院内保育の一日の流れや働き方とは?

院内保育の一日の流れ|きつい理由とメリットまで徹底解説。

こんな悩みを抱えていませんか?

この記事では、院内保育士の仕事における一日の流れを紹介しています。

最後まで読むことで、院内保育士と病棟保育士の違いについても知ることができるでしょう。

院内保育園で働く保育士の一日の流れ

院内保育士の
1日の流れ

院内保育士の仕事は、基本的に一日の流れが決まっています。

院内保育士における一日の仕事の流れは、次のとおりです。

  1. 園児の登園を迎える
  2. 自由保育や一斉保育
  3. 昼食の時間
  4. お昼寝・午睡
  5. おやつの時間
  6. 自由保育
  7. 園児の降園をお見送り
  8. 夜間保育

以下は一日の業務フローについての表です。

時間帯活動内容注意点・特記事項
園児の登園時間園児の登園を迎える登園を迎える時間帯は施設や園児によって異なる。連絡をとる場合もある。
自由保育/一斉保育子どもが自由に遊ぶ外遊びと中遊びがあり、日によって内容が異なる。
昼食の時間子どもの食事を見守る食事介助が必要な子どももいる。褒めることも重要。
お昼寝・午睡子どもの昼寝を見守るきちんと昼寝ができているか確認。お昼寝から起こすのも重要。
おやつの時間おやつを提供食事介助が必要な子どももいる。
自由保育おやつ後の遊び時間施設によっては知育活動も。
園児の降園時間園児の降園をお見送り保護者によって降園時間が異なる。引き継ぎも行う。
夜間保育子どもの就寝を見守る万が一のことがあったときすぐに対応できるよう気を配る必要がある。

園児の登園を迎える

まずは、園児が登園するのを迎えます。

園児が登園する時間は施設や園児によって異なるため、登園を迎え入れる時間帯が違うことを理解しておきましょう。

もしも登園時間に来ていない園児がいたら、連絡をして状況を確認します。

自由保育や一斉保育

自由保育や一斉保育では、預かっている子どもが自由に過ごせる時間となっています。

自由保育や一斉保育では外遊びと中遊びがありますが、基本的には日によってどんな自由保育や一斉保育をするかは異なることを理解しておきましょう。

昼食の時間

昼食の時間では、子どもが安全に食事できるよう見守ります。

子どもによっては、食事介助が必要なケースもあるため、食事介助をする際は安全に食事ができるよう手助けしてあげましょう。

自分で昼食を食べられる子どもがいたら、褒めてあげることも忘れないことが重要です。

お昼寝・午睡

昼食が済んだら、お昼寝の時間です。

基本的にお昼寝や午睡の時間は、院内保育士が子どもを見守ります

きちんとお昼寝ができているかどうかを確認するのも、院内保育士の役割です。

また、お昼寝から起こすのも院内保育士にとって重要な仕事です。

子どもによってはなかなか起きてくれないこともあるため、きちんと体を起こしてあげるためのサポートをしてあげましょう。

おやつの時間

おやつの時間では、多くの施設で15時になると子どもにおやつをあげます。

おやつの時間では昼食時と同様に、食事介助が必要な子どもがいればサポートをしましょう

施設によっては、おやつの時間が終わった子どもから順に自由保育へと移ります。

自由保育

おやつの後の自由保育は午前と同様に、外や中で遊ぶ子どもを見守ります。

施設によっては、知育などを行っているところもあります。

もしあなたが所属している病院などの施設で知育教室がある場合は、子どもに簡単な英語や数字などを教えてあげましょう

園児の降園をお見送り

17時から18時にかけて園児が降園するため、お見送りをします。

預かっている子どもの保護者によって降園する時間は異なるので、最後まで気を抜かずに子どもを預かりましょう。

また、園児の降園の時間では、夜勤への引き継ぎも行います。

夜間保育

院内保育は一般保育とは違い、夜間保育があることが特徴です。

子どもによっては、保護者が夜の時間に面倒を見れない家庭もあります。

夜間保育では、主に子どもの就寝を見守るのが仕事となるでしょう。

万が一のことがあったときすぐに対応できるよう、夜間勤務の保育士は気を配る必要があります。

院内保育の一日の流れを動画で見る

院内保育園で働くことについて興味を持っている方は以下の動画が参考になるので、ぜひチェックしてみてください。

院内保育士の仕事にやりがいを感じること

院内保育士の仕事にやりがいを感じること

院内保育士の仕事では、さまざまなやりがいや魅力を感じられます。

院内保育士の仕事における、やりがいを感じることについて解説します。

  1. じっくり子どもと向き合える
  2. 保護者とコミュニケーションを取りやすい
  3. 比較的給料が高い

これからあなたが院内保育士を目指そうと考えているなら、ぜひ参考にしてください。 やりがいを以下の表にまとめました。

カテゴリ説明・特長
じっくり子どもと向き合える院内保育士は少人数の子どもを預かるので、1人1人の子どもと深く関われる。子どもの成長を直接見守ることができる。
保護者とコミュニケーションを取りやすい保護者は主に隣接する医療施設で働いているので、緊急時などに容易に連絡がとれる。これが信頼関係を築く上で有利に働く。
比較的給料が高い院内保育士は一般的に給料が高く、特に大きな病院に隣接する保育所で働く場合は更に高い給料が期待できる。

