と新人時代とは違った悩みが出てきていませんか?
この記事では、保育現場を3年経験した多くの人が抱える悩みと解決方法をまとめました。
3年経験したからこその強みと注意点もお伝えするので、転職活動もスムーズになるかもしれません。
納得のいく選択をすることで、よりよい保育士ライフとなるでしょう。
転職を考える上で大切なことは、自分自身が望む理想の職場環境や仕事内容を明確にすること!
今までの職場での経験を振り返り、自分が得意とすることや、今後挑戦したいこと、改善したいことを洗い出してみてくださいね。
保育士3年目で辞めたい!転職したい!と思う理由
保育士3年目は仕事に慣れてくる一方で、辞めたいと感じることも少なくありません。
保育士3年目で辞めたいと思う理由は以下の2つです。
将来的なことを考えはじめる
目の前のことに必死だった1年目や2年目と違い、3年目となると少しづつ周囲のことも気にする余裕が生まれてきます。
「同世代と比べて収入が低くないか」や「このまま保育士を続けて結婚や出産ができるのか」といった将来的な不安を抱く人も多いです。
異業種に興味が出てくる
保育士の仕事をひととおり経験すると、ほかの職種に興味が出てくるのも不思議ではありません。
また、転職するには年齢が若い程有利となるため「辞めるなら早い方がいい」と焦る気持ちから辞めたいと感じることもあります。
保育士3年目で転職を考えるよくある悩み6選
3年目は新人以上の働きを求められつつもベテランのような力もないため、保育士として悩むことがよくあります。
保育士3年目にありがちな悩みを6つ紹介します。
保育士3年目で辞めたいと思う理由には、肉体的・精神的な負担が大きいこと、職場環境が悪いこと、収入が低いこと、保育に対する熱意がなくなったなどがあります。
辞める前には、自分自身が何を求めているのかを考え、改善できる可能性がある問題がある場合は、上司や同僚と話し合うことが大切です。
保育士3年目の悩み①3年目なのに仕事ができないと感じる
保育の仕事を3年も経験しているのに、「子どもを上手くまとめられない」「行事進行が上手くいかない」と仕事ができていないのではないか?と不安になる場合があります。
さらに、自分より後輩の1年目2年目の保育士が入社してくるため、「自分より仕事ができているのではないか」と焦ってしまうパターンもあります。
保育士3年目の悩み②責任が重くなる
新人とも言えない3年目はある程度責任の重い仕事も任されるようになります。
クラス運営や行事進行、保護者対応など、今までは先輩保育士の背中を見ながらおこなっていた業務も自分の力でこなさなくてはなりません。
責任の重さのプレッシャーから辞めたくなるのも要因のひとつです。
保育士3年目の悩み③ベテランと新人の板挟みがしんどい
3年目は、新人でもなければベテランでもない中間的な立場です。
新人からは年の近い先輩として「〇〇を教えてください」と質問攻めにされやすいです。
そして、ベテラン保育士は新人に仕事を頼むより、ある程度経験のある3年目くらいの保育士にお願いするほうが説明の労力や失敗のリスクが軽減されます。
そのため、新人とベテランの板挟みが負担となってしまいます。
保育士3年目の悩み④給料が上がらない
なかなか給料が上がらないのも悩みの種です。
わずかながら昇給していても、引かれる税金により新人時代からほとんど手取り額が変わっていない場合もあります。
さらに、責任はどんどん重くなるのに、給料はほとんど上がらず割に合わないと感じるのも辞めたくなる理由の1つでしょう。
保育士3年目の悩み⑤プライベートを充実させたい
仕事にも慣れてくる3年目は、プライベートにも気を配る余裕が出てきます。
ただ多くの保育園がシフト制の勤務体制のため、保育士の出勤時間は不規則です。
そして、行事前やほかの保育士が急に欠勤した場合には残業を余儀なくされます。
仕事終わりに予定を入れたくても「明日は早出だから5時起き」「急に残業になると相手に悪い」とスケジュールを入れたくても億劫になってしまいます。
また、持ち帰りの仕事が多いのもプライベートを充実させにくい要因となります。
保育士3年目の悩み⑥自分の保育観が出てくる
3年同じ保育園で働いていると、自分がしたい保育が見えてきます。
今までは先輩の指示で動くのが主流でしたが、3年目となると自分で物事を決定する場面が多く出てくるでしょう。
そのなかで、「本当はこうしたいけど、周囲のクラスと合わせなければならない」と自分だけの意見では進められないこともあります。
