実務者研修,給料

実務者研修の年収は346万円!年収を上げるための2つのポイント

※当サイトは記事広告による収益を得ています。適切なサービスが受けられるよう広告リンクを設置していますので、気になったらリンク先をチェックしてみてください。

介護のスタート資格として知られる初任者研修のひとつ上の資格に、実務者研修が存在します。

初任者研修に比べてさらに深い介護知識や介護技術を学ぶことができるのが魅力ですが、実務者研修を取得することで、初任者研修の資格を保有しているよりも、給料を上げることができます。

事実、実務者研修の年収は346万円であることが、厚生労働省のデータより判明しています。

初任者研修の年収が343万円なので、実務者研修者の方が、初任者研修よりも、約3万円年収が高いことも分かっています。

今回は、実務者研修の給料が気になるあなたに向けて、実務者研修に注目し、気になる給料事情や更なる給料アップのポイントなどを解説しました。

オススメ転職サイトオススメポイント


レバウェル介護
無資格・未経験の方も
積極的にサポート!

公式サイトを見る
※介護転職サイトランキングはこちら

1.実務者研修の年収は約346万円

まずは、実務者研修の給料事情をチェックしてみましょう。

厚生労働省のデータによると、実務者研修の平均月収は288,060円、年収に換算すると約346万円となっています。

※平均給与額は、基本給(月額)+手当+一時金(4~9月支給額の1/6)

平均月収平均年収(月収×12カ月)
288,060円345万6,720円

参考:平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要

月収が約29万円と聞くと予想よりも高く感じられるかもしれませんね。

実際には、ここから保険料などが引かれるため、手取り額としては約7~8割の22~23万円程度となります。

平均年収346万円、手取りでいうと22〜23万円の額は、初任者研修と比較をするとどうなのでしょうか?

次の章から詳しく解説をしていきます。

2.初任者研修と実務者研修の年収を比較

次に、初任者研修の平均給料との違いを比べてみましょう。

厚生労働省のデータによると、初任者研修と実務者研修の平均給料は以下の通りとなっています。

職種平均給与額(ひと月あたり)平均年収(月収×12カ月)
初任者研修285,610円342万7320円
実務者研修288,060円345万6720円

参照:平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要

このように、ひと月あたりの差額は約2,500円、年間に換算すると約3万円の差になります。

介護に関する基本的な知識を習得する初任者研修に比べると、実務者研修ではより深い内容を勉強します。

初任者研修を取得をしているのと比較して、給料が上がるだけではなく、介護士としての知識をつけることができる実務者研修の資格は、

介護士としてキャリアアップを図りたい、と考えている人にとっては、取得をするべき資格であるといえます。

3.実務者研修から給料を上げるための2つのポイント

給料が上がる

では最後に、実務者研修からさらに給料を上げるためのポイントをご紹介します。意識したいポイントは次の2つです。

  1. 介護福祉士の資格を取得する
  2. 役職につく

では、それぞれ詳しく見ていきましょう。

3-1.介護福祉士の資格を取得する

1つ目の給料を上げる方法は、介護福祉士資格の取得をすることです。

厚生労働省のデータによると、実務者研修と介護福祉士の平均月収には以下のように約26,000円もの差があることが分かっています。

職種平均給与額(ひと月あたり)平均年収(月収×12ヶ月)
実務者研修288,060円345万6720円
介護福祉士313,920円376万7040円

参照:平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要

※平均給与額は、基本給(月額)+手当+一時金(4~9月支給額の1/6)

年収で考えると介護福祉士の方が31万円多いことがわかります。国家資格である介護福祉士の資格は、実務者研修と比較をすると、年収が大幅に上がります。

実務者研修を取得し、給料を上げたいと考えているのであれば、介護福祉士の資格の取得を目指しましょう。

筆者は介護職として働く前にヘルパー2級資格(現在の初任者研修に相当)を取得しました。

そして、パートタイムの訪問ヘルパーとして勤めていた時に介護福祉士を取得しましたが、資格取得によりヘルパー2級の時よりも時給が60円上がりました。

生活援助(ご利用者さんの身の回りのサポートなど)が時給1,460円、身体介護(食事・排泄・入浴などご利用者さんに直接関わる介護)が時給1,810円で、多い時には日給8,000円ほど稼ぐことができました。

3-2.役職につく

役職に就くことで給料アップを期待できます。

介護施設には、施設全体の責任者である施設長や管理者以外に、デイサービスやグループホームなど各フロアにもフロアリーダーがいます。これらの役職に就くと、毎月の給料に役職手当が加算されます。

役職への昇格は人事部や上司からの指名による場合がほとんどのため、自らの努力だけで手にすることはできません。

しかし、日頃から「フロアリーダーになりたい」「将来は役職を目指したい」と熱意をアピールし続けることで上司の目に留まり、昇格できる可能性も高まります。

フロアリーダーになるために実務者研修の修了や介護福祉士資格の取得などの基準を設定している施設もあるため、役職を目指したい場合は上司に確認してみましょう。

筆者が勤めていた施設の場合、フロアリーダーには月20,000円の役職手当が支払われていました。

役職手当は施設により異なるため、興味のある人は上司や事務職員に確認しておくとよいでしょう。

では、実務者研修から給料を上げるためのポイントををまとめてみましょう。

実務者研修から給料を上げるための2つのポイント

  1. 介護福祉士の資格を取得する
  2. 役職に就く

4.まとめ

いかがでしたか?

今回は実務者研修に注目し、平均年収や受講価格、給料アップのポイントを解説しました。

実務者研修の平均月給は288,060円。年収は約346万円

初任者研修・実務者研修の平均給料の違いは以下の通り

職種平均給与額(ひと月あたり)
初任者研修285,610円
実務者研修288,060円

給料を上げるためのポイントは以下の2つ

実務者研修から給料を上げるための2つのポイント

  1. 介護福祉士の資格を取得する
  2. 役職に就く

より深い介護知識を得られて、給料アップも期待できる実務者研修。

あなたもぜひ検討してみてくださいね。