こんな悩みを抱えていませんか?
この記事では、男性保育士を目指すために押さえておきたいことを紹介しています。
最後まで読むことで、男性保育士あるあるについても知ることができるでしょう。
男性保育士が持たれやすいイメージ
男性保育士は、世間から次のイメージを持たれがちです。
保護者から不信感を抱かれている
現状、保護者の多くが男性保育士に対して不信感を抱くイメージを持っています。
保護者からすれば、男性保育士が子どもに対して性犯罪を行うのではないか不安になるものです。
過去にいくつかの男性保育士に対する性的な加害行為があったこともあり、男性保育士に対する保護者からの目は厳しいです。
男性保育士によるわいせつ行為が注目されている
近年では、男性保育士が担当している女児に対してわいせつな行為をして逮捕される事件が報道されました。
教員が生徒にわいせつな行為を行った事件と同様に、男性保育士が起こす性的な加害事件は近年注目されています。
保護者からすれば男性保育士に任しても大丈夫なのかどうか心配になるのが実際に持たれているイメージです。
保育士は女性の仕事である印象が強い
保育士は女性の仕事であるイメージがいまだに強いことから、男性保育士の活躍はあまり浸透していないことが現状です。
少しずつ男性保育士の割合は増えてきたものの、それでも保育士は女性の仕事である印象が強いため、多くの保護者が男性保育士に対する違和感を感じるのでしょう。
今後は男性保育士の需要が拡大することが期待できますが、現状は男性保育士の割合は少ないです。
男性保育士の割合
厚生労働省によると、男性保育士の割合は全体の4.9%とされています。
保育士全体の4.9%が男性保育士であることから、圧倒的に女性保育士のほうが多いことがわかります。
主な原因には、男性保育士に対する偏見が大きく影響していると言えるでしょう。
今後男性保育士への偏見が良い方向へと変化していけば、保育士を目指す男性の割合も多くなるのかもしれません。
男性保育士が少ない理由
現状、男性保育士の数は多くありません。
男性保育士が少ない理由は、主に次の2つです。
男性保育士は給料が低い
保育士全体の平均年収は、およそ382万円です。
厚生労働省によると、男性保育士の平均年収はおよそ389万円と報告されています。
「保育士の現状と主な取組」によると、保育士全体の年収は364万円であるため、保育士全体と比べると男性保育士の収入は高いと言えます。
しかし日本全体の平均年収は443万円とされているため、保育士の収入は比較的低いです。
男性に必要な経済力の側面からみると男性保育士の給与は低いため、全体の数も少ないのでしょう。
男性保育士に対する将来性が低いイメージがある
近年少しずつ男性保育士の数は増加していますが、未だに男性保育士に対する将来性は低い印象を受けます。
保育士は女性の仕事であるイメージが強いことから、男性保育士を目指すことに抵抗を感じる人も多いのではないでしょうか。
今後男性保育士に対するイメージが高くなれば良いのですが、男性保育士が先導する時代までは時間がかかるでしょう。
男性保育士が転職で年収を上げるなら転職サイトがおすすめ!
転職サイトを利用することで、保育士向けの求人情報を収集することができます。
保育園や幼稚園、施設など様々な業種の求人情報が掲載されており、自分に合った求人情報を探すことができます。
しかし、転職サイトを利用する際には注意が必要です。
掲載されている求人情報はすべて信頼できるとは限りません。また、自分に合った求人が見つからない場合もあります。
転職サイトを利用する際には、求人情報の信頼性を確認し、自己分析をすることが大切です。
【公立保育園】男性保育士の年収・給料・手取り
公立保育園における、男性保育士の手取り年収について解説します。
男性保育士は他業種と比べて少ない傾向にある
保育園には公立と私立があり、公立保育園のほうが給与水準が高い傾向にあります。
「保育士の現状と主な取組」によると、公立保育園で働く男性保育士の平均月収は約30万円で、年収に置き換えるとおよそ360万円です。
「保育士の平均賃金等について」を確認すると、全体の平均年収は561万円とされているため、比較すると男性保育士の給与は他業種と比べて少ない傾向にあることがわかります。
これから男性保育士を目指すのであれば、長期的にみて経済面に負担が生じないかを考慮したうえで検討することが重要です。
男性保育士のメリットや魅力
男性保育士を目指すメリットは、次の3つです。
力仕事を任せられやすい
男性保育士は、女性保育士と比べて力があります。
そのため、保育士における力仕事で任せられやすいです。
保育士は体力を消耗する業務もあるため、男性保育士が1人いるだけで安心して力仕事を任せられます。
もしあなたが男性保育士として保育園に入職したら、力仕事を任せられるかもしれません。
アクティブな遊びを提供できる
男性保育士は、子どもと遊ぶときに頼られやすいです。
理由は、多くの子どもが外でアクティブな遊びをするからです。
女性保育士の場合、体力に自信がないことから子どもと一緒にアクティブな遊びができないことがあります。
男性保育士だと、女性と比べて体力があるため、子どもとのアクティブな遊びにも参加できます。
父親が相談しやすい
男性保育士が担当する子どものなかには、父親がお迎えや子育てをしている家庭もあります。
父親のなかには、子育てなどの悩みを女性保育士に相談しにくいと悩む人もいるでしょう。
しかし男性保育士であれば、男性ならではの子育てに対する悩みを相談しやすいです。
そのため、男性保育士は父親が相談しやすい立場でもあることがメリットです。
男性保育士のデメリット
男性保育士を目指すメリットがある一方で、デメリットは次のとおりです。