じっくり子どもと向き合える

院内保育士は一般保育士とは違い、少人数の子どもを預かります。

そのため、1人1人の子どもとじっくり向き合えるのが魅力です。

子ども1人1人の成長を間近で見れるのは、院内保育士ならではの特徴でしょう。

子どもが成長する過程をみていると、院内保育士としてのやりがいを感じられます。

保護者とコミュニケーションを取りやすい

院内保育所で預かる子どもの保護者は、基本的に隣接している病院などの施設で働く医師や看護師です。

そのため、一般保育士よりも比較的コミュニケーションを取りやすいのが特徴です。

保護者とのコミュニケーションが取りやすいと万が一のことがあったときにすぐ連絡をとれたり、子どもに関する相談もでき信頼を得やすくなります。

あなたの保育によって子どもの保護者から感謝されると、院内保育士をやって良かったとやりがいを感じるでしょう。

比較的給料が高い

所属する病院や施設によって異なりますが、院内保育士は比較的給料が高いです。

とくに大きい病院に隣接している保育所で働く院内保育士は、一般保育士よりも給料が高いため、満足のいく給料を受け取れます。

院内保育士の仕事で頑張った結果納得のいく給料をもらえたことでやりがいを感じる人は、多いです。

院内保育士の仕事がきつい・辛いと感じること

院内保育士の仕事がきつい・辛いと感じること

院内保育士にはさまざまな魅力がある一方で、辛かったりきついと感じることもあります。

院内保育士の仕事における、きついと感じることは次のとおりです。

  1. 臨機応変な対応が求められる
  2. 夜間保育で働く体力が必要
  3. 日によって預かる子どもが違う

仕事できついことや辛いことを以下の表にまとめました。

カテゴリ説明・特長
臨機応変な対応が求められる院内保育士は夜勤もあるため、状況に応じて柔軟に対応する能力が必要。臨機応変に対応できないと厳しい場面もある。
夜間保育で働く体力が必要夜間保育は心身ともに消耗しやすい。体力がないと、夜勤での体調管理が難しい場合もある。
日によって預かる子どもが違う院内保育士は日によって異なる子どもを預かる必要があるため、その都度対応を変えなければならない。一般保育士よりも負担が大きい場合がある。

臨機応変な対応が求められる

院内保育士は、一般保育士とは違い夜勤などがあります

突然夜勤を任せられたりすることもあるため、院内保育士には臨機応変な対応が求められます

どんな状況でもすぐに対応できるのであれば問題ありませんが、臨機応変な対応が苦手な人からすれば、院内保育士の仕事がきついと感じるかもしれません。

夜間保育で働く体力が必要

院内保育士は、夜間保育を任されることがあります。

夜間保育は日中よりも比較的仕事内容で体力を消耗することが少ないですが、夜勤であるだけで気づかないうちに心身ともに消耗しやすくなります

そのため、体力に自信がない人は夜勤を任されて体調を崩しやすくなってしまいがちです。

夜勤が大変であることは、院内保育士ならではのきついと感じることです。

日によって預かる子どもが違う

院内保育士は少人数の子ども1人1人にじっくり向き合える魅力がある一方で、日によって預かる子どもが違うのが大変だと感じることです。

日によって預かる子どもが違うと、毎回預かる子どもへの対応を変えなければいけません

もしも日によって預かる子どもが違うことで対応を変えるのが難しいと感じるなら、院内保育士よりも一般保育士のほうが向いているでしょう。

院内保育士に転職するのに転職サイトの利用がおすすめ!

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院内保育とほかの保育との違いを解説

院内保育とほかの保育との違いを解説

院内保育とほかの保育の違いについて、詳しく解説します。

  1. 院内保育士と病棟保育士の違いは?
  2. 病棟保育と病児保育の違いは?
  3. 院内保育室と企業内保育所の違いは?

院内保育士と病棟保育士の違いは?

院内保育士は、病院などの医療施設で働く医師や看護師の子どもを、隣接している保育所で預かるのが特徴です。

一方で、病棟保育士は入院している子どもを預かるのが仕事です。

どちらも責任重大な保育士の仕事ではありますが、病棟保育士のほうが子どもの健康管理の面でデリケートとされています。

病棟保育と病児保育の違いは?

病棟保育士は入院している子どもを預かるのが仕事ですが、病児保育は体調不良の子どもを一時的に預かるのが仕事です。

つまり、病棟保育と病児保育の違いは、体調不良の子どもが入院しているかしていないかで預かる保育士が異なることがわかります。

院内保育室と企業内保育所の違いは?

院内保育室は、病院などの医療施設に隣接している保育所を指しますが、企業内保育所は会社に隣接している保育所を指します。

まとめ

院内保育士の仕事では、一日の流れがある程度決まっています。

しかし一般保育士とは違い、夜勤があるのが院内保育士ならではの特徴です。

もしも一般保育士ではなくほかの施設で働く保育士を目指したいなら、院内保育士や企業内保育士などを視野に入れて転職するのがおすすめです。