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「もう訪問介護を辞めたい…」
あなたは今こんな悩みを抱えていませんか?事実、次の3つの理由で訪問介護から離職をすることが多いです。
この記事では、まず訪問介護を辞めたいと思う理由をそれぞれ解説しました。あなたにはどれが当てはまるか確認してみてください。
また次の章では、訪問介護の正しい辞職ステップも解説しました。事業所に迷惑をかけない、円満な退職をするためにも正しい辞職のステップを心がけることが大切です。
最後に、訪問介護を退職後に就くオススメの職業をいくつかピックアップしました。ぜひ最後までご覧ください。
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訪問介護を辞めたい…訪問介護を辞めたいと思う理由3選
ここでは、訪問介護のヘルパーが「仕事を辞めたい」と思う3つの理由を紹介していきます。
理由1:とにかく多忙
1つ目の理由は「とにかく多忙だから」です。忙しさを感じる理由は、次の3つです。
訪問介護事業所では、1日に何件も掛け持ちしているヘルパーも多く、訪問先から次のお宅へと移動が続きます。
雨の日や雪の日など、どんなに天候不順でも現場に行く必要があり、駐車スペースがない訪問先では自転車やバイクでの移動が必要で、移動が大変と感じるヘルパーもいます。
また多くの訪問介護事業所では、少人数のヘルパーがフル稼働していることが多く、慢性的に人手不足です。仕事を休みたくても代わりがいないため、簡単に休めないことも多々あります。もし子どもや家族の世話が必要になった場合でも、仕事を優先させなくてはいけません。
またヘルパーは、短い訪問時間にたくさんの仕事をこなす必要があります。一度にこなす仕事の多さに、圧倒されてしまうヘルパーたちも少なくありません。
このような日々の積み重ねが、体力的にも精神的にもストレスになり、「辞めたい…」という気持ちに繋がります。
理由2:業務に対して給料が低い
業務に対する給料の低さも辞めたくなる理由の1つです。他の施設形態を見てみると、訪問介護の給与は比較的高い水準にあります。
※平均給料額は、基本給(月額)+手当+一時金(4~9月支給額の1/6)
このグラフを見ても、訪問介護は全体の3位に位置していて、他の施設と比較をすると給料はとりわけ安いというわけではありません。
しかしホームヘルパーの仕事は忙しく、「忙しい割には給与がそれほど高くない」と感じ、仕事へのやる気を失い辞めていく方も多いです。
理由3:利用者さんとの人間関係
利用者さんとの人間関係に疲れてしまうこともあります。
訪問介護は、施設介護とは違い、利用者さんのお宅で「一対一」で向き合わなければなりません。中にはクレームをつける「アクの強い利用者さん」などもいて、対応に疲れてしまうヘルパーも多いです。
実際に筆者が勤めていた事業所でも、利用者さんから「ヘルパーが自分の思い通りにしてくれない」といったクレームの電話が日々かかってきていました。事業所に直接届いたクレームを聞いてしまうと、一生懸命仕事をしているヘルパーたちにとってストレスになります。
何かにつけてクレームの連絡が来ると「もう訪問介護はしたくない」と感じ、辞めてしまうヘルパーたちもいます。
訪問介護の退職ステップ4選
辞めることを決意したら、まずは退職する日付を決め、早めに行動することが大切です。ただ退職するまでには、正しいステップを踏む必要があります。
注意点として、何も言わずに連絡を絶ってしまう、「無断退職」だけは絶対NGです。なぜなら悪質な「無断退職」の場合は、会社から損害賠償請求される可能性や、悪い噂がたち、転職時に不利になることもあるからです。
確かに「辞める」と言い出すのは緊張を強いられますが、辞職の正式な手続きを踏むことは社会人としての最低限のマナーです。すでに「辞める」と決意している場合は、躊躇せず正しい退職のステップを踏むようにしましょう。
では実際にどのような手順で辞職できるのでしょうか。仕事を辞めるまでの4ステップは、次の通りです。
それでは具体的に各ステップを見ていきましょう。
STEP1:就業規則の確認
まず退職を考え始めた時点で、就業規則を確認しましょう。勤めている事務所の就業規則に基づき退職することで、円満に退職できるからです。
就業規則は、仕事を始める時に渡されている場合や事務所で閲覧できるよう置いてある場合もあると思います。
就業規則には通常「○ヶ月前までに退職を申し出る」などと書かれているので、早めに確認しておくようにしましょう。
STEP2:上司や責任者に退職を伝える
次に直属の上司に退職の意思を伝えます。訪問介護事業所のヘルパーなら、まずは、直属の上司であるサービス提供責任者に退職の意向を伝えるようにしましょう。
上司の仕事が忙しいときに話しかけても、あまりいい話し合いはできません。上司がリラックスしていて、話を聞いてもらえそうなタイミングを探しましょう。上司から退職の了承を得た後は、引き継ぎ業務を行っていきます。
STEP3:引継ぎ業務
退職時期が決まったら、それに合わせて引継ぎ業務を行っていきます。引継ぎ業務では、利用者さんの状況・介護の経緯・介護中の注意事項・利用者さんの好みや性格など、できるだけ詳しく情報を引き継ぐようにしましょう。
