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「ケアマネ試験に合格したい…!」
ケアマネ試験を控えているあなたは、今こんなことを考えていませんか?
2019年度のケアマネ試験の合格率は19.5%と、合格率が非常に低い試験でした。この数字からもケアマネ試験の難易度の高さが伺えますね。
結論からいうと、ケアマネ試験に合格するには、自分に合った正しい勉強法を選ぶことが大切です。この記事では、ケアマネ試験合格のための勉強法を3つ紹介し、それぞれのメリット・デメリットも解説しました。
後半では、ケアマネ合格のための攻略法7つを解説しました。この記事を読めば、自分に合った正しい勉強法を知ることができます。ぜひ最後までご覧ください。
ケアマネのオススメ勉強法
この章では、ケアマネのオススメ勉強法を紹介します。
ケアマネ資格取得のためには、合格率10%~20%台前半という難易度の高い試験を合格しなければいけません。ケアマネ資格取得を目指す多くの介護職員が、ケアマネ試験の壁に阻まれ続けています。
そこで仕事をしながらでも、効率的に合格できる3つの勉強法について紹介します。
独学で勉強する場合
まず、独学で勉強する場合のメリットとデメリットを紹介します。
まずはメリットから解説していきます。
メリット1:費用がかからない
独学の最大のメリットは費用がかからないことです。通信講座や通学講座に比べてかかる費用は少なく、必要なのは参考書や問題集などの費用のみです。
ケアマネ試験対策の参考書や問題集は1,500円から3,000円程度です。3冊購入したとしても1万円程度です。
また中古本も多く販売しています。ただ介護保険をはじめとする制度は、改定されることがあるため、中古本の購入はお勧めしません。
中古で2年前のケアマネ試験の問題集を買うと、改正された制度の内容が反映されていないため、誤った知識を覚えてしまう危険があります。そのため参考書選びは、試験年度のものを購入することをお勧めします。
また本がなくてもインターネットを活用すれば、コストをかけずに過去問を学習することもできます。ケアマネ試験対策用のコンテンツをいくつか紹介します。
媒体 | コンテンツ名(リンク) |
---|---|
YouTube | 吉川正人のケアマネ試験対策講座2021 |
iPhone/iPadアプリ | ケアマネ過去問 一問一答 |
Androidアプリ | 【中央法規】ケアマネ合格アプリ2021 |
独学でも、テキスト・問題集・インターネットサイト・スマホアプリなど、勉強法は多様です。「お金をかける余裕がない…」という方には、独学を選択することをお勧めします。
メリット2:スキマ時間にも学習できる
独学のメリットとして、スキマ時間でも学習できるという点もあります。
- 仕事の休憩時間
- 夜勤の仮眠時間
- 通勤の移動時間
などちょっとした時間にも、問題集を取り出して学習することもできます。
通学講座の場合には、受講するためにスクールに通う必要がありますが、独学の場合は、スキマ時間に自分のペースで学習をすることができます。
介護職の中には、仕事以外にも家事や育児を行っている方や、家族の介護も行っている方、複数の職場を掛け持している方などもたくさんいます。
仕事以外の時間を自由に使えず、まとまった学習時間を確保できない場合には、独学で学習することをお勧めします。
ここからは独学のデメリットも紹介します。
デメリット1:集中して学習する環境を作りにくい
独学のデメリットのひとつは、集中して学習する環境を作りにくいことです。
通学講座では、時間の全てを学習に費やすことができますが、独学の場合はそうではありません。自宅で学習する場合、家事や育児など様々な外部要因によって、集中を阻害されます。
図書館やカフェなどで学習する人もいますが、自分で学習するための環境を見つけなければいけません。集中できる学習環境を作ることが困難なのが、独学のデメリットです。
デメリット2:わからないことを質問する相手がいない
わからないことを質問する相手がいないことも、独学のデメリットです。
参考書や問題集を見ていて、どうしても理解できない内容に出会うこともあるでしょう。そのときに通学講座であれば、講師に質問することができ、通信講座でもメールサポートなどで質問ができます。
ただ独学の場合は、質問する相手がいないため、わからない内容がそのままになりやすいというデメリットがあります。
職場内の先輩ケアマネに質問できる環境があればいいのですが、ケアマネがいない職場も多く、質問する相手がいないのは独学のデメリットです。
デメリット3:学習意欲を維持しにくい
学習意欲を維持しにくいのも独学のデメリットです。
自分の力がどれだけついているのか確認しにくく、一緒に学ぶ仲間もいないと、学習意欲を維持しにくくなります。
