5 | 免除 |
社会の理解I | 5 | 免除 | |
社会の理解II | 30 | ◎ | |
介護の基本I | 10 | 免除 | |
介護の基本II | 20 | 免除 | |
コミュニケーション技術 | 20 | ◎ | |
生活支援技術I | 20 | 免除 | |
生活支援技術II | 30 | 免除 | |
介護過程I | 20 | 免除 | |
介護過程II | 25 | ◎ | |
発達と老化の理解I | 10 | ◎ | |
発達と老化の理解II | 20 | ◎ | |
認知症の理解I | 10 | ◎ | |
認知症の理解II | 20 | ◎ | |
障害の理解I | 10 | ◎ | |
障害の理解II | 20 | ◎ | |
こころとからだのしくみI | 20 | 免除 | |
こころとからだのしくみII | 60 | ◎ | |
医療的ケア・通信 | 50 | ◎ | |
スクーリング | 介護過程III | 45 | ◎ |
医療的ケア・演習 | 規定回数 | ◎ |
スクーリング日数 | 6〜8日間 |
受講時間数(スクーリング+自宅学習) | 320時間 |
科目数 | 11科目 |
ホームヘルパー1級
科目 | 時間 | ||
自宅学習 | 人間の尊厳と自立 | 5 | 免除 |
社会の理解I | 5 | 免除 | |
社会の理解II | 30 | 免除 | |
介護の基本I | 10 | 免除 | |
介護の基本II | 20 | 免除 | |
コミュニケーション技術 | 20 | 免除 | |
生活支援技術I | 20 | 免除 | |
生活支援技術II | 30 | 免除 | |
介護過程I | 20 | 免除 | |
介護過程II | 25 | 免除 | |
発達と老化の理解I | 10 | 免除 | |
発達と老化の理解II | 20 | 免除 | |
認知症の理解I | 10 | 免除 | |
認知症の理解II | 20 | 免除 | |
障害の理解I | 10 | 免除 | |
障害の理解II | 20 | 免除 | |
こころとからだのしくみI | 20 | 免除 | |
こころとからだのしくみII | 60 | 免除 | |
医療的ケア・通信 | 50 | ◎ | |
スクーリング | 介護過程III | 45 | ◎ |
医療的ケア・演習 | 規定回数 | ◎ |
スクーリング日数 | 6〜8日間 |
受講時間数(スクーリング+自宅学習) | 95時間 |
科目数 | 1科目 |
喀痰吸引等研修 第1・2号+介護職員初任者研修
科目 | 時間 | ||
自宅学習 | 人間の尊厳と自立 | 5 | 免除 |
社会の理解I | 5 | 免除 | |
社会の理解II | 30 | ◎ | |
介護の基本I | 10 | 免除 | |
介護の基本II | 20 | ◎ | |
コミュニケーション技術 | 20 | ◎ | |
生活支援技術I | 20 | 免除 | |
生活支援技術II | 30 | 免除 | |
介護過程I | 20 | 免除 | |
介護過程II | 25 | ◎ | |
発達と老化の理解I | 10 | ◎ | |
発達と老化の理解II | 20 | ◎ | |
認知症の理解I | 10 | 免除 | |
認知症の理解II | 20 | ◎ | |
障害の理解I | 10 | 免除 | |
障害の理解II | 20 | ◎ | |
こころとからだのしくみI | 20 | 免除 | |
こころとからだのしくみII | 60 | ◎ | |
医療的ケア・通信 | 50 | 免除 | |
スクーリング | 介護過程III | 45 | ◎ |
医療的ケア・演習 | 規定回数 | 免除 |
スクーリング日数 | 4〜6日間 |
受講時間数(スクーリング+自宅学習) | 270時間 |
科目数 | 9科目 |
喀痰吸引等研修 第1・2号+ホームヘルパー2級
科目 | 時間 | ||
自宅学習 | 人間の尊厳と自立 | 5 | 免除 |
社会の理解I | 5 | 免除 | |
社会の理解II | 30 | ◎ | |
介護の基本I | 10 | 免除 | |
介護の基本II | 20 | 免除 | |
コミュニケーション技術 | 20 | ◎ | |
生活支援技術I | 20 | 免除 | |
生活支援技術II | 30 | 免除 | |
介護過程I | 20 | 免除 | |
介護過程II | 25 | ◎ | |
発達と老化の理解I | 10 | ◎ | |
発達と老化の理解II | 20 | ◎ | |
認知症の理解I | 10 | ◎ | |
認知症の理解II | 20 | ◎ | |
障害の理解I | 10 | ◎ | |
障害の理解II | 20 | ◎ | |
こころとからだのしくみI | 20 | 免除 | |
こころとからだのしくみII | 60 | ◎ | |
医療的ケア・通信 | 50 | 免除 | |
スクーリング | 介護過程III | 45 | ◎ |
医療的ケア・演習 | 規定回数 | 免除 |
スクーリング日数 | 4〜6日間 |
受講時間数(スクーリング+自宅学習) | 270時間 |
科目数 | 10科目 |
介護職員基礎研修
科目 | 時間 | ||
自宅学習 | 人間の尊厳と自立 | 5 | 免除 |
社会の理解I | 5 | 免除 | |
社会の理解II | 30 | 免除 | |
介護の基本I | 10 | 免除 | |
介護の基本II | 20 | 免除 | |
コミュニケーション技術 | 20 | 免除 | |
生活支援技術I | 20 | 免除 | |
生活支援技術II | 30 | 免除 | |
介護過程I | 20 | 免除 | |
介護過程II | 25 | 免除 | |
発達と老化の理解I | 10 | 免除 | |
発達と老化の理解II | 20 | 免除 | |
認知症の理解I | 10 | 免除 | |
認知症の理解II | 20 | 免除 | |
障害の理解I | 10 | 免除 | |
障害の理解II | 20 | 免除 | |
こころとからだのしくみI | 20 | 免除 | |
こころとからだのしくみII | 60 | 免除 | |
医療的ケア・通信 | 50 | ◎ | |
スクーリング | 介護過程III | 45 | 免除 |
医療的ケア・演習 | 規定回数 | ◎ |
スクーリング日数 | 1〜2日間 |
受講時間数(スクーリング+自宅学習) | 50時間 |
科目数 | 1科目 |
実務者研修の受講科目の中でも、介護過程IIIと医療的ケアの演習は、スクールへの通学学習が義務付けられています。
自宅学習と通学学習は、次の章で紹介していきます。
初任者研修、実務者研修の講師
石川遥さんのコメント
皆さん、もうスクールから資料請求はしましたか?実務者研修を受講する際、何より大事なのはスクール選びです。スクールごとに価格もサポート体制も大きく変わりますき。そのため実務者研修が気になっている方は、早めにスクールからパンフレットを取り寄せてみてくださいね。
下記サイトから、お住まいの地域で開講しているスクールより、無料でパンフレットを取り寄せできます。何校でも無料です。営業電話がかかってくることもありませんよ。まずはお気軽に請求をしてみましょう!