もし口頭での引継ぎが可能な場合でも、できるかぎりメモを作っておきましょう。メモがあれば、引継ぎ漏れを予防でき、後任のヘルパーもスムーズにお仕事が開始できます。
STEP4:退職届を提出する
直属の上司に「書面で」退職届を提出します。というのも、口頭だけで退職の意志を示しても証拠として残らず、後々トラブルになる場合があるからです。
退職届の文面はシンプルなもので構いません。具体的な作成方法は、『退職届・退職願の書き方と違いとは(テンプレート・フォーマットダウンロードあり)』などを参考にすれば良いでしょう。
退職届はヘルパーを保護する法的書類の役割もあるので、面倒でも一筆書いて提出しておくことが重要です。
【番外編】どうしても退職できない場合
前もって伝えていたのに、事務所が辞めさせてくれない…
まだ辞めないように圧力をかけられている…
という場合はどうすればいいのでしょうか。
オススメは「退職代行サービス」を活用することです。退職代行サービスは、主に次のサービスを提供しています。
どうしても退職できない時に、代わりに退職の申し出を請け負ってくれる第三者が「退職代行サービス」です。退職代行会社は「退職代行ガーディアン」を利用するのがオススメです。
退職代行ガーディアン
退職代行サービスの中には、サービス料は安いものの実は単なる一般企業や偽装労働組合も存在します。法的に適合していない退職代行には注意が必要です。
なぜなら企業側から「弁護士資格のない業者による退職代行は応じる必要はない」と言われ、無資格の業者による退職交渉は失敗する場合があるからです。
この点「退職代行ガーディアン」は、東京都の労働委員会に認証されている合同労働組合なので、安心して任せることができます。
スムーズに退職できない場合や退職を言い出しにくい場合には、「退職代行サービス」の利用を検討してみましょう。
訪問介護を辞めた後に就くオススメの仕事
ここでは、簡単に訪問介護からの転職先を紹介していきます。
介護業界の仕事
介護施設での介護職
訪問介護を辞めた後の選択肢として一番多いのが、別の施設形態に転職することです。 訪問介護から別の施設形態する際は、次の4種類の施設がオススメです。
特養や老健は給与が訪問介護よりも良く、決まった時間内でしっかりとお仕事ができるため、プライベートと仕事を両立しやすいのが魅力的です。
施設でのお仕事の場合、チームでケアをします。医師・看護師・理学療法士といった専門職のスタッフと連携するため、訪問介護では学べなかった知識を学べる点も魅力です。
とはいえ、中には「もう身体介護をするのは嫌だ…」と感じる方もいるでしょう。次に介護士以外の、介護業界の仕事を紹介していきます。
介護事務
介護事務は、主にパソコンを使って介護関連の請求事務をする仕事です。お仕事の性質上、介護に関する知識や介護保険についての知識が欠かせません。
事務所でパソコンに向かい、一人で黙々と仕事をしたい方にはオススメな仕事です。退職後に別の事業所で介護事務を行う場合もありますが、抵抗がなければ同じ事業所で介護事務を続けることも可能です。
介護用品メーカー(企画・営業)
介護用品メーカーでのお仕事は、施設や個人のお宅に介護用品の提案を行い、現場に介護用品を納品するお仕事です。時には利用者さんの自宅に出向き、使い方をデモンストレーションすることもあります。
介護の現場で介護の用品(ベッドなど)を実際に使った経験があれば、的確な介護用品を提案できるので、全くの未経験者より採用される可能性は高いでしょう。今まで培った介護技術を別の現場でも発揮できるお仕事です。
とはいえ、中には「もう介護業界はコリゴリ…」という方に向けて、次の章では”介護職以外への転職先”を紹介していきます。
介護職以外の職種に転職する
「介護の仕事も介護関連のお仕事も全て辞めたい」という方は、次のような仕事もオススメです。
事務
こちらは事務所でパソコンを使ったり、電話応対をする事務仕事になります。事務仕事でも、介護の現場で培った傾聴の能力や顧客や同僚のニーズを敏感に観察する能力を活かすことができます。
実は筆者も介護の仕事から別の事務職の仕事に転職した経験があります。その際、「顧客やスタッフとのコミュニケーションが前より楽になった…」と感じました。
接客業(販売・営業職)
訪問介護からの転職先として、接客業もオススメです。
外食やアパレル業界などの接客業では、高いコミュニケーション能力が試されます。どんなときにも笑顔で丁寧に応対することは介護の現場での基本なので、介護現場での経験を接客業に活かすことができます。
『【経験を活かせる】介護から転職の際のオススメの職種・働き方16選』では、今回紹介できなかったオススメ職種を徹底解説しています。ぜひご覧ください。
まとめ
いかがでしょうか。
訪問介護を辞めた人の主な退職理由は次の3つでしたね。
訪問介護を辞める際には次の4つのステップが必要でした。
「どうしても職場に退職の意向を言いづらい…」場合は、退職代行サービスを利用するのがオススメです。
もしあなたが訪問介護を辞めることを決断したら、在職中に転職活動を進めておきましょう。
最後に、訪問介護を辞めた後に就くオススメの仕事をピックアップしたので、ぜひ参考してください。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。