給与水準が比較的少ない
子どもと接する時間などで、男性は力仕事やアクティブな遊びで任されることが多いです。
しかし男性保育士の現状として、給与水準が低いことがデメリットとなります。
子どもと接する時間や子育てに興味があることが理由で男性保育士を目指したものの、給与が低いことが原因で一歩足を踏み入れられないと悩む男性保育士も多いです。
男性にとって重要視したい経済面において、給与水準が低いことは大きなデメリットでしょう。
男性保育士は女児のおむつ替えなどの対応が難しい
男性保育士は男児への対応には困りにくいですが、女児のおむつ替えに戸惑う人が多いです。
女児のおむつを替えるための技術はもちろん、女児とのコミュニケーションや信頼関係がないと、男性保育士が女児のおむつを替えることは難しいでしょう。
男性保育士が抱える悩みのなかでも、女児のおむつ替えに対する対応の難しさは大きなデメリットです。
職場で孤立しやすい
比較的女性の割合が大きい保育園内では、男性保育士が孤立しやすいです。
女性保育士のなかには、男性保育士とのコミュニケーションに抵抗を感じる人もいます。
保育士は職場内でのコミュニケーションがとても大切ですが、男性保育士が孤立してしまうことでうまく人間関係をつくれないことはデメリットです。
男性保育士あるある
男性保育士によくあることについて3つ紹介します。
男性保育士は、女性保育士にはできないこともたくさんあります。
これから男性保育士を目指すのであれば、ぜひ参考にしてください。
ダイナミックな遊びが人気
男性保育士は、体力や力が女性保育士よりもあるため、さまざまな遊びに参加できます。
一緒に走ることはもちろん、男性保育士自ら力を使って子どもと戯れることもできるのが、男性保育士ならではの魅力です。
ダイナミックな遊びができる男性保育士は、好奇心旺盛な子どもにとって魅力的な存在でしょう。
保育園のムードメーカーになる
女性ばかりの職場が多い園内に男性保育士が1人いるだけで、子どもだけでなく職場内での雰囲気が明るくなります。
また男性保育士の元気さは、子どもや職場の先輩や同僚も巻き込むため、必然的に保育園内のムードメーカー的存在になります。
男性保育士ならではの明るさは、保育園にとって必要不可欠です。
イベントでは大役を任されることが多い
男性保育士は、力仕事や空気作りだけでなく、周りを統括する役割やイベントにおける大役を任されることが多いです。
たとえば、節分の際は鬼の役を任されたり、クリスマスではサンタさんの役を任されることがあります。
イベントで大役を任されることは、男性保育士ならではの魅力です。
男性保育士で有名な人は?
男性保育士で有名な人を紹介します。
日本一有名な男性保育士「てぃ先生」
日本一有名と言われている「てぃ先生」は、Twitterのフォロワーが約40万人の男性保育士です。
てぃ先生が呟くツイートには、奇想天外な発想をする子どもの発言などが紹介されています。
てぃ先生は書籍を出版しており、「ハンバーガグー!」と呼ばれる本では子どもの可愛らしく面白い発言がまとめられています。
数少ない男性保育士のなかでも、圧倒的な影響力を持つてぃ先生は、今や日本一有名な男性保育士です。
「保育士の男との結婚はやめとけ」と言われる理由
保育士の男との結婚はやめとけと言われる理由は、次のとおりです。
労働時間が長い
保育士は、男性女性のみならず労働時間が長いです。
なかでも、保育士はイベント前などは制作物を作成したりさまざまな準備に時間を取られてしまうため、残業はもちろん休日出勤をしなければいけないこともあります。
長時間労働が理由で2人の時間をなかなか作れないことから、保育士の男との結婚はやめとけと言われるのです。
給与が低い
結婚をする際、女性が重視したいのは男性の経済力です。
経済力のない男性だと、この先家庭を養っていけるのかと女性は不安に思います。
保育士は給与水準が低いため、結婚をして一緒に生活するうえで悩みの種になることがあるかもしれません。
保育士の給与が低く経済的な面に不安が残ることが理由で、保育士の男との結婚はやめとけと言われるのです。
家事が疎かになりがち
保育士の仕事は長時間労働であるケースが多いため、家族との時間や家事をする時間をおろそかにしてしまいがちです。
また、保育士の仕事で疲れてしまい、家事をおろそかにしてしまうこともあります。
今は共働きの時代でもあるため、男性が家事をおろそかにしてしまうことは結婚において女性が重視する点です。
男性保育士を目指すためにはどうすれば良い?
男性保育士を目指すためには、次の2つを理解しておく必要があります。
男性保育士を目指すには大学を卒業することが大切
男性保育士を目指すためには、保育士資格を取得しなければいけません。
保育士資格は大学や専門学校を卒業することで取得できるため、男性が保育士を目指すには大学または専門学校を卒業することが大切です。
一般企業から男性保育士への転職も選択肢としてある
基本的には大学や専門学校を卒業してから保育士を目指す男性が多いですが、保育士資格があれば一般企業からの転職でも保育士になれます。
今では多くの保育士における求人サイトがあり、なかには未経験やブランクのある人でも採用されやすい求人サイトも存在しています。
もしあなたが今一般企業に勤めており将来的に保育士を目指したいなら、転職に必要な求人サイトを登録しておくと良いでしょう。
男性の保育士のまとめ
現状男性保育士の割合は少ないですが、今後は男性保育士の活躍が期待できます。
しかし男性保育士は給与水準が低いことが理由で、長期的な目線で見たときにデメリットに感じるかもしれません。
これから男性保育士を目指すなら、給与面ややりがいなどをあらかじめ理解したうえで検討しましょう。