認可保育園と認可外保育園(無認可保育園)の違いとは?

認可保育園と認可外保育園の違い|デメリット・メリットを解説

こんな悩みを抱えていませんか?

この記事では、認可保育園と認可外保育園の違いを紹介しています。

最後まで読むことで、子どもを認可保育園と認可外保育園のどちらに預けようか迷ったときにやっておきたいことについても知ることができるでしょう。

認可外保育園と認可保育園の違いは?

認可外保育園と認可保育園の違いは?

認可外保育園と認可保育園の違いがわからないと感じている人は多いです。

認可外保育園と認可保育園の違いについて解説します。

  1. 児童福祉法の基準を満たしているかどうかで分けられている
  2. 認可外保育園は自治体による審査が行われない
  3. 認可保育園は入園の際に選考がある

児童福祉法の基準を満たしているかどうかで分けられている

結論から言うと、認可外保育園と認可保育園の違いは、児童福祉法の基準を満たしているかどうかで分けられます

児童福祉法の基準を満たしている保育園を認可保育園と呼び、一方で基準を満たしていない保育園を認可外保育園と呼びます。

もし子どもをどちらの保育園で預けようか悩んでいるなら、児童福祉法の基準を参考にするのもおすすめです。

認可外保育園は自治体による審査が行われない

児童福祉法の基準を満たしていない認可外保育園は、自治体による審査が行われないのが特徴です。

そのため、認可外保育園に子供を預ける際は、保護者が直接申し込み手続きをしなければいけないことを押さえておきましょう。

認可保育園は入園の際に選考がある

認可外保育園は入園に関する手続きを保護者が行わなければいけませんが、認可保育園の場合は入園の際に選考があります。

認可保育園は国や自治体から補助金が支給されていることから、保育園の運営自体も安定しています。

国や自治体が関係している保育園であるからこそ、認可保育園は入園の際に選考があるのでしょう。

認可外保育園と認証保育園の違いは?

認可外保育園と認証保育園の違いは?

認可外保育園と認証保育園の違いは、次のとおりです。

  1. 基準を定めている団体が異なる
  2. 保育の種類が異なる

基準を定めている団体が異なる

認可外保育園で基準を定めている団体は、国や自治体でなく企業などであるケースが多いです。

一方で、認証保育園は自治体が独自の基準を設けて運営しています。

認可外保育園は国や自治体からの支援を受けずに運営していることから、独自のプログラムや施設などの保育サービスを提供できます。

認証保育園は自治体が独自の基準を設けており、児童福祉法の基準では賄えない保育サービスを提供しているのが特徴です。

保育の種類が異なる

認可外保育園と認証保育園とでは、子どもの対象年齢や保育料など、保育の種類が異なります。

また、認可外保育園の場合は施設によって英語での保育を行なったり、スポーツや芸術などに対する取り組みができます。

一方で認証保育園の場合は、保育に関するプログラムよりも、長時間保育や交通の便を重視して運営されているのが特徴です。

子供を預ける際に、何を重視するのかを明確にしておくことで、認可外保育園と認証保育園のどちらを利用するか判断しやすくなるでしょう。

認可外保育園(無認可/非認可保育園)とはどういう意味?

認可外保育園とは
どういう意味?

認可外保育園は無認可および非認可保育園とも呼ばれますが、実際にはどういった意味を表すのかが気になるものです。

認可外保育園はどういう意味なのかについて解説します。

  1. 認可外保育園は都道府県知事からの認可を受けていない施設を指す
  2. 認可外保育園は自治体からの補助金が支給されない

認可外保育園は都道府県知事からの認可を受けていない施設を指す

一言で説明すると、認可外保育園は都道府県知事から認可を受けていない施設を指します。

認可保育園は、都道府県知事をはじめ自治体から認可されて運営をしている保育施設ですが、認可外保育園は運営方式などが児童福祉法の基準に満たないことから、国や自治体からの認可を受けられません

