年度途中で辞めると担任が変わる

保育士の年度途中で辞めたいときに転職や退職は可能?

保育士を辞めたいと思っているけど

と不安に思い、なかなか退職に踏み切れないかもしれません。

この記事では、保育士の年度途中でも円満に退職できる方法をお伝えします。

転職を成功させるポイントもお伝えするので、今後についても考えやすくなるでしょう

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選ばれている3つの理由

  1. 厚生労働省の「保育分野における適正な有料職業紹介事業者認定制度」に認定
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保育士は年度途中で辞めたいときに転職や退職はできる?

保育士は年度途中で辞めたいときに転職や退職はできる?

保育園では、担任制を多く取り入れる場合が多いので年度途中での退職になかなか踏み切れない保育士さんも多いです。

ただ、民法627条において、最低でも2週間前に退職を申し出れば、いつでも仕事を辞めることが可能です。

第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。

この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

時期を問わずいつでも退職することはできますが、年間を見据えての人員配置がされる保育士が突然辞めるのはなかなか難しいのが現状です。

保育士が年度途中で転職及び退職を考える理由

保育士が年度途中で転職及び退職を考える理由

新年度には「1年間このクラスでがんばろう!」と意気込んでスタートしたはずなのに、年度途中で辞めたくなる場合もあります。

年度途中で退職を考えるよくある理由は以下の6つが多いです。

  1. 結婚や妊娠などのライフイベント
  2. 人間関係の悪化
  3. 責任の重さに耐えられない
  4. 労働環境が悪い
  5. 給料が少ない
  6. 異業種への興味

結婚や妊娠などのライフイベント

保育士は、早番遅番のあるシフト制である園が多いため、家事や育児と両立できるのかが不安材料となりやすいです。

さらに、年間を通じて「大事な行事の日には絶対に休めない」というプレッシャーが掛かります。

また、妊娠の場合には子どもたちと過ごすなかで安静にしていることは難しく、感染症が移るリスクもあります。

私生活との、いわゆるワークライフバランスが難しく辞めたいと感じやすいでしょう。

人間関係の悪化

保育観や仕事の方向性が違うと、意見がぶつかり合うことも珍しくありません。

そして保育園では年間を通してクラス担任をすることが多いため、1年間ずっと同じメンバーで仕事をしなければなりません。

組む相手と一旦こじれてしまうと、1年間気まずい雰囲気のまま過ごすことになるため年度途中でも辞めたいと感じてしまいます。

責任の重さに耐えられない

保育士の仕事は、子どもの命を預かります。

「室内に危険はないか」「子どもの体調に異変はないか」と日々緊張感を持って取り組まないと、思わぬ事態や怪我に繋ってしまいます

また、子どもの様子を伝える保護者対応もとても神経を使います。

ほかにも行事の進行で頭を悩ませたり、日々のカリキュラムの作成に追われたりと業務内容がとても過酷なのも辞めたくなる理由でしょう。

労働環境が悪い

保育園は開園時間のなかでシフト制となっている園がほとんどです。

そのため、自分の勤務時間が終わっても子どもはいるしほかの保育士は働いています。

「どうしても人手が足りないから残業して」とそのまま保育に入らなければならないこともしばしばあります。

また、行事前は準備に追われて帰れない場合もあるでしょう。

サービス残業は当たり前という風潮に嫌気がさすこともあります。

給料が少ない

ここ数年では処遇改善が進んではいますが、他の職種と比べるとまだまだ給料が低いのが保育士の現状です。

また子どもの命を預かる責任の重さから、到底今の給料に見合わないと思うのも辞めたくなる理由です。

異業種への興味

ずっと保育士だけをしていると、ほかの仕事への興味が湧いてくることもあります。

「未経験業種への転職は早いほうがよい」 という焦りから、年度途中でも辞めたいと考えてしまいます。

保育士の転職や退職は年度末が望ましい理由

保育士の退職はできれば年度末の3月が望ましいでしょう。

年度末の転職をおすすめする理由は以下の3つです。

  1. 年度途中で退職してしまうと担任が変わる
  2. 周囲の保育士に負担が掛かる
  3. 有期雇用(雇用期間に定めがある契約)の場合、契約期間中の退職は原則できない

ただし、契約期間に関してはやむを得ない場合は退職できるということが民法628条でも記されています。

第六百二十八条 当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。

この場合において、その事由が当事者の一方の過失によって生じたものであるときは、相手方に対して損害賠償の責任を負う。(雇用の更新の推定等)