通信講座や通学講座であれば、費用もかかっているので
- 課題を出さなければいけない
- 教室に行かなければいけない
といった気持ちが働きます。
独学の場合は、意欲を失うと次第に机に向かわなくなり、本を開かなくなります。
試験の難易度や合格率を考えても、長丁場の学習が必要なケアマネ試験。意欲を維持することが難しいのも独学のデメリットです。
「費用をできるだけかけずに合格したい…」「独学の具体的な勉強法を知りたい…」方は『独学でもケアマネ試験に合格できる!合格に大切な3つのポイント』をご覧ください。
独学で一発合格した筆者が、いつ頃から勉強を開始すればいいのか?費用はどのくらいかかったのか?教材は何を活用したのか?を徹底的に解説しています。独学でケアマネ試験を合格したい方必見です。
通信講座を利用して勉強する場合
通信講座を利用して勉強する場合のメリットとデメリットを整理しています。
通信講座のメリットを解説していきます。
メリット1:自分の都合に合わせて学習できる
通信講座で学習するメリットのひとつ目は、自分の都合に合わせて学習できることです。
介護職の多くは不規則勤務です。夜勤がある場合や土日・祝日の勤務がある場合など、勤務の予定はバラバラですよね。通学講座に行きたくても、全日程を希望休にするのは難しく、通えない場合も多いです。
通信講座なら、自分の都合のいい時間に学習をすることができます。テキスト学習や動画での学習など、様々な教材が提供されるので、自分のやりやすい教材を提供している通信講座を選ぶといいでしょう。
自分の都合に合わせて学習ができるのは、通信講座の大きなメリットです。
メリット2:わからない部分はサポートを利用できる
2つ目のメリットは、サポートを利用して質問できることです。
ケアマネ試験の問題は難易度が年々高くなっていて、ただテキストや動画で学習してもわからない内容も多いです。そのときにメールやFAXなどで講師に質問できるサポートを活用できます。わからない問題があっても、質問することですぐ疑問を解消できます。
各通信講座には、メールでのサポートなどがついています。質問対応などのサポートがあることは、通信講座のメリットです。
メリット3:模擬試験を受けられる
3つ目のメリットは、模擬試験です。
各通信講座では、学習の最後に模擬試験を行います。模擬試験を自宅で行う場合もありますが、会場を設定して統一模擬試験を行う場合もあります。
模擬試験の結果によって、現時点での学習理解度を確認するだけでなく、自分の弱点などを確認することもできます。模擬試験を受験できるのは、通信講座の大きなメリットです。
「通信講座はどれがオススメなの?」と迷っている方は、『ケアマネ通信講座おすすめ9選|通信講座を決める際の5つのポイント』をご覧ください。おすすめの通信講座から、選ぶ際のポイントを解説しました。通信講座の受講を考えている方、必見です!
次に通信講座のデメリットを解説していきます。
デメリット1:費用がかかる
通信講座のデメリットは費用がかかることです。
ここで通信講座をいくつかを紹介します。
講座 | 費用 |
---|---|
ニチイ学館 通信 | 31,621円(税別) |
三幸福祉カレッジ 筆記通信コース | 33,000円(税別) |
ユーキャン ケアマネジャー講座 | 49,800円(税込) |
費用は、3万円〜5万円台が多くなっています。サポートの内容や模擬試験の有無など、オプションで費用が高くなる場合もあります。
高額というわけではありませんが、独学に比較すると費用がかかるのはひとつのデメリットです。
デメリット2:学習に計画性が必要
デメリットの2つ目は、学習に計画性が必要なことです。
勤務や家事だけでなく、プライベートな用事を優先することが多くなると、学習する時間が取れなくなります。まとまった学習時間をどこで確保するかを考え、スケジュールを立てて学習することが必要です。
突発的な用事などがあることも想定した上で、余裕を持ったスケジュールを組める計画性がないと、すべてのカリキュラムを終えることができません。
学習プランを組み立てることが苦手な人にとっては、自分で学習計画を立てなければいけないことはデメリットとなります。
通学して勉強する場合
最後に通学講座で学習する場合のメリットとデメリットを紹介します。
まずはメリットから解説していきます。
メリット1:学習に集中できる環境がある
通学する場合のメリットは、学習に集中できる環境があることです。
講習中は周囲の雑音もなく、学習することだけに集中できます。集中してインプットでき、効率的な学習ができます。また教室の中で体験として身についた知識は、記憶に定着しやすいというメリットもあります。
もちろん講師への質問もその場でできるので、疑問を持ち越すことなくリアルタイムで解消できます。
学習に集中できる環境が用意されているのは、通学の大きなメリットです。
メリット2:一緒に学習する仲間がいる