自宅学習と通学学習(スクーリング)について
介護福祉士実務者研修は、”自宅学習+通学学習”の通信講座で開催されることが一般的です。
自宅学習だけで資格を取得できるわけではありません。必ずスクールに通学し、通学学習を(スクーリング)をしなくてはいけない点に注意しましょう。
自宅学習は、通信教材を使って学習を行います。通信教材は、テキスト・動画(DVDなど)・WEBなど様々な種類があり、スクールごとに異なります。
通学学習を行う科目は「介護過程Ⅲ」と「医療的ケア」の2つです。この2科目は実際にスクールに足を運び、グループ演習を行わなくてはいけません。
通学(スクーリング)日数は、開講しているスクールによって異なります。介護過程Ⅲを5日間、医療的ケアを2日間のスケジュールで開催しているスクールが多いです。合計7日間は通学しなければいけないと覚えておきましょう。
大手スクールの通学回数
スクール名 | 通学回数 | 資料請求 |
---|---|---|
三幸福祉カレッジ | 6〜7日間 | 資料請求はこちら |
ニチイ | 9日間 | 資料請求はこちら |
しかくの学校ほっとらいん | 8日間 | 資料請求はこちら |
資格の大原 | 6日間 | 資料請求はこちら |
カイゴジョブアカデミー | 8日間 | 資料請求はこちら |
未来ケアカレッジ | 7日間 | 資料請求はこちら |
実務者研修の全体の流れが分かったところで、次の章から、1つ1つの科目、何を学ぶのかを詳しく解説していきます。
実務者研修はどんなことを勉強するの?科目1つ1つを解説
この章では、実務者研修の学習内容を科目ごとに詳しく解説していきます。
どんなことを勉強するのか?実務者研修を受講する前にイメージできるよう、次の2つを解説しました。
- 到達目標(科目を通じてどんなことを学んでほしいか)
- 学習内容(実際にどんなことを学んでいくのか)
実務者研修の自宅学習は「人間の尊厳と自立」から「医療的ケア」まで合計20科目に分かれています。通学学習の「介護過程Ⅲ」と「医療的ケア」を加えた全20科目、1つ1つを丁寧に解説していきます。
※医療的ケアは、50時間(自宅学習)に加えて、演習を行う必要があります。ここでは、自宅学習(通信)で学ぶ内容と、演習で学ぶ内容を分けて解説していきます。
人間の尊厳と自立(5時間)
免除となる人
- 介護職員初任者研修修了者
- ホームヘルパー2級修了者
- ホームヘルパー1級修了者
- 喀痰吸引等研修 第1・2号+介護職員初任者研修修了者
- 喀痰吸引等研修 第1・2号+ホームヘルパー2級修了者
- 介護職員基礎研修修了者
到達目標
- 尊厳の保持、自立の支援、ノーマライゼーション、利用者のプライバシーの保護、権利擁護等、介護の基本的な理念を理解する。
学習内容
この科目を通じて、自立支援という介護職としての姿勢や原則を身に付けることができます。ノーマライゼーションという「障害のある人もない人も同じように生活し、ともにいきいきと生活できる」社会の実現に向けて、基礎的な知識を得ることができます。
社会の理解Ⅰ(5時間)
免除となる人
- 介護職員初任者研修修了者
- ホームヘルパー2級修了者
- ホームヘルパー1級修了者
- 喀痰吸引等研修 第1・2号+介護職員初任者研修修了者
- 喀痰吸引等研修 第1・2号+ホームヘルパー2級修了者
- 介護職員基礎研修修了者
到達目標
- 介護保険制度の体系、目的、サービスの種類と内容、利用までの流れ、利用者負担、専門職の役割等を理解し、利用者等に助言できる。
学習内容
介護保険制度の生まれた背景を踏まえ、制度の概要・基本理念について学習します。措置を中心とした以前の高齢者施策からの変化、契約による利用者主体の理念について学んでいきます。
介護保険制度の対象者・サービス利用までの流れ・財源や利用者自己負担など、制度についての基礎を学びます。また、介護保険サービスの種類と、それにかかわる専門職について学習することで、他職種の連携などに活用することができます。課題に直面した利用者に対し、適切なサービスについての助言ができるようになります。
社会の理解Ⅱ(30時間)
免除となる人
- ホームヘルパー1級
- 介護職員基礎研修
到達目標
- 家族、地域、社会との関連から生活と福祉をとらえることができる。
- 地域共生社会の考え方と地域包括ケアのしくみについての基本的な知識を習得する。
- 社会保障制度の発達、体系、財源等についての基本的な知識を習得する。
- 障害者総合支援法の体系、目的、サービスの種類と内容、利用までの流れ、利用者負担、専門職の役割等を理解し、利用者等に助言できるようになる。
- 成年後見制度、生活保護制度、保健医療サービス等、介護実践に関連する制度の概要を理解できている。
学習内容
利用者の生活について、利用者を取り巻く社会の側面から学習します。
地域共生社会の実現に向けた制度や施策として、地域包括ケアシステムについて学習します。
