保育士を続けて20年程経つけど、
と、不安に感じていませんか?
この記事では、40代によくある辞めたい理由と今後の選択肢についてお伝えします。
40代で転職を成功させるためのポイントも解説しているので、今の環境を変える一歩を踏み出しやすくなるかもしれません。
40代保育士が辞めたいと思う理由
保育士としてはベテランの域に達している40代保育士ですが、長く続けることによって出てくる悩みもあります。
40代の保育士が辞めたいと思うよくある理由を4つ紹介します。
40代保育士が辞めたい理由①家庭のことを考えてしまう
自分の仕事のことだけを考えていればよい若いころと違い、結婚や出産を経験し、家庭のことも気に掛けなくてはなりません。
早い人だと介護の問題が出てくる場合もあるでしょう。
保育士は、早番遅番のあるシフト制である園が多いため、家にいられる時間も不規則です。
さらに、年間を通じて「大事な行事の日には絶対に休めない」というプレッシャーが掛かります。
家庭をもっと優先させたいけど、上手く時間が取れないと悩む人も多いでしょう。
40代保育士が辞めたい理由②50代になっても保育士が続けられるか不安
保育士は体力勝負の仕事です。
一日中子どもを抱っこしていたり、外で走り回ったりとにかく体力を消耗します。
さらに仕事上、中腰の姿勢が多くなるため腰痛持ちの保育士はたくさんいます。
40代でもしんどいと感じるのに、50代になってからも続けられるのかが不安材料となっています。
40代保育士が辞めたい理由③給料が低い
近年、保育士の処遇改善も進んではいますが、まだまだほかの職種に比べると給料は安いのが現実です。
若いころに比べると徐々に上がってはいるものの、「周囲の同年代と比べると自分の給料の低さにがっかりした」ということもあります。
40代保育士が辞めたい理由④保育の仕事に飽きた
保育士の仕事は基本的に毎年同じ流れで進んでいきます。
子どもは毎年入れ替わりますが、新鮮さがなくなっていくのも事実です。
長く続けているが故に刺激に欠けると感じてしまうでしょう。
仕事のマンネリ化も辞めたくなる理由のひとつです。
40代で保育士を辞めたいときの退職後は何をするべき?
40代で保育士を辞めた場合、何をして過ごせばよいのか不安に思うかもしれません。
40代保育士が退職をした際の次の3つの選択肢を紹介します。
保育士から異業種へ転職する
「保育士自体を辞めたい」と感じたら、異業種へ転職してみましょう。
異業種への転職でのメリットは以下の2つです。
- 新たな物事にチャレンジでき、さまざまな目標が見つかる
- 労働時間短縮が見込める
ただ、40代でまったくはじめての職業への転職は、経験者と比べて採用されにくかったり、未経験者を募集する求人数が少ないというデメリットもあります。
保育士資格を活かして転職する
「子どもは好きだけど保育園では働きたくない」という場合には、保育士資格を活かした同業種への転職も選択肢のひとつです。
- 保育園とは違った働きかたで子どもと関わる仕事ができる
- 仕事内容は変わるけど、これまでの経験を活かせられる
転職先として、以下の4種類があります。
- ベビーシッター
- 子育て広場
- 学童保育
- ベビーホテル
保育士から転職するのでも、保育士にまた転職する際でも転職サイトは無料で利用できるのでぜひ活用してみてくださいね!
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一度休憩する
40代で保育士を辞めたいと思うのは、20年近く保育士をがんばってきたため心身ともに少しお疲れ気味なのかもしれません。
保育士に限らず一度仕事から離れてゆっくり休憩してみるのもひとつの方法です。
家族との時間を多く取ってみたり趣味を楽しむことで、気持ちがリフレッシュされ、また何かにチャレンジしたいと向上心が生まれるかもしれません。
40代保育士が辞めてよかったこと
40代で保育士を辞めて、次のステップへ進むのはとても勇気が入りますが、「保育士を辞めてよかった」という声もあります。
辞めてよかったこととして、以下の3つが挙げられます。
- 自分の時間が取れるようになり、プライベートが充実した
- 体力的に楽になった
- 人間関係に悩まなくなった
保育士を辞めた体験談
前の職場の人間関係が悪く、煩わしさを感じていました。他の保育園に転職するかどうか迷ったのですが、人間関係の煩わしさもなく子どもと保護者にしっかりと寄り添えるベビーシッターを選びました。ベビーシッターとしてまたリピートしてくれた時の喜びはひとしおです。(40代 U.Hさん)
40代保育士が辞めて後悔したこと
保育士を辞めて後悔するというパターンもあります。
後悔した例は以下があります。
- 子どもたちに会えなくなった
- 収入が逆に下がってしまった
- 転職先がなかなか見つからない
辞めることにもリスクが伴うことを頭に入れておきましょう。
40代保育士の転職はきつい?