民法628条

年度途中で退職すると担任が変わる

上記で述べた退職は年度末がよいとされる理由で、もっとも大きいのが「年度途中で辞めると担任が変わる」ということです。

担任が途中で変わってしまうと、以下のように自身の問題だけでなく園全体に大きなしわ寄せが起きてしまいます。

  • 子どもたちが戸惑う
  • 保護者が不信感を抱く
  • 周囲の保育士が人事移動し、ほかのクラスの子どもたちにも影響を及ぼす

なかでも、これまでともに過ごしてきた子どもたちに与える影響はとても大きいことを頭に置いておきましょう。

保育士が年度途中でも円満退職するための方法

保育士が年度途中でも円満退職するための方法

できれば年度末の進級のタイミングで退職することが望ましいですが、体調が思わしくないなどやむを得ない理由の場合もあります。

ただ、年度途中の退職は周囲にも大きな影響を与えるため注意が必要です。

年度途中でも円満に退職する方法を9つお伝えします。

  1. 退職の時期をよく考える
  2. 退職理由に注意
  3. 退職を切り出すタイミングに注意
  4. 周囲の職員に伝える
  5. 引き継ぎを行う
  6. 子どもや保護者に挨拶をする
  7. 退職の手続きを行う
  8. 退職日に感謝の気持ちを伝える
  9. 退職が決まっても手を抜かない

退職の時期をよく考える

保育園には年間を通してたくさんの行事があるため、大きな行事の前はできるだけ避けましょう

また、園によっては「退職を申し出るのは辞める◯ヶ月前」と定められている場合があります。

就業規則や契約書を確認しておくとよいでしょう。

退職理由に注意

年度途中で辞めるというのは、園側も想定していません。

「長時間労働がしんどい」「保育の仕事に疲れた」など改善が見込める理由だと、辞めたいという意思を伝えても引き止められる場合もあります。

退職の意思が固まっていることを示したうえで、「ほかの場所でも活躍してみたい」など、前向きな内容だとなおよいでしょう。

退職を切り出すタイミングに注意

退職を切り出す場合、最初に伝えるのは園長にしましょう。

2人だけで落ち着いた環境で話すのが望ましいため、登園降園の慌ただしい時間は避け、午睡時を利用するのも方法の1つです。

園長は園内の仕事だけではなく、外部にも足を運んだり来客がある場合もあるため、事前に「お話したいことがある」というアポを取っておくとスムーズに行えるでしょう。

周囲の職員に伝える

上司に退職の意向を申し出た後には、同じ現場で働く周囲の保育士にもきちんと伝えましょう

保育士はチームプレーの仕事なので、ある日突然いなくなるのは業務上大きな迷惑を掛けることになります。

できれば多くの保育士が揃う朝礼や会議で、時間をもらって周知することをおすすめします。

その場にいなかった保育士には、個別に直接伝えるようにしましょう。

引き継ぎをおこなう

退職が決まったら、引き継ぎを行いましょう。

  • クラスについて(1日の流れ、歌っている歌など)
  • 子どもについて(好きなあそび、食事の量や好き嫌い、入眠時の癖、アレルギーの有無、平熱、トイレトレーニングについてなど)
  • 保護者について(フォローや声掛けが必要な保護者など)
  • 担当していた行事や係について(物品の位置、マニュアルの引き渡しなど)

