など不安や疑問を抱いていませんか?
この記事では、保育士7年目によくある辞めた理由と、給料アップが見込める処遇改善加算手当について紹介します。
保育士7年目は誰にでも給料が大幅に上がるチャンスの年であるため、方法を知っておくとモチベーションアップに繋がるでしょう。
保育士7年目で転職したい方はぜひ参考にできる記事となっているので、最後まで確認してみてください!
保育士7年目でよくある辞めたい!転職したい人の理由
保育士を7年続けていると、「責任の重さ」など保育の悩み以外にも、今後のライフイベントや給料面に関しても不安が大きくなります。
保育士7年目で辞めたくなる具体的な理由は以下の4つが多いです。
保育士が好きなのかわからなくなってきた
保育士をずっと続けていると「そもそも保育士が本当に好きなのか?」と疑問に思うことがあります。
新人のころは「子どもと過ごす時間が何より大切」と意気込んでいたはずなのに、「子どもと関わるのがちょっとしんどい」「保育にやりがいを見いだせない」などの感情を抱くことも少なくありません。
このまま保育士を続けてもよいのかと悩むのも辞めたくなる理由の1つです。
仕事の責任が重い
保育士の仕事は年々責任の重さが増していきます。
子どもの安全面を守るのはもちろんのこと、新人保育士さんの指導や行事進行、保護者対応といった園全体を考えた仕事もこなさなくてはなりません。
園長や主任の期待に応えなくてはというプレッシャーを感じてしまいます。
また7年目にもなると、周囲からは「仕事ができて当たり前」と思われているため、本当は自分のことで精いっぱいでも仕事を断れずキャパを超えてしまうこともあるでしょう。
結婚・出産などライフイベントのため
保育士に限ったことではないですが、入社して7年目は結婚や出産などライフイベントを迎える年齢層です。
保育士は、早番遅番のあるシフト制である園が多いため、家事や育児と両立できるのかが不安材料となりやすいです。
また、年間を通じて「大事な行事の日には絶対に休めない」というプレッシャーが掛かります。
私生活とのバランスが難しく辞めたいと感じやすいでしょう。
給料面に不満がある
仕事の責任の重さは増していく一方なのに、給料はほとんど上がっていない場合があります。
新人時代は「勤務年数とともに昇給していくから」と意気込んでいたものの、7年目になってもわずかしか上がらない給料にモチベーションが低下してしまうのも退職するか悩む原因です。
「このまま給与が上がらないなら退職しようか」と考える時期でもあります。
保育士の処遇改善手当について
「仕事量と給与額が見合ってない」「このままの給料では将来が不安」と思う場合には処遇改善加算手当について調べてみましょう。
近年保育士の人員不足が問題視され、厚生労働省により処遇改善加算手当が国から加算されるようになりました。
処遇改善加算手当には以下の2種類があります。
- 処遇改善加算I 職場の保育士の平均勤続年数や、園内での研修や労働環境を改善させることにより手当が加算される
- 処遇改善加算II キャリアアップ研修に参加することで、役職に付きにくかった若手や中堅保育士に手当が加算される
ただこれらは、政府が保育士不足や保育の質の改善や賃金改善のために行なっている取り組みなので、園が申請していないと国から加算される手当はもらえません。※対象は認可保育園のみ
参考資料:保育士・幼稚園教諭等を対象とした処遇改善(令和4年2月~9月)について
自分の職場では処遇改善の制度を利用しているのか確認してみるといいでしょう。
月額5000円アップ!職務分野別リーダーとは?
給料が仕事のすべてではありませんが、収入アップを目指すならまずは「職務分野別リーダー」になることを目標としましょう。
処遇改善加算Ⅱのキャリアアップ研修には、「職務分野別リーダー」の研修があり、経験年数が3年以上の保育士が受講できます。
研修を受けることにより、新たな知識を習得し技術の向上ややりがいに繋がるとともに、分野別リーダーになると月5000円〜の役職手当が支給されます。
職務分野別リーダーの研修内容
職務分野別リーダーの研修内容は以下の通りです。
月に最大4万円アップ!保育士専門リーダーとは?
- 乳児保育
- 幼児保育
- 障害児保育
- 食育・アレルギー
- 保険衛生・安全対策
- 保護者支援・子育て支援
- 保育実践
職務分野別リーダーの次の段階に「保育士専門リーダー」になる方法があり、経験年数7年以上の保育士は専門リーダーになる権利が発生します。
専門性の高いリーダーとして園をまとめたり周囲の職員に情報を発信するというのが、専門リーダーの主な仕事です。
責任は少々重くなりますが、月額最大4万円支給されるため大幅に給料アップが見込めるでしょう。
保育士専門リーダーになる条件
保育士専門リーダーになる条件は以下の3つがあります。
- 経験年数7年以上
- 4分野以上の職務分野別リーダーの研修を修了
- 職務分野別リーダーを経験
月に最大4万円アップ!副主任保育士とは?
保育士専門リーダーのほかに「副主任保育士」になる方法もあり、経験年数7年以上の保育士は副主任になる権利が発生します。
副主任保育士の役割は、管理職の業務を任されるため職務分野別リーダーの研修でマネジメント分野を必ず修了しておかなければなりません。
園全体を把握し、円滑に業務ができるように周囲を動かす能力が必要となるため仕事としては非常に重役です。
責任は重くなりますが現場職とは違った働きかたができ、やりがいに繋がるというメリットがあります。
保育士専門リーダー同様、月額最大4万円支給されるため大幅な給料アップが見込めるでしょう。
副主任保育士になる条件は以下のとおりです。
- 経験年数7年以上
- 職務分野別リーダー研修のうち、マネジメント+3分野以上の研修を修了
- 職務分野別リーダーを経験
保育士7年目で給料アップには転職もひとつの方法
処遇改善加算手当は政府から支給されるため、誰でも平等な額を受け取ることができますが、基本給やボーナスは施設によって異なります。
周囲と比べても明らかに収入が低い時や、さらに給料アップを目指す場合には転職を視野に入れましょう。
現在、保育現場は人員不足が課題となっていて多くの保育士求人があるため、今より条件のよい職場に転職できる可能性は大いにあります。
また、公立保育所は私立保育園に比べて待遇がよい傾向にあります。
責任は少々重くなりますが、月額最大4万円支給されるため大幅に給料アップが見込めるでしょう。
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転職サイトと利用すると、以下のメリットがあります。
- 好条件の求人を紹介してくれるため時間がないなかでも効率よく転職活動ができる
- アドバイザーが職場に行って内部調査をするため、転職後のミスマッチが少ない
就職前に職場の雰囲気がわかるため、保育士でよくある「人間関係」の悩みも軽減されます。
7年目で専門リーダーになると給料もモチベーションもアップ!
保育士7年目は仕事内容以外にも「給料の低さ」が今後仕事を続けるうえで大きな課題となってきます。
処遇改善加算手当は誰もが給料アップを目指せる制度です。
また専門リーダーや副主任は保育士経験7年以上が条件となるため、今が大幅に給料アップを目指せるチャンスです。
お金がすべてではありませんが、責任に見合った収入に近づけることでやりがいに繋がり、より有意義な働き方となるかもしれません。