障害者総合支援法や生活保護制度、成年後見制度などの社会保障制度について、その成り立ちや発達、制度を維持するための財源などを学び、介護福祉に関する諸制度の基礎的な理解を獲得することができます。
介護の基本Ⅰ(10時間)
免除となる人
- 介護職員初任者研修修了者
- ホームヘルパー2級修了者
- ホームヘルパー1級修了者
- 喀痰吸引等研修 第1・2号+介護職員初任者研修修了者
- 喀痰吸引等研修 第1・2号+ホームヘルパー2級修了者
- 介護職員基礎研修修了者
到達目標
- 介護福祉士の法的な定義や義務を踏まえ、介護予防や看取り、災害時等における介護福祉士の役割を理解している。
- 個別ケア、ICF(国際生活機能分類)、リハビリテーション等の考え方を踏まえ、尊厳の保持、自立に向けた介護を展開するプロセス等を理解している。
- 介護福祉士の職業倫理、身体拘束禁止・虐待防止に関する法制度等を理解し、倫理を遵守している
学習内容
介護福祉士の倫理や機能などについて学習し、介護福祉士の役割を理解します。身体拘束禁止や虐待防止など、介護福祉士が遵守すべき規範を身に付けることができます。介護福祉士をはじめとした介護人材のキャリアパス、社会福祉士及び介護福祉士法について学びます。
専門職として、ICFのアセスメントやリハビリテーションの理念を理解した上で、自立支援に向けた介護が展開できるよう学習します。
介護の基本Ⅱ (20時間)
免除となる人
- ホームヘルパー1級
- ホームヘルパー2級
- 喀痰吸引等研修 第1・2号+ホームヘルパー2級
- 介護職員基礎研修
到達目標
- 介護を必要とする高齢者や障害者等の生活を理解し、ニーズや支援の課題を把握することができる。
- チームアプローチに関わる職種や関係機関の役割、連携方法に関する知識を習得する。
- リスクの分析と事故防止、感染管理等、介護における安全確保に関する知識を習得する。
- 介護従事者の心身の健康管理や労働安全対策に関する知識を習得する。
学習内容
介護が必要な高齢者や障害者が置かれている生活や状況を理解し、その人らしさや暮らしを支える介護について学びます。
介護にかかわる様々な専門職や主体として、医療・看護職、リハビリ専門職、栄養士、ボランティア、地域住民などの理解を深め、地域での連携を担う介護職を目指します。
介護職自身のリスクマネジメントについて学び、感染予防・事故防止についての基本を習得します。介護職自身の健康管理、腰痛予防、バーンアウト(燃え尽き症候群)予防、メンタルヘルスなども理解します。
コミュニケーション技術 (20時間)
免除となる人
- ホームヘルパー1級
- 介護職員基礎研修
到達目標
- 本人・家族との支援関係を構築し、意志決定を支援することができる。
- 利用者の感覚・運動・認知等の機能に応じたコミュニケーションの技法を選択し活用できる。
- チームマネジメント(組織の運営管理、人材管理、リーダーシップ・フォロワーシップ等)に関する知識を理解し、活用できる。
- 状況や目的に応じた記録、報告、会議等での情報の共有化ができる。
学習内容
介護場面における利用者や家族とのコミュニケーションを通し、信頼関係・支援関係を構築する必要性を学習します。利用者の障害や特性に応じた適切なコミュニケーション技法を理解し、自己決定を支援することを学びます。
同業種や他職種とのコミュニケーションを学び、チームマネジメントに関する知識を身に付けます。客観的な事実を記録することでチーム内での情報共有を図り、会議・カンファレンス等で課題解決を目指すアプローチについて学びます。
生活支援技術I(20時間)
免除となる人
- 介護職員初任者研修修了者
- ホームヘルパー2級修了者
- ホームヘルパー1級修了者
- 喀痰吸引等研修 第1・2号+介護職員初任者研修修了者
- 喀痰吸引等研修 第1・2号+ホームヘルパー2級修了者
- 介護職員基礎研修修了者
到達目標
- 生活支援におけるICFの意義と枠組みを理解している。
- ボディメカニクスを活用した介護の原則を理解し、実施できる。
- 自立に向けた生活支援技術の基本(移動・移乗、食事、入浴・清潔保持、排泄、着脱、整容、口腔清潔、家事援助等)を習得している。
- 居住環境の整備、福祉用具の活用等により、利用者の生活環境を整備する視点・留意点を理解している
学習内容
アセスメントの基本となるICF(国際生活機能分類)の枠組みを理解します。
ボディメカニクスを活用し、介助者・利用者とも負担の少なく、安定した介助技術について学習し、実践できる力を身に付けます。
排泄や着脱・清潔保持・食事などの介護場面における支援技術を習得し、注意すべきポイントや事故防止の方法について学習します。
利用者の生活環境をアセスメントし、リスクを分析する視点を身に付けます。居住環境を改善するための住宅改修や福祉用具の活用方法などを学びます。
生活支援技術Ⅱ(30時間)