メリットの2つ目は、一緒に学習する仲間がいる点です。
全く違った環境で仕事をしている介護・福祉職同士が交流でき、ケアマネ試験についての情報交換をすることもできます。また一緒に学習する仲間がいるだけでも意欲につながり、互いに励ましあうこともできます。
一緒に学習する仲間がいることで学習意欲を維持しやすいのは、大きなメリットです。
続いてデメリットも紹介します。
デメリット1:費用が高額
デメリットの1つ目は、費用が高額なことです。
ここで通学講座の料金をいくつか紹介します。
講座 | 費用 |
---|---|
藤仁館医療福祉カレッジ 通学総合課程 | 165,800円(税込) |
三幸福祉カレッジ 完全マスターコース | 150,000円(税別) |
資格の大原 ケアマネジャー合格コース(通学) | 80,000円(税込) |
通学回数などによっても異なりますが、10万円を超えるコースが多くなっています。通信講座に比べて倍から数倍近い金額がかかります。これに加えて、会場までの交通費なども必要になります。
独学や通信講座に比べて、費用が高額であることは大きなデメリットです。
デメリット2:通学して学習する時間が必要
次に紹介するデメリットは、通学して学習できる時間が必要なことです。
通学講座が行われる時間に指定の会場に行かなければいけません。受講時間だけでなく、会場までの移動時間も含め、多くの時間を必要とします。
平日の勤務で土日が休みという方は、土日に行われるコースに参加しやすいと思います。しかし不規則勤務の方は、勤務調整を含め、通学しにくいことは間違いありません。
決まった時間に通学できる時間が必要になることが、デメリットになります。
デメリット3:講師によって力量に差がある
最後に紹介するデメリットは、講師によって教える力量に差があることです。
優秀な講師に当たればいいのですが、テキストを読むだけの講義だったら、費用や時間を費やして通学を選択したことを後悔するでしょう。
講師がケアマネ有資格者や講師経験のある方でも、彼らは教員課程を修了した教育の専門家ではありません。事実として、講義が魅力的でない講師もいます。
さらに講師の情報を掲載している講座の案内は少なく、受講者が講師を選ぶことはできません。いい講師に当たるかは、運が左右します。
講師の力量に差があることは、通学講座を選択するデメリットになります。
ここまで独学・通信講座・通学講座という3つの学習スタイル、それぞれのメリット・デメリットを紹介しました。
ケアマネ合格に大切な7つのポイント
ケアマネ試験合格に向けて重要なポイントとして7つを紹介します。
ポイント1:最低でも半年前から勉強する
ケアマネ試験の勉強は、早い段階から始める必要があります。ケアマネ試験は問題の難易度も高く、合格率も10%~20%台前半と低い試験だからです。短期間の学習で合格することは難しいでしょう。最低でも半年前から勉強することをお勧めします。
受験の申し込みが早くて6月なので、受験の申し込みをしてから学習を開始しても学習期間はおよそ4か月。もう少し早い段階から、せめて4月頃には学習を開始していることが望ましいでしょう。
長期戦を意識し、短い時間でも毎日勉強する習慣を作ることが、合格するための重要なポイントです。学習習慣がつけば、半年間でケアマネ試験合格に必要な知識は十分身についているはずです。最低でも半年前から勉強を開始することが、合格のための近道です。
ポイント2:過去問、最低5年分は解く
ケアマネ試験合格のために、過去問を最低5年分は解くことをお勧めします。なぜならケアマネ試験の問題は、過去問と類似した内容が出題されることが多く、過去問を解けば問題の傾向をつかめるからです。
頻出問題のパターンもあるため、過去問を繰り返し解くことは最も効果的な学習法の1つです。5年分以上の過去問は解いておきましょう。
インターネット上でも過去問を掲載しているサイトがあるので、上手く活用してみてください。
オススメサイト | 詳細 |
---|---|
過去問クイズ | ケアマネ試験 過去問 | 解説付き |
過去問ドットコム | (無料)ケアマネの過去問を提供「解説あり」 |
ケアマネジャム | ケアマネジャー試験過去問対策 |
最低、過去5年間分の過去問を学習することがケアマネ試験突破には必要です。
ケアマネの過去問を入手したい方は、『ケアマネ試験過去問おすすめ8選 |過去問の選び方や上手な使い方を解説』をご覧ください。無料で過去問を入手する方法から、解説が充実している過去問を入手する方法まで徹底的に解説しました。
ポイント3:メインに学習する問題集・参考書を決める
独学で学習する場合は、メインに学習する問題集・参考書を決めることも重要です。何冊もの問題集を解くのではなく、一冊の問題集を反復して解きましょう。