保育士を辞めて転職できるのか不安に思うかもしれませんが、40代からでもきちんと職場を選ぶことで再就職は可能です。
40代におすすめの転職先を解説します。
男性保育士におすすめの転職先
男性保育士の場合、給料の低さで悩む人がとても多いです。
給料面で悩む男性保育士におすすめの転職先は、以下の2つがあります。
- 公立保育所
- 児童養護施設
公立保育所は昇給制度が整っていて、園長や主任の役職に付けばかなり手当が加算されます。
ただ、公立保育所は公務員試験を受ける必要があり地域によっては年齢制限がある場合もあるため確認が必要です。
児童養護施設は、両親がいなかったり何らかの理由で一緒に暮らせない子どもが通う施設です。
保育は24時間体制になるので、夜勤が必須となるため大幅な給料アップが見込めます。
保育士経験を活かせる仕事
40代で異業種に転職するのはなかなか難しいですが、保育士資格を活かして保育園以外で働くという方法もあります。
保育士の保育園以外の活躍の場は、以下の4種類があります。
- ベビーシッター
- 子育て広場
- 学童保育
- ベビーホテル
ベビーシッターは1人で業務ができるのが最大の魅力です。
また、保育士以外に幼稚園教諭の免許を持っている場合は、幼稚園に転職もおすすめです。
40代で転職を成功させるポイント
転職は人生のなかでも大きな決断なので、「転職が成功するのか」「時間がないなかでも転職活動ができるのか」など不安がつきものです。
40代で転職活動を成功させるポイント2つをお伝えします。
条件にこだわりすぎない
転職は年齢が若いほど有利になるため、40代となるとあれもこれもと条件にこだわっていては応募できる求人も限られてきます。
まずは「残業なし」「給料アップ」など自分のなかで譲れない部分を明確にし、そのほかの条件にはこだわりすぎないのがポイントです。
転職サイトを活用する
転職サイトと利用すると、以下のメリットがあります。
- 好条件の求人を紹介してくれるため時間がないなかでも効率よく転職活動ができる
- アドバイザーが職場に行って内部調査をするため、転職後のミスマッチが少ない
就職前に職場の雰囲気がわかるため、保育士でよくある「人間関係」の悩みも軽減されるでしょう。
アドバイザーに面接や履歴書に関する相談もできるため、40代という年齢もカバーする方法が見つかるかもしれません。
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40代から保育士に転職は可能?
保育士は若い人が多いイメージですが、40代から保育士を目指すことも可能です。
保育士は慢性的に人手不足の傾向にあるため、求人が豊富で40代でも応募できる保育園がたくさんあります。
40代の新人保育士に多い悩み
40代で新人保育士となった人によくある悩みは以下の2つがあります。
- 体力的にきつい
- 若い保育士さんの輪に入れない
保育の仕事はとにかく体力勝負です。
若いころから保育士をしているとしんどさや力の抜きかたにも慣れていますが、40代からはじめる場合は体力的にかなりきつい仕事という認識を持っておきましょう。
また、保育士は結婚や出産を期に退職する人が多いため、20代の若い保育士さんが多い職場があります。
輪のなかに入りにくいと感じる人もいますが、40代には保護者からの信頼を得やすかったり子育て経験を活かせるというメリットがあるため上手にサポート役に回りましょう。
47歳保育士の収入例
保育士として働くと、給料はどの程度になるのか疑問に思うかもしれません。
2020年(令和2年)「賃金構造基本統計調査」によると、40代保育士の平均月収は、約26万円、平均年収は394.8万円という結果が出ています。
こちらは平均値となるため、47歳となるともう少し高くなることが予想されます。
ただ、保育士がまったく未経験の場合はもう少し低い給料からのスタートとなるでしょう。
40代でも転職はできる!自分らしい選択をしよう
長年続けてきた保育士を辞めるのは、転職先が見つかるのかという不安と次の職場でも馴染めるのかという心配も出てきます。
保育業界は人手不足であるため、求人は豊富で自分に合った職場はきっと見つかるでしょう。
40代は保育士のなかでもベテランであるため、「力になってほしい」と戦力を求められることでしょう。
これまでの経験を自信に変えて、新たなステップを踏み出しましょう。
幼稚園教諭の転職サイトに登録してからの流れ
登録をする
まずは転職サイトに登録します。
登録は無料です。
登録をする際には、以下の入力が基本的に必要です。
- 名前
- 年齢
- 住所
- 連絡先(電話番号、メールアドレス)
- 経験年数
- 仕事希望開始日
- 希望の勤務形態(人材派遣、正社員、パート、など)
- 希望の施設区分(幼稚園、認定こども園、など)
登録を済ませると自身に合った求人が届くので、できるだけ詳しく入力するようにしましょう。
担当者と面談をする
登録を終えたら担当者から、登録した電話番号宛に電話がかかってきます。
メールアドレスを登録した場合は、メールアドレスにメールが来る場合もあります。
ここで、転職希望時期や希望する給与の条件などさらに細かい条件の聞き取りがあります。