免除となる人
- 介護職員初任者研修修了者
- ホームヘルパー2級修了者
- ホームヘルパー1級修了者
- 喀痰吸引等研修 第1・2号+介護職員初任者研修修了者
- 喀痰吸引等研修 第1・2号+ホームヘルパー2級修了者
- 介護職員基礎研修修了者
到達目標
以下について、利用者の心身の状態に合わせた、自立に向けた生活支援技術を理解し、行うことができる。
- 環境整備
- 移動・移乗
- 食事
- 入浴
- 清潔保持
- 排泄
- 着脱、整容、口腔清潔
- 休息
- 睡眠
- 人生の最終段階における介護
- 福祉用具等の活用
学習内容
利用者の心身の状態に合わせて、適切な生活支援技術が展開できるよう学習します。疾患や障害の種別・程度を把握し、利用者の能力を最大限に生かすことで、自立支援を促進するための介護技術を習得します。
終末期ケアについて理解を深め、人生の最終段階における本人や家族の支援方法についても学習します。
介護過程Ⅰ(20時間)
免除となる人
- 介護職員初任者研修修了者
- ホームヘルパー2級修了者
- ホームヘルパー1級修了者
- 喀痰吸引等研修 第1・2号+介護職員初任者研修修了者
- 喀痰吸引等研修 第1・2号+ホームヘルパー2級修了者
- 介護職員基礎研修修了者
到達目標
- 介護過程を踏まえ、目標に沿って計画的に介護を行う
- チームで介護過程を展開するための情報共有の方法、他の職種の役割を理解している
学習内容
介護過程の目的、理念や基礎知識を理解します。介護現場で協働する他職種の役割や機能を理解した上で、ケアマネジメントの流れやチームアプローチを学習します。
介護過程Ⅱ(25時間)
免除となる人
- ホームヘルパー1級
- 介護職員基礎研修
到達目標
- 情報収集、アセスメント、介護計画立案、実施、モニタリング、介護計画の見直しを行うことができる。
学習内容
介護過程Ⅰで学んだ内容を基礎に、介護過程の展開の実際について学んでいきます。
利用者の状態(障害、要介護度、医療依存度、居住の場、家族の状況等)に応じた事例を設定し、介護過程を展開します。
観察のポイント、安全確保・事故防止、家族支援、他機関との連携等についても理解します。
発達と老化の理解Ⅰ(10時間)
免除となる人
- ホームヘルパー1級
- 介護職員基礎研修
到達目標
- 老化に伴う心理的な変化の特徴と日常生活への影響を理解している。
- 老化に伴う身体機能の変化の特徴と日常生活への影響を理解している。
学習内容
老化が及ぼす身体的・心理的な変化と、それに伴う日常生活への影響について学びます。運動機能・感覚機能・皮膚状態の変化、社会参加機会の減少・孤独感・引きこもりなどに起因する様々な影響を学びます。
発達と老化の理解Ⅱ(20時間)
免除となる人
- ホームヘルパー1級
- 介護職員基礎研修
到達目標
- ライフサイクル各期の発達の定義、発達段階、発達課題について理解している。
- 老年期の発達課題、心理的な課題(老化、役割の変化、障害、喪失、経済的不安、うつ等)と支援の留意点について理解している。
- 高齢者に多い症状・疾病等と支援の留意点について理解している。
学習内容
生理的発達・心理的発達とは何か、発達の定義について理解します。発達段階や発達課題について学習し、発達や老化についてアセスメントする力を養います。
老化による身体的な機能低下が心理面に及ぼす影響が大きいことを理解した上、支援者側の留意点について学習します。加齢に伴い出現する症状や疾病について理解し、留意点を学びます。
認知症の理解Ⅰ(10時間)
免除となる人
- 介護職員初任者研修
- 喀痰吸引等研修 第1・2号+介護職員初任者研修
- ホームヘルパー1級
- 介護職員基礎研修
到達目標
- 認知症ケアの取組の経過を踏まえ、今日的な認知症ケアの理念を理解している。
- 認知症による生活上の障害、心理・行動の特徴を理解している。
- 認知症の人やその家族に対する関わり方・支援の基本を理解している。
学習内容
認知症ケアの理念について、その取り組みの変遷も含めて学習します。認知症の中核症状と周辺症状について学習し、認知症の方の心理・行動の特徴について理解します。認知症の方と関わる際に知っておくべき基本的な知識を学習し、本人・家族とのかかわり方を身に付けます。
認知症の理解Ⅱ(20時間)
免除となる人
- ホームヘルパー1級
- 介護職員基礎研修
到達目標
- 代表的な認知症(若年性認知症を含む)の原因疾患、症状、障害、認知症の進行による変化、検査や治療等についての医学的知識を理解している。
- 認知症の人の生活歴、疾患、家族・社会関係、居住環境等についてアセスメントし、本人主体の理念に基づいた支援ができる。
- 地域におけるサポート体制を理解し、支援に活用できる。
学習内容
アルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症・脳血管認知症等、認知症の原因疾患ごとの特徴や検査・治療について、医学的な側面から学習します。認知症の方の支援のポイントとして、生活歴や家族・社会関係・居住環境などを理解し、認知症の方を中心としたケア(パーソン・センタード・ケア)について基本を学びます。
新オレンジプランや認知症サポーター・認知症カフェなど、地域における認知症ケアの取り組みなどについて学び、支援の実際について理解します。
障害の理解Ⅰ(10時間)
免除となる人
- 介護職員初任者研修
- 喀痰吸引等研修 第1・2号+介護職員初任者研修修了者
- ホームヘルパー1級
- 介護職員基礎研修
到達目標
- 障害の概念の変遷や障害者福祉の歴史を踏まえ、今日的な障害者福祉の理念を理解している。
- 障害(身体・知的・精神・発達障害・難病等)による生活上の障害、心理・行動の特徴を理解している。
- 障害のある人やその家族に対する関わり方・支援の基本を理解している。
学習内容
国際障害分類と国際生活機能分類、障害者福祉の基本理念、ノーマライゼーションの基本について学習します。
身体障害・知的障害・精神障害などの障害種別による生活への障害と心理面への影響について理解します。障害を持つ人の障害受容などを理解し、関わり方や家族への支援について基本的な姿勢を学びます。
障害の理解Ⅱ(20時間)
免除となる人
- ホームヘルパー1級
- 介護職員基礎研修
到達目標
- 様々な障害の種類・原因・特性、障害に伴う機能の変化等についての医学的知識を習得している。
- 障害の特性、家族・社会関係、居住環境等についてアセスメントし、その状況に合わせた支援ができる。
- 地域におけるサポート体制を理解し、支援に活用できる。
学習内容
個々の障害による機能変化について、医学的側面から理解します。障害特性に応じた具体的な支援方法について学習します。個別的なアセスメントと、支援方法も学びます。家族を支える支援として、家族の介護力や状況の把握、介護負担の軽減、地域のサポート体制などの重要性を理解します。
こころとからだのしくみⅠ(20時間)
免除となる人
- 介護職員初任者研修修了者
- ホームヘルパー2級修了者
- ホームヘルパー1級修了者
- 喀痰吸引等研修 第1・2号+介護職員初任者研修修了者
- 喀痰吸引等研修 第1・2号+ホームヘルパー2級修了者
- 介護職員基礎研修修了者
到達目標
- 介護に関係した身体の構造や機能に関する基本的な知識を習得している。
学習内容
身体の仕組みの基本について理解します。
移動・移乗、食事、入浴・清潔保持、排泄、着脱、整容、口腔清潔など、介護にかかわる様々な場面での身体の機能・メカニズムについて学習します。
こころとからだのしくみⅡ(60時間)
免除となる人
- ホームヘルパー1級
- 介護職員基礎研修
到達目標
- 人間の基本的欲求、学習・記憶等に関する基礎的知識を習得している。
- 生命の維持・恒常、人体の部位、骨格・関節・筋肉・神経、ボディメカニクス等、人体の構造と機能についての基本的な知識を習得している。
- 身体の仕組み、心理・認知機能等についての知識を活用し、観察・アセスメント、関連する職種との連携が行える。
学習内容
「こころとからだのしくみⅠ」で得た基本的な理解をベースに、人体の構造・身体の仕組み、人間の心理について学習します。心理・認知機能等を踏まえた観察、アセスメント、他職種連携について学習します。移動・移乗・食事・入浴・清潔保持・排泄・着脱、整容、口腔清潔・休息・睡眠といったケアにおける留意点、人生の最終段階における意思決定の尊重やケアの留意点について学びます。
介護過程Ⅲ(スクーリング)(45時間)
免除となる人
- 介護職員基礎研修
到達目標
- 実務者研修課程で学んだ知識・技術を確実に習得し、活用できる。
- 知識・技術を総合的に活用し、利用者の心身の状況等に応じて介護過程を展開し、系統的な介護(アセスメント、介護計画立案、実施、モニタリング、介護計画の見直し等)を提供できる。
- 介護計画を踏まえ、安全確保・事故防止、家族との連携・支援、他職種、他機関との連携を行うことができる。
- 知識・技術を総合的に活用し、利用者の心身の状況等に応じた介護を行うことができる。
学習内容
多様な事例をもとに、これまでの研修で習得した知識・技術を総合的に活用して介護過程を学ぶ演習です。アセスメント・介護計画の立案・実施・モニタリング・評価というプロセスを展開できるよう、演習を行います。
医療的ケア(通信)
免除となる人
- 喀痰吸引等研修 第1・2号+介護職員初任者研修
- 喀痰吸引等研修 第1・2号+ホームヘルパー2級
学習内容
医療的ケアは自宅で学習する50時間の学習内容とは別に、スクーリングによる実技の習得が必要です。
通信の自宅学習で、学習口腔内の喀痰吸引、鼻腔内の喀痰吸引、気管カニューレ内部の喀痰吸引、胃ろう又は腸ろうの経管栄養、経鼻経管栄養、救急蘇生法などの医療的ケアについて、実施手順を学びます。