引き継ぎは突然伝えられても対応しきれないため、ある程度余裕を持っておこなうことをおすすめします。

子どもや保護者に挨拶をする

ある日突然先生がいなくなってしまうと子どもや保護者もびっくりするため、できれば事前に一言、もうすぐ退職することを伝えておきましょう

子どもには、「もうすぐお別れする」と簡単な言葉を使うと伝わりやすいです。

保護者には細かい退職理由は伝えずに「一身上の都合」としたうえで、年度途中でいなくなってしまうことのお詫びをしましょう

勤務の最終日にも、子どもと保護者には感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。

退職の手続きをおこなう

退職するには、事務的な手続きも必要です。

提出・返却するもの

提出・返却するものは以下の3つが代表的です。

  1. 退職届け
  2. 健康保険証
  3. エプロンや割烹着などの備品類

受け取るもの

退職時に受け取るものは以下の4つです。

  1. 退職証明証
  2. 源泉徴収票
  3. 年金手帳
  4. 雇用保険被保険者証

エプロンなどの備品はクリーニングに出してからの返却をおすすめします。

園によって、健康保険の任意継続といった手続きが必要な場合もあるため事前に確認しておきましょう。

退職日に感謝の気持ちを伝える

退職当日には、これまでお世話になった上司や周囲の保育士に感謝の気持ちを伝えましょう

「至らない点も多々ありましたが、これまでお世話になりました。この園で学んだことを活かし、今後も精進して参ります。」

と、謙虚さと前向きな意思を示すことで印象もよくなるでしょう。

退職が決まっても手を抜かない

退職が決まるとホッとする気持ちもわかりますが、辞めるまではこれまでどおり仕事は全力で行いましょう

「どうせ辞めるのだから」と手を抜いてしまうと、これからも働き続ける周囲の保育士は嫌悪感を抱きます。

最後まで気を引き締めて仕事に取り組むことが、円満退職の秘訣です

保育士が年度途中で退職しても再就職はできる?

保育士が年度途中で退職しても再就職はできる?

年度途中で退職した場合には、次の就職先に影響が出ないか心配する人も多いです。

保育業界では年度途中の退職はあまり推奨されていないので、採用しても年度途中で辞められてしまわないかと疑われる場合もあります。

「次の職場では長く働きたい」という前向きな姿勢を示したり、「前職では改善も試みたが、自分だけの力ではうまくいかなかった」など退職理由や経緯を正直に話すことで誠意が伝わるかもしれません。

年度途中で入社する場合の注意点

年度途中で退職した場合は、年度途中での入社の可能性が高くなります。

周囲の保育士も「前の職場を途中で辞めた」と少し警戒心が強くなるかもしれません。

「今日からお世話になります」と挨拶をきちんとしたうえで、「この園では1から学ぶ」という謙虚な姿勢を貫くと好印象でしょう。

「保育士を辞めたい…」行きたくない時の対処法

「保育士を辞めたい…」行きたくない時の対処法

憧れだった保育士になったにもかかわらず、

「1年も経たずに辞めたいと思うのは自分だけ?」と不安に思うかもしれません。

ただ保育士の業務は責任も重く、とても重労働なためそう思うのも不思議ではありません

1年目で辞めたくなったときの対処法を3つ紹介します。

  1. 保育士を1年目で退職する人は少なくない
  2. 周囲に相談する
  3. 1年目の4月で退職はできる?

保育士を1年目で退職する人は少なくない

2018年の「保育の現場・職業の魅力向上検討会」のデータによると保育士全体の離職者のなかで、保育士1年目の離職の割合は15%となっています。

保育士を辞める人の1割以上が1年目ということがわかります。

周囲に相談する

1年目で辞めたくなったときは、とにかく周囲に相談してみましょう。

保育士に限ったことではないですが、社会人1年目は新しい環境に馴染むのに精いっぱいです。

自分一人で抱え込むと、大きなストレスとなり心身にも支障をきたします。

また、先輩保育士たちもきっと悩みながら成長してきたはずなので、自分が困っていることやわからないことは積極的に相談するといいでしょう。

1年目の4月で退職はできる?