参考書や問題集をいくつも購入しても、本が増えたから知識が増えるわけではありません。あっちこっちと目移りしながら学習するよりも、メインに学習をする問題集を決めましょう。自分に合った問題集を反復して学習し、わからない部分をつぶしていくことをお勧めします。
自分のおすすめの問題集・参考書を知りたい方は、『ケアマネ試験のオススメ本14選|参考書タイプから問題集タイプまで紹介』をご覧ください。タイプ別にケアマネの参考書を紹介しました。ケアマネ試験を受験される方必見です。
ポイント4:間違えた問題をノートにまとめておく
間違えた問題をノートにまとめることも有効な学習法です。
間違えた問題は参考書・テキストなどを確認し、ノートにまとめておくと定着しやすくなります。また自分の苦手分野の傾向もすぐわかります。
間違えた問題をノートにまとめておけば、試験直前にも見直すこともできますよ。
ポイント5:通信講座を活用する
通信講座を活用することも重要なポイントです。通信講座は、勉強の手順や抑えておくべきポイントなどもまとまっていて、効率よく勉強できます。最近はWeb学習のコースも増え、安く利用できるようになりました。
ある程度コストはかかります。しかし通信講座を利用すれば、効率よく勉強できるため、仕事と両立をしながら勉強することもできます。
模試だけ通信講座で受講できるスクールもあるので、必要な部分に絞って通信講座を活用することも有効な勉強法です。通信講座は十分にお金をかけるだけの価値はあるでしょう。
通信講座が少しでも気になっている方は、次のサイトより、講座の一括資料請求ができます。もちろん無料です。ぜひお手元にパンフレットを取り寄せて、講座を比較してみてください。
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ポイント6:制度改正の情報をチェックする
制度改正の情報をチェックすることも重要なポイントです。
ケアマネ試験の特色として、制度改正が行われた年にはその制度改正の内容が複数出題されます。介護保険制度が改正された平成30年度の試験では、共生型サービスや介護医療院に関する問題が出題されています。
制度変更については、過去問の学習だけではチェックすることができません。介護保険を始めとする制度や法令の情報について、常にアンテナを張っておく必要があります。
制度改正の情報は、ケアマネ専門サイトにわかりやすくまとまっているので、下記サイトの活用をお勧めします。
制度改正の情報は、ネットを使ってチェックするようにしましょう。
ポイント7:100点を目指す試験ではないと割り切る
ケアマネ試験は、100点満点を目指す試験ではありません。合格基準は年度によって異なりますが、「正解率70%」が合格の目安とされています。
働いている職場などにより、得意な領域の問題もあれば、苦手な領域の問題もあるでしょう。わからない問題を放置することは良くないですが、最終的には割り切ることも大事です。
試験本番中も、わからない難問にこだわるよりも、わからない問題をパスして、それ以外の問題に時間を費やすことが重要です。
合格点が目標であって、満点を目指す試験ではないことを意識し、割り切ることも必要です。
【現役ケアマネが語る】ケアマネ合格のための勉強法
最後に、現役でケアマネをしている筆者が、ケアマネ試験合格のために行った勉強法を紹介します。
筆者は独学でケアマネ試験に一発合格しています。職場は三交替制で夜勤もあり、ちょうどその年に子供が生まれたこともあって、育児にも時間がかかり、試験勉強のためのまとまった時間を確保することができませんでした。
そこで独学で学習することを決め、一問一答の問題集を購入して、それをメインに学習しました。一問一答の問題集はスキマ時間にも勉強しやすく、職場での休憩時間なども使って学習していました。
また過去問の問題集も購入し、過去問を解くことで自分の力を確認するのに活用しました。私が活用した参考書を紹介します。
職場にはケアマネ職がいなかったので、質問する相手もいませんでしたが、インターネットも活用しながら自分で調べて学習をしていました。独学で合格しましたが、通信講座などを活用すれば、もっと効率よく学習できたと思います。
私が試験を受けた頃は、e-ラーニング教材などもなく、選択肢が限られていました。今は通信講座でも様々なコースがあるので、自分に合った勉強方法を選択することができます。
それぞれの勤務スタイルや生活スタイルによって、最適な勉強法は異なります。メリット・デメリットを意識しながら、長続きできる学習方法を考えていきましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
ケアマネの勉強法には大きく3つの勉強法がありました。
ケアマネ合格のためには7つのポイントが大切です。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。