医療的ケア(スクーリング)(50時間)
免除となる人
- 喀痰吸引等研修 第1・2号+介護職員初任者研修
- 喀痰吸引等研修 第1・2号+ホームヘルパー2級
到達目標
医療的ケアを安全・適切に実施するために必要な知識・技術を習得する。
学習内容
医療的ケア実施の基礎について学びます。
スクーリングでは、講師の指導の下、実際に実技演習を行います。シミュレーターを使い、規定された医療的ケアを正しく実施できるか確認します。
以上、実務者研修の全科目を解説しました。
学習内容は初任者研修と比較しても幅広く、専門性も高いものになっています。また実務者研修の学習内容は、介護福祉士国家試験の出題範囲でもあります。
実務者研修を「介護福祉士国家試験を受けるためのノルマだから」という消極的な姿勢で受講するのではなく、現場での業務や国家試験の準備に学習していくことが、介護職としての一層の成長につながります。
実務者研修の試験について
実務者研修では修了試験が必須ではないため、修了試験があるスクール・ないスクールがあります。大手スクールの試験の有無を紹介します。
大手スクールの試験の有無
スクール名 | 試験内容 | 資料請求 |
---|---|---|
三幸福祉カレッジ | ・実技試験あり | 資料請求はこちら |
ニチイ | ・介護過程III 通信、演習で試験あり ・医療的ケア 通信、演習で試験あり | 資料請求はこちら |
しかくの学校ほっとらいん | ・試験なし | 資料請求はこちら |
資格の大原 | ・実技試験あり | 資料請求はこちら |
カイゴジョブアカデミー | ・実技試験、筆記試験あり | 資料請求はこちら |
未来ケアカレッジ | ・実技試験あり | 資料請求はこちら |
実務者研修の資格は、決められた課題提出を期日通りに行い、すべての科目を履修できれば基本的には修了できます。
試験も自宅学習・通学学習をしっかり勉強していれば、難易度の高い試験ではありません。また合格できなかったからといって、再履修を求めることはなく、試験の再受験や課題提出などで合格としてくれるスクールも多いです。
初任者研修、実務者研修の講師
石川遥さんのコメント
医療的ケアは、実技演習で習熟度を確認されます。決められた実技を習得できなければ何度もシミュレーターを使って実技を行い、確実に医療的ケアができることが認められなければいけません。
実務者研修の学習は難しいの?
これまで実務者研修の受講内容を紹介してきました。
科目の到達目標・学習内容を見て、「実務者研修って結構難しそう…」なんて思われた方もいるでしょう。
結論をいうと、実務者研修はそれほど難しい資格ではありません。
なぜなら実務者研修は、無資格・未経験でも受講できる研修だからです。無資格・未経験の方でも段階を踏んで理解できる内容になっています。
実務者研修を開講しているスクールも、できるだけわかりやすい授業を開催しようと優秀な講師を揃えたり、授業スタイルを動画にしたりと、様々な工夫が行われています。
特に大手スクールは、受講生の声を元に、授業内容をよりわかりやすくしようと工夫を重ねています。実務者研修は同じカリキュラムですが、通学するスクールによっては、修了後の理解度や定着率は異なってきます。
初任者研修、実務者研修の講師
石川遥さんのコメント
「実務者研修修了後も身につけたスキルを実践の現場で活かしたい」「どうせ学ぶんだったら質の高い講義を受けたい」という方は、大手スクールに通われることをおすすめしますよ。
大手スクールに通うことで、現場経験豊富な講師陣から教えを受けることができます。体系的な理論を学ぶことで、実践で活かせるスキルが身につきますよ。
\まずは資料でじっくり比較検討!/
大手スクールからパンフレットを取り寄せる→
まずは資料請求をして、スクールを比較する
実務者研修のスクールを選ぶには、まず一括で資料請求することをオススメします。
実務者研修を開講しているスクールは様々です。全国展開しているスクールもあれば、介護施設を運営する社会福祉法人が開講しているスクールもあります。
スクールごとに受講スケジュールも料金も異なります。
- 名前を聞いたことのある会社だから
- 近くでやっているから
という単純な理由でスクールを決めて後悔しないよう、どんなスクールがあるのか調べることが重要です。スクール選びに悩んでいる方は、一括資料請求をして比較するのがオススメです。
下記から無料・一括で実務者研修の資料請求ができます。しつこい営業電話がかかってくることもありません。
まずは資料請求をし、お手元にパンフレットを揃えて、受講するスクールを比較検討してみてください。
初任者研修、実務者研修の講師
石川遥さんのコメント
そもそも自分が住んでいる地域に、どんなスクールがあるのかを知りたい方は次の表より確認してみてくださいね。実務者研修を開講している全てのスクールを地域別に見やすくまとめました!