結論からいうと、民法627条により退職意思を示せばいつでも辞めることができます。

ただ、1年目の4月は仕事をはじめて1ヶ月も経過していないため、まずは辞めたい理由を明確にしてみましょう

「子どもと上手く関われない」「仕事量が多くてミスをしてしまう」という場合は、経験を積むことできっと改善していきます。

「あからさまなパワハラ」「極度なサービス残業」という自分の力ではどうしようもない場合には、思い切って辞めることをおすすめします。

健康保険や雇用保険の手続きが完了している場合には、次の職場にも知られる可能性があるということを頭にいれておきましょう。

パート保育士が年度途中で辞めたいときの注意点

パート保育士が年度途中で辞めたいときの注意点

パート保育士が年度途中で辞める場合には雇用期間に注意しましょう。

有期雇用(雇用期間に定めがある契約)の場合、契約期間中の退職は原則できないことになっています。

ただし、契約期間に関してはやむを得ない場合は退職できるということが民法628条でも記されています。

「体調が思わしくない」「家族に介護が必要になった」というどうしても辞めなければならない場合は、躊躇せずに退職の意思を園側に伝えましょう。

保育士が年度途中での転職を成功させるポイント

保育士が年度途中での転職を成功させるポイント

年度途中で退職したという事実は、履歴書や保険の手続きで次の職場にも必ず知られることです。

あまりよい印象にならないのではと不安に思うかもしれませんが、転職活動を成功させるポイントを2つお伝えします。

  1. 前向きな姿勢をみせる
  2. 転職サイトを活用する

前向きな姿勢をみせる

年度途中で辞めて転職するということは、1年の途中で退職してまでもやりたい目標があったとも捉えられます。

「貴園の保育方針は自分のしたい保育と近く、力になれると思った」「保育が好きなので長く勤められる環境に移りたかった」など、前向きな姿勢をアピールしましょう。

また、年度途中で退職したということは経験者であるため即戦力としても求められます

これまでの経験を活かしたいという気持ちをおおいに伝えると熱意が伝わります。

転職サイトを活用する

年度途中で退職する場合は、できれば辞める前に次の就職先が決まると、収入も途絶えなくてすむため転職サイトの活用がおすすめです。

転職サイトと利用すると、以下のメリットがあります。

  1. 好条件の求人を紹介してくれるため時間がないなかでも効率よく転職活動ができる
  2. アドバイザーが職場に行って内部調査をするため、転職後のミスマッチが少ない

就職前に職場の雰囲気がわかるため、保育士でよくある「人間関係」の悩みも軽減されるでしょう。

アドバイザーが面接や履歴書に関するアドバイスもしてくれるため、年度途中での退職のデメリット部分をうまくカバーする方法を教えてくれるかもしれません。

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年度途中の退職も次の転職に活かせる!

年度途中の退職も次の転職に活かせる!

年度途中で辞めるのは周囲に迷惑が掛かるとわかっていても、どうしても退職しなければならないときや我慢できない場合もあります。

園側からも驚かれるかもしれませんが、伝える時期や表現方法を工夫することで円満に退職できる可能性も広がります

また、年度途中での退職はとても勇気のいる大きな決断です。

その意欲や行動力は、きっと次の現場でも活かされることでしょう。

自分の心身の様子と向き合いながら、周囲への影響も考えつつ最善の退職方法を選びましょう。

転職サイトに登録してからの流れ

転職サイトに登録してからの流れ

転職サイトに登録してからの流れは以下の7つのステップです。

  1. 登録をする
  2. 担当者と面談をする
  3. 求人紹介してもらう
  4. 求人を選んで応募する
  5. 面接準備・面接をする
  6. 内定をもらう
  7. 退職する

登録をする

まずは転職サイトに登録します。

登録は無料です。

登録をする際には、以下の情報を入力するケースが多いです。

  1. 名前
  2. 年齢
  3. 住所
  4. 連絡先(電話番号、メールアドレス)
  5. 経験年数
  6. 仕事希望開始日
  7. 希望の勤務形態(人材派遣、正社員、パート、など)
  8. 希望の施設区分(幼稚園、認定こども園、など)

登録を済ませると自身に合った求人が届くので、できるだけ詳しく入力するようにしましょう。

担当者と面談をする

登録を終えたら担当者から、登録した電話番号宛に電話がかかってきます。

メールアドレスを登録した場合は、メールアドレスにメールが来る場合もあります。

ここで、転職希望時期や希望する給与の条件などさらに細かい条件の聞き取りがあります。

サイト側が保有している求人のなかから、担当者が条件に合った職場を探してくれるので、自分の希望は遠慮なく伝えるようにしましょう。

求人を紹介してもらう

担当者との面談後、希望に合った求人があると連絡が入ります。

情報だけではわからない、職場の細かい情報も担当者が把握している場合もあるため、気になることがあれば遠慮なく質問してみましょう。

非公開求人がある場合は紹介してくれます。

求人を選んで応募する

自分に合ったよい求人があれば応募しましょう。

好条件の求人の場合は、応募が殺到しすぐに募集が終了してしまう場合もあるため、電話やメールはこまめにチェックしておきましょう。

希望する求人があれば、担当者が職場との面接を組んでくれます。

面接準備・面接をする

応募先が決まったら以下の3つの必要書類を準備します。

  1. 履歴書
  2. 職務経歴書
  3. 資格証のコピー

なかには面接の前に書類選考をおこなう施設もあるので、担当者と相談しながら書類を作成しましょう。

希望施設が欲しい人材を担当者は把握しているので、それを踏まえた履歴書、志望動機書の書き方を教えてくれます

面接の日程調整も担当者がおこない、希望すれば模擬面接をしてもらえるので安心感があります。

また、担当者が面接に同行してサポートしてもらえる場合もあるため、給料面など直接聞きにくいことをあらかじめ質問してもらうように頼んでおくのもよいでしょう。

内定をもらう

面接が終わり内定が得られれば、その職場に入職するかを決めます。

そこで働くのもよいですが、1箇所だけで決めるよりも、何箇所か職場を見て判断したほうが、より納得のいく転職活動になりやすいためほかの求人を探してみるという選択肢もあります。