サイト側が保有している求人のなかから、担当者が条件に合った職場を探してくれるので、自分の希望は遠慮なく伝えるようにしましょう。
求人を紹介してもらう
担当者との面談後、希望に合った求人があると連絡が入ります。
情報だけではわからない、職場の細かい情報も担当者が把握している場合もあるため、気になることがあれば遠慮なく質問してみましょう。
非公開求人がある場合は紹介してくれます。
求人を選んで応募する
自分に合ったよい求人があれば応募しましょう。
好条件の求人の場合は、応募が殺到しすぐに募集が終了してしまう場合もあるため、電話やメールはこまめにチェックしておきましょう。
希望する求人があれば、担当者が職場との面接を組んでくれます。
面接準備・面接をする
応募先が決まったら以下の書類を準備します。
- 履歴書
- 職務経歴書
- 資格証のコピー
なかには面接の前に書類選考をおこなう施設もあるので、担当者と相談しながら書類を作成しましょう。
希望施設が欲しい人材を担当者は把握しているので、それを踏まえた履歴書、志望動機書の書き方を教えてくれます。
面接の日程調整も担当者がおこない、希望すれば模擬面接をしてもらえるので安心感があります。
また、担当者が面接に同行してサポートしてもらえる場合もあるため、給料面など直接聞きにくいことをあらかじめ質問してもらうように頼んでおくのもよいでしょう。
内定をもらう
面接が終わり内定が得られれば、その職場に入職するかを決めます。
そこで働くのもよいですが、1箇所だけで決めるよりも、何箇所か職場を見て判断したほうが、より納得のいく転職活動になりやすいためほかの求人を探してみるという選択肢もあります。
入職を決めた場合は、内定をいただいた施設に今後お世話になることと感謝の気持ちを伝える電話を入れましょう。
退職する
次の職場が決まったら、速やかに今の職場に退職の意向を伝えましょう。
引き継ぎや園側の準備もあるため、退職が固まった時点でできるだけ早く伝えるのが望ましいです。
「ほかの職場でも経験を積み、スキルアップに繋げたい」など前向きな姿勢をみせると好印象です。
「大変お世話になりました。残りの時間も精いっぱい力を尽くします。」と謙虚さを伝えると円満な退職に運べるでしょう。
保育士から幼稚園に就職するメリット
保育園と幼稚園には、以下の違いがあります。
- 管轄が保育園は「厚生労働省」、幼稚園は「文部科学省」
- 施設に通う目的が、保育園は子どもの生活全般を支える「福祉」で幼稚園は「教育」
- 保育園は家庭で保育が困難な子どものみが通う、幼稚園は原則希望者は誰でも通える
両者のちがいから、幼稚園側にどのようなメリットがあるのかを解説します。
保育時間が短い
保育園は両親共働きや何らかの事情で家庭での保育が困難な子どもが通います。
そのため保育時間は保護者の仕事や生活によってさまざまなため、朝早くから夜の8時ころまで開園しているのが一般的です。
一方幼稚園は、家庭環境にかかわらず誰でも入園が可能なため、開園時間は9時〜14時など日中のみの場合がほとんどです。
子どもが帰ったあとに雑用や事務作業をするため、先生の負担も軽くなるでしょう。
ただ、近ごろは延長保育を実施する園も増えているため確認が必要です。
長期休みの期間がある
保育園は、年末年始と日祝以外は基本的に保育を実施しています。
幼稚園には年末年始に加えて、春休みや夏休みを取り入れる園が多いため、周囲に気を使わなくても大型連休が取りやすいのがメリットです。
ただ、幼稚園によっては飼育している動物の世話の当番があったり、休日保育を実施する園も増えているため確認が必要です。
1人担任のところが多い
保育園は0〜5歳児の子どもの保育をおこないます。
幼稚園は基本的には3歳児から5歳児の子どもが通うため、配属は幼児クラスのみになるため1人担任となることが多いです。
自分のペースで仕事がしやすく、複数担任にありがちな人間関係での揉めごとも起こりにくいというメリットがあります。
ただ、近頃は2歳児からも通える「満3歳児クラス」を設ける施設も増えているため確認が必要です。
幼稚園転職の理由
幼稚園への転職を考える場合、どのような理由が多いのかを紹介します。
人間関係
保育業界は女性の比率が高いため、人間関係が複雑化しやすいです。
保育観や仕事の方向性が違うと、意見がぶつかり合うことも珍しくありません。
また、保護者との関係に疲れてしまう場合もあります。
労働環境の悪さ
保育業界は慢性的に人員不足の傾向があるため、サービス残業を強いられたり、持ち帰り仕事がついつい多くなりがちです。
また、人手不足による現場の忙しさから1日を通してトイレに行く暇もなかったり、ほとんど休憩が取れないというのも転職を考える理由です。
給料の安さ
近年、処遇改善が進んでいますが、ほかの職種と比べるとまだまだ給料が安いのが現実です。
子どもの命を預かる責任の重さから、到底今の給料に見合わないと思うのも辞めたくなる理由です。
40代で保育士を辞めたいときのまとめ
幼稚園教諭の転職には、転職サイトを活用すると自分の条件に合った求人を探しやすくなります。
求人探しだけではなく、履歴書や面接の準備もサポートしてもらえるので、1人で転職活動をするより効率よく次の就職先が見つかるでしょう。
転職サイトを利用することで、質のよい転職をし、よりよいワークライフへと変えていきましょう。