国や自治体からの認可を受けないことで、独自の保育プログラムなどへの取り組みを積極的に行えるのが、認可外保育園の良さでもあります。

認可外保育園は自治体からの補助金が支給されない

認可外保育園は国や自治体から認可されていないことから、補助金が支給されません。

そのため、認可保育園と比べて安定した運営を行うことが難しいです。

国や自治体から補助金が支給されれば、保育園の運営だけでなく子どもを預ける保護者からしても安心です。

認可外保育園は、施設独自の保育サービスを受けられる反面、補助金が支給されず運営が安定していないのがデメリットとなるでしょう。

認可保育園のメリット

認可保育園の
メリット

認可保育園のメリットは、次のとおりです。

  1. 保育士の人数が安定している
  2. 保育時間の範囲によっては保育料が一定である
  3. 国や自治体から補助金が支給される

保育士の人数が安定している

認可保育園は、児童福祉法の基準を満たす保育士の人数が設置されているため、どの施設においても保育士の人数が安定しています

認可保育園は、子どもの年齢に応じて保育士が最低でも1人は設置されています。

そのため、子どもを預ける保護者にとっては安心できるでしょう。

保育時間の範囲によっては保育料が一定である

認可保育園は、預ける子どもを保育する時間の範囲によっては保育料が一定であるため、家計にも優しいのがメリットです。

また、認可保育園の場合3歳から5歳までの保育料が無償化されており、0歳から2歳の場合、住民税非課税世帯は無償とされています。

認可保育園は、保護者の経済面にも安心感を与えられる施設です。

国や自治体から補助金が支給される

認可保育園に子どもを預ける保護者は、0歳から2歳にかけて月4.2万円、3歳から5歳に関しては月3.7万円を上限とする補助金が支給されます。

認可外保育園の場合、国や自治体からの支援がないため、保護者に対する子どもへの補助金制度が導入されていません。

補助金制度などをうまく活用して子どもを預けたいと考えているなら、認可保育園がおすすめです。

認可保育園のデメリット

認可保育園のデメリット

認可保育園のデメリットは、次のとおりです。

  1. お住まいの自治体のなかで園を選ばなければいけない
  2. 認可外保育園よりも認可保育園の方が安い

お住まいの自治体のなかで園を選ばなければいけない

認可保育園は国や自治体からの支援を受けて運営されているため、もしあなたが認可保育園に子どもを預けたいのであれば自治体からの支援を受けられる範囲の保育園を探さなければいけません。

そのため、認可保育園に子どもを預けるとなるとどうしてもお住まいの自治体のなかでしか園を選べなくなってしまいます

地域によっては、選べる園の数が大幅に制限されてしまうこともあるため、デメリットとなるでしょう。

これから子どもを認可保育園に預けたいと考えているなら、まずはあなたのお住まいの地域でどれくらい自治体から支援されている園があるかを確認しておくのがおすすめです。

認可外保育園よりも保育時間が短い

保育園の開園時間といわれると、朝の8時からをイメージしている方も多いかもしれません。

しかし認可保育園は基本的に11時に開園するため、保育時間的にも短くなってしまいます

一方認可外保育園は平日および休日の朝から夕方までみっちり子どもを預けられるため、安心して保育園を利用できます。

また認可外保育園によっては夜間保育を受けられるところもあるため、認可保育園と比べて融通が利きやすいです。

もしも長時間子どもを預けたいと考えているなら、認可保育園よりも認可外保育園がおすすめです。

認可外保育園のメリット

認可外保育園のメリット

認可外保育園のメリットは、次のとおりです。

  1. 独自の教育カリキュラムを行っている
  2. 認可外保育園はいつでも入れる

独自の教育カリキュラムを行っている

認可外保育園は国や自治体によって運営されていない分、比較的自由度の高い保育を実現できるのが魅力です。

たとえば、認可外保育園であれば独自の教育カリキュラムを実施できるのがメリットとして挙げられます。

英語や数字などの知育に加え、さまざまな種類の運動や遊びによって体を動かすことへの教育も行いやすいです。

あらゆる視点から子どもを教育させたい方には、認可外保育園が良いでしょう。

認可外保育園はいつでも入れる

認可保育園は、自治体に入園の申請をしてから審査に通る必要があります。

しかし認可外保育園は入園に対するハードルが低いため、基本的にいつでも入れます。

転勤などで突然引っ越しをしなければいけない状況であったとしても、あなたのお住まいの地域に位置している認可外保育園であれば、手続きが完了次第いつでも入園できるのがメリットです。

認可外保育園のデメリット

認可外保育園の
デメリット

認可外保育園のデメリットは、次のとおりです。

  1. 保育料が高額になることもある
  2. イベントや行事が少ない

保育料が高額になることもある

子どもを預ける保育園によっては、保育料が高額であるところもあります。

理由は、認可外保育園の場合、施設ごとに保育料が設定されているためです。

認可外保育園によっては保育料が安いところもありますが、保育料の安さを重視しすぎると適正な保育を受けられないケースもあります。

認可外保育園に子どもを預ける際は、保育料だけでなくあらゆる視点から気になっている園が合っているかどうか判断することが大切です。

イベントや行事が少ない

認可保育園では積極的にイベントや行事を実施していますが、認可外保育園は比較的イベントや行事が少ないです。

そのため、子どもに行事の楽しさなどを教えることが必然と少なくなってしまうのがデメリットです。

もしも子どもに少しでも多くのイベントや行事などを経験してもらいたいと考えているなら、認可外保育園よりも認可保育園のほうが良いでしょう。

認可保育園と認可外保育園の違いを事前に理解しておくことが大切

認可と認可外保育園の
違いを理解しておこう

これから子どもを認可保育園や認可外保育園に預ける際にあらかじめ理解しておくべきことは、それぞれの施設ではどのような取り組みを行なっているかです。

認可保育園と認可外保育園では、どちらの施設にもメリットとデメリットがあります。

あなたがどちらの施設に子どもを預けるか迷っているなら、認可保育園と認可外保育園ではどちらが合っているかをきちんと正しく判断しましょう。

認可保育園と認可外保育園に転職するなら転職サイトの利用がおすすめ

転職サイトを利用することで、保育士向けの求人情報を収集することができます。

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しかし、転職サイトを利用する際には注意が必要です。

掲載されている求人情報はすべて信頼できるとは限りません。また、自分に合った求人が見つからない場合もあります。

転職サイトを利用する際には、求人情報の信頼性を確認し、自己分析をすることが大切です。

認可保育園と認可外保育園の違いのまとめ

認可保育園と認可外保育園の違いについては、これから子どもを預ける保護者がしっかりと理解しておきましょう。

認可保育園と認可外保育園のどちらの施設に子どもを預けるか悩んでいるなら、まずは保育料や保育サービスなど、それぞれの施設のメリットとデメリットのどこを重視するかが重要です。

安心かつ納得して子どもを保育園に預けるためにも、あらかじめ認可保育園と認可外保育園の違いについて理解を深めましょう。

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