入職を決めた場合は、内定をいただいた施設に今後お世話になることと感謝の気持ちを伝える電話を入れましょう

退職する

次の職場が決まったら、速やかに今の職場に退職の意向を伝えましょう。

引き継ぎや園側の準備もあるため、退職が固まった時点でできるだけ早く伝えるのが望ましいです。

「ほかの職場でも経験を積み、スキルアップに繋げたい」など前向きな姿勢をみせると好印象です。

「大変お世話になりました。残りの時間も精いっぱい力を尽くします。」と謙虚さを伝えると円満な退職に運べるでしょう。

保育士から幼稚園に就職するメリット

保育士から幼稚園に就職するメリット

保育園と幼稚園には、以下の違いがあります。

  • 管轄が保育園は「厚生労働省」、幼稚園は「文部科学省」
  • 施設に通う目的が、保育園は子どもの生活全般を支える「福祉」で幼稚園は「教育」
  • 保育園は家庭で保育が困難な子どものみが通う、幼稚園は原則希望者は誰でも通える

両者のちがいから、幼稚園側にどのようなメリットがあるのかをさらに詳しく解説します。

  1. 保育時間が短い
  2. 長期休みの期間がある
  3. 1人担任のところが多い

保育時間が短い

保育園は両親共働きや何らかの事情で家庭での保育が困難な子どもが通います。

そのため保育時間は保護者の仕事や生活によってさまざまなため、朝早くから夜の8時ころまで開園しているのが一般的です。

一方幼稚園は、家庭環境にかかわらず誰でも入園が可能なため、開園時間は9時〜14時など日中のみの場合がほとんどです。

子どもが帰ったあとに雑用や事務作業をするため、先生の負担も軽くなるでしょう。

ただ、近ごろは延長保育を実施する園も増えているため確認が必要です。

長期休みの期間がある

保育園は、年末年始と日祝以外は基本的に保育を実施しています。

幼稚園には年末年始に加えて、春休みや夏休みを取り入れる園が多いため、周囲に気を使わなくても大型連休が取りやすいのがメリットです。

ただ、幼稚園によっては飼育している動物の世話の当番があったり、休日保育を実施する園も増えているため確認が必要です。

1人担任のところが多い

保育園は0〜5歳児の子どもの保育をおこないます。

幼稚園は基本的には3歳児から5歳児の子どもが通うため、配属は幼児クラスのみになるため1人担任となることが多いです。

自分のペースで仕事がしやすく、複数担任にありがちな人間関係での揉めごとも起こりにくいというメリットがあります。

ただ、近頃は2歳児からも通える「満3歳児クラス」を設ける施設も増えているため確認が必要です。

年度途中で辞めたい人のよくある転職理由

年度途中で辞めたい人のよくある転職理由

幼稚園への転職を考える場合、どのような理由が多いのかを紹介します。

  1. 人間関係
  2. 労働環境の悪さ
  3. 給料の安さ

人間関係

保育業界は女性の比率が高いため、人間関係が複雑化しやすいです。

保育観や仕事の方向性が違うと、意見がぶつかり合うことも珍しくありません。

また、保護者との関係に疲れてしまう場合もあります。

労働環境の悪さ

保育業界は慢性的に人員不足の傾向があるため、サービス残業を強いられたり、持ち帰り仕事がついつい多くなりがちです。

また、人手不足による現場の忙しさから1日を通してトイレに行く暇もなかったり、ほとんど休憩が取れないというのも転職を考える理由です。

給料の安さ

近年、処遇改善が進んでいますが、ほかの職種と比べるとまだまだ給料が安いのが現実です。

子どもの命を預かる責任の重さから、到底今の給料に見合わないと思うのも辞めたくなる理由です。

まとめ|保育士の年度途中で辞めたいはアリ!

幼稚園教諭の転職には、転職サイトを活用すると自分の条件に合った求人を探しやすくなります。

求人探しだけではなく、履歴書や面接の準備もサポートしてもらえるので、1人で転職活動をするより効率よく次の就職先が見つかるでしょう。

転職サイトを利用することで、質のよい転職をし、よりよいワークライフへと変えていきましょう。

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