エリア | 都道府県 |
---|---|
北海道 | 北海道 |
東北 | 青森 岩手 宮城 秋田 山形 福島 |
関東 | 東京 神奈川 埼玉 千葉 茨城 栃木 群馬 |
中部 | 新潟 富山 石川 福井 山梨 長野 岐阜 静岡 愛知 |
近畿 | 京都 大阪 三重 滋賀 兵庫 奈良 和歌山 |
中国 | 鳥取 島根 岡山 広島 山口 |
四国 | 徳島 香川 愛媛 高知 |
九州 | 福岡 佐賀 長崎 大分 熊本 宮崎 鹿児島 |
沖縄 | 沖縄 |
あなたのお住まいの地域にはどんなスクールがあるかを、ぜひ確認してみてください。
【目的別】実務者研修関連記事
この章では、当サイトの実務者研修の記事をまとめました。ぜひご覧ください。
目的 | 記事 |
---|---|
実務者研修のスクールはどこがいいの? | 実務者研修のスクールはどこがいいの?オススメスクール5校を紹介 |
実務者研修はいつ受けるのがいいの? | 実務者研修はいつ受けるのがオススメ?実務者研修の受講時期について解説 |
実務者研修の費用はどのくらい? | 介護福祉士実務者研修の費用はいくら?安く受講するための8つの方法 |
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実務者研修全般について詳しく知りたい | 【介護の中級資格】実務者研修とは?余すことなく徹底解説 |
無料で実務者研修を取得する方法ってあるの? | 無料で受講したい!介護福祉士実務者研修を0円で受講する3つの方法 |
実務者研修の際に使える助成金・補助金を知りたい! | 実務者研修受講時に活用できる助成金・補助金・給付金制度の全て |
まとめ
いかがだったでしょうか。
まとめると、実務者研修の受講内容は次の通りでした。
資格をお持ちでない方
科目 | 時間 | ||
自宅学習 | 人間の尊厳と自立 | 5 | ◎ |
社会の理解I | 5 | ◎ | |
社会の理解II | 30 | ◎ | |
介護の基本I | 10 | ◎ | |
介護の基本II | 20 | ◎ | |
コミュニケーション技術 | 20 | ◎ | |
生活支援技術I | 20 | ◎ | |
生活支援技術II | 30 | ◎ | |
介護過程I | 20 | ◎ | |
介護過程II | 25 | ◎ | |
発達と老化の理解I | 10 | ◎ | |
発達と老化の理解II | 20 | ◎ | |
認知症の理解I | 10 | ◎ | |
認知症の理解II | 20 | ◎ | |
障害の理解I | 10 | ◎ | |
障害の理解II | 20 | ◎ | |
こころとからだのしくみI | 20 | ◎ | |
こころとからだのしくみII | 60 | ◎ | |
医療的ケア・通信 | 50 | ◎ | |
スクーリング | 介護過程III | 45 | ◎ |
医療的ケア・演習 | 規定回数 | ◎ |
スクーリング日数 | 6〜8日間 |
受講時間数(スクーリング+自宅学習) | 450時間 |
科目数 | 19科目 |
介護職員初任者研修
科目 | 時間 | ||
自宅学習 | 人間の尊厳と自立 | 5 | 免除 |
社会の理解I | 5 | 免除 | |
社会の理解II | 30 | ◎ | |
介護の基本I | 10 | 免除 | |
介護の基本II | 20 | ◎ | |
コミュニケーション技術 | 20 | ◎ | |
生活支援技術I | 20 | 免除 | |
生活支援技術II | 30 | 免除 | |
介護過程I | 20 | 免除 | |
介護過程II | 25 | ◎ | |
発達と老化の理解I | 10 | ◎ | |
発達と老化の理解II | 20 | ◎ | |
認知症の理解I | 10 | 免除 | |
認知症の理解II | 20 | ◎ | |
障害の理解I | 10 | 免除 | |
障害の理解II | 20 | ◎ | |
こころとからだのしくみI | 20 | 免除 | |
こころとからだのしくみII | 60 | ◎ | |
医療的ケア・通信 | 50 | ◎ | |
スクーリング | 介護過程III | 45 | ◎ |
医療的ケア・演習 | 規定回数 | ◎ |
スクーリング日数 | 6〜8日間 |
受講時間数(スクーリング+自宅学習) | 320時間 |
科目数 | 10科目 |
ホームヘルパー2級
科目 | 時間 | ||
自宅学習 | 人間の尊厳と自立 | 5 | 免除 |
社会の理解I | 5 | 免除 | |
社会の理解II | 30 | ◎ | |
介護の基本I | 10 | 免除 | |
介護の基本II | 20 | 免除 | |
コミュニケーション技術 | 20 | ◎ | |
生活支援技術I | 20 | 免除 | |
生活支援技術II | 30 | 免除 | |
介護過程I | 20 | 免除 | |
介護過程II | 25 | ◎ | |
発達と老化の理解I | 10 | ◎ | |
発達と老化の理解II | 20 | ◎ | |
認知症の理解I | 10 | ◎ | |
認知症の理解II | 20 | ◎ | |
障害の理解I | 10 | ◎ | |
障害の理解II | 20 | ◎ | |
こころとからだのしくみI | 20 | 免除 | |
こころとからだのしくみII | 60 | ◎ | |
医療的ケア・通信 | 50 | ◎ | |
スクーリング | 介護過程III | 45 | ◎ |
医療的ケア・演習 | 規定回数 | ◎ |
スクーリング日数 | 6〜8日間 |
受講時間数(スクーリング+自宅学習) | 320時間 |
科目数 | 11科目 |
ホームヘルパー1級
科目 | 時間 | ||
自宅学習 | 人間の尊厳と自立 | 5 | 免除 |
社会の理解I | 5 | 免除 | |
社会の理解II | 30 | 免除 | |
介護の基本I | 10 | 免除 | |
介護の基本II | 20 | 免除 | |
コミュニケーション技術 | 20 | 免除 | |
生活支援技術I | 20 | 免除 | |
生活支援技術II | 30 | 免除 | |
介護過程I | 20 | 免除 | |
介護過程II | 25 | 免除 | |
発達と老化の理解I | 10 | 免除 | |
発達と老化の理解II | 20 | 免除 | |
認知症の理解I | 10 | 免除 | |
認知症の理解II | 20 | 免除 | |
障害の理解I | 10 | 免除 | |
障害の理解II | 20 | 免除 | |
こころとからだのしくみI | 20 | 免除 | |
こころとからだのしくみII | 60 | 免除 | |
医療的ケア・通信 | 50 | ◎ | |
スクーリング | 介護過程III | 45 | ◎ |
医療的ケア・演習 | 規定回数 | ◎ |
スクーリング日数 | 6〜8日間 |
受講時間数(スクーリング+自宅学習) | 95時間 |
科目数 | 1科目 |
喀痰吸引等研修 第1・2号+介護職員初任者研修
科目 | 時間 | ||
自宅学習 | 人間の尊厳と自立 | 5 | 免除 |
社会の理解I | 5 | 免除 | |
社会の理解II | 30 | ◎ | |
介護の基本I | 10 | 免除 | |
介護の基本II | 20 | ◎ | |
コミュニケーション技術 | 20 | ◎ | |
生活支援技術I | 20 | 免除 | |
生活支援技術II | 30 | 免除 | |
介護過程I | 20 | 免除 | |
介護過程II | 25 | ◎ | |
発達と老化の理解I | 10 | ◎ | |
発達と老化の理解II | 20 | ◎ | |
認知症の理解I | 10 | 免除 | |
認知症の理解II | 20 | ◎ | |
障害の理解I | 10 | 免除 | |
障害の理解II | 20 | ◎ | |
こころとからだのしくみI | 20 | 免除 | |
こころとからだのしくみII | 60 | ◎ | |
医療的ケア・通信 | 50 | 免除 | |
スクーリング | 介護過程III | 45 | ◎ |
医療的ケア・演習 | 規定回数 | 免除 |
スクーリング日数 | 4〜6日間 |
受講時間数(スクーリング+自宅学習) | 270時間 |
科目数 | 9科目 |
喀痰吸引等研修 第1・2号+ホームヘルパー2級
科目 | 時間 | ||
自宅学習 | 人間の尊厳と自立 | 5 | 免除 |
社会の理解I | 5 | 免除 | |
社会の理解II | 30 | ◎ | |
介護の基本I | 10 | 免除 | |
介護の基本II | 20 | 免除 | |
コミュニケーション技術 | 20 | ◎ | |
生活支援技術I | 20 | 免除 | |
生活支援技術II | 30 | 免除 | |
介護過程I | 20 | 免除 | |
介護過程II | 25 | ◎ | |
発達と老化の理解I | 10 | ◎ | |
発達と老化の理解II | 20 | ◎ | |
認知症の理解I | 10 | ◎ | |
認知症の理解II | 20 | ◎ | |
障害の理解I | 10 | ◎ | |
障害の理解II | 20 | ◎ | |
こころとからだのしくみI | 20 | 免除 | |
こころとからだのしくみII | 60 | ◎ | |
医療的ケア・通信 | 50 | 免除 | |
スクーリング | 介護過程III | 45 | ◎ |
医療的ケア・演習 | 規定回数 | 免除 |
スクーリング日数 | 4〜6日間 |
受講時間数(スクーリング+自宅学習) | 270時間 |
科目数 | 10科目 |
介護職員基礎研修
科目 | 時間 | ||
自宅学習 | 人間の尊厳と自立 | 5 | 免除 |
社会の理解I | 5 | 免除 | |
社会の理解II | 30 | 免除 | |
介護の基本I | 10 | 免除 | |
介護の基本II | 20 | 免除 | |
コミュニケーション技術 | 20 | 免除 | |
生活支援技術I | 20 | 免除 | |
生活支援技術II | 30 | 免除 | |
介護過程I | 20 | 免除 | |
介護過程II | 25 | 免除 | |
発達と老化の理解I | 10 | 免除 | |
発達と老化の理解II | 20 | 免除 | |
認知症の理解I | 10 | 免除 | |
認知症の理解II | 20 | 免除 | |
障害の理解I | 10 | 免除 | |
障害の理解II | 20 | 免除 | |
こころとからだのしくみI | 20 | 免除 | |
こころとからだのしくみII | 60 | 免除 | |
医療的ケア・通信 | 50 | ◎ | |
スクーリング | 介護過程III | 45 | 免除 |
医療的ケア・演習 | 規定回数 | ◎ |
スクーリング日数 | 1〜2日間 |
受講時間数(スクーリング+自宅学習) | 50時間 |
科目数 | 1科目 |
実務者研修は、自宅学習と通学学習を組み合わせた内容でしたね。
科目1つ1つの詳細をもう一度確認したいという方は、『実務者研修はどんなことを勉強するの?科目1つ1つを解説』をご覧ください。
実務者研修は試験が義務付けられているものではありませんでした。ほとんどのスクールでは、試験がないので安心してくださいね。
万が一試験がある場合でも、ほとんどの人が合格できる試験です。スクール側も配慮してくれることが多いです。
実務者研修は決して難しい資格ではないので、取得しようか検討している人は、下記よりぜひ、スクールのパンフレットを取り寄せてみてくださいね。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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というわけで、こんにちは。東京で実務者研修の講師をしている石川です。