自分の保育観を確立しつつも、思うように保育を進められないことがストレスとなりがちです。
保育士3年目で辞めたい感情から抜け出す5つの方法
もう辞めたいと思ったときにも、少しの行動や意識の変化で改善される場合もあるので、試して欲しい方法を5つ紹介します。
保育士3年目で辞めたい感情から抜け出す5つの方法は以下の通りです。
保育士3年目で辞めたいと思う感情から抜け出す方法には、自分自身の気持ちを整理すること、同じ保育士と話し合うこと、新しい挑戦を探すことなどがあります。
自分自身の人生を考え、自分自身が望むものを見つけることが大切です。
辞めたいを抜け出す方法①周囲に相談する
「3年目なのに仕事ができない」「後輩や先輩に気を使い人間関係がしんどい」という場合には1人で抱えず周りに相談しましょう。
保育の仕事は、経験をたくさん積まないとわからない内容も多いため3年目はまだまだ成長段階です。
先輩保育士たちもさなざまなことを経験して成長してきたはずなので、切り抜けてきた体験談やアドバイスを求めるといいでしょう。
また、人間関係に悩む場合にも主任やフリー保育士に相談することで、園の問題として取り上げられます。
そうすると「新人指導はみんなで」「業務を分担制にして平等に振り分ける」といった対策をしやすくなります。
辞めたいを抜け出す方法②仕事を後輩に振り分ける
自分の請け負う仕事が手に負えないと感じた場合には、自ら後輩に仕事を振り分けてみましょう。
新人保育士は「なにか力になりたいけど、なにをすればいいかわからない」と悩んでいることが多いです。
仕事を任せてもらえた新人保育士は自信やモチベーションアップに繋がるでしょう。
仕事をお願いするときは「いつまでに」と具体的な納期を伝えるようにしましょう。
そして「引き受けてくれてありがとう」と感謝を伝えるとともに「わからないことがあれば聞いてね」とフォローを入れると今後も良好な関係を築きやすくなります。
辞めたいを抜け出す方法③プライベートな目標を立てる
プライベートを充実させたいけど上手くいかない場合には、私生活を楽しむためのプランを目標として立てましょう。
方法は「今週末は出掛ける」と決めてしまいます。
そして週末出掛けるためには「この日までに制作準備は終わらせる」というように逆算しながら業務に取り組むようにすると、効率よく進めることができます。
また、有休を取得する権利もあるため、前もって希望休を申請しプライベートを楽しむこともリフレッシュに繋がります。
辞めたいを抜け出す方法④キャリアアップを目指す
厚生労働省は、保育士の処遇改善を目的とした「キャリアアップ研修」を実施しています。
キャリアアップ研修のなかに「職務分野別リーダー」の研修があり、経験年数が3年以上の保育士は受講する権利が生まれます。
- 職務分野別リーダーの研修内容
- 乳児保育
- 幼児保育
- 障害児保育
- 食育・アレルギー
- 保険衛生・安全対策
- 保護者支援・子育て支援
- 保育実践
研修を受けることで、新たな知識を習得し技術の向上ややりがいに繋がります。
また、研修を受講し終え、分野別リーダーになると月5000円〜の役職手当が支給されるため、受講したい意思を園に相談してみましょう。
辞めたいを抜け出す方法⑤転職する
給料面や代々受け継がれる人間関係は、自分の力ではどうすることもできません。
ほかにもよい条件の保育園がないか確かめてみましょう。
また、保育士には、ほかの仕事にも活かせるコミュニケーション能力や企画立案、同時に数種類の業務をおこなうマルチタスク管理などたくさんのスキルが詰まっています。
異業種への興味がある場合も積極的に転職を考えてみましょう。異業種の転職でも保育士向け転職サイトは利用できるので、まずは登録して求人をチェックしてみてくださいね!
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保育士3年目で転職の際の注意点
転職する際には、保育士3年目ならではの落とし穴もあるので、注意点を3つ紹介します。
保育士3年目で転職する際には、自分自身の目標や意欲を明確にし、自己PRを磨くことが大切です。
また、職場環境や福利厚生、転職サイトの活用など、様々なポイントにも注目することが必要です。
しっかりと準備をして、新しいキャリアパスを切り開きましょう。
保育士3年目という即戦力を求められる
採用側は、1年目2年目の新人と違い、3年経験者にはそれなりの実力を期待します。
慣れない環境のなかでもクラスリーダーや行事進行係といった責任ある仕事をいきなり任されることもあります。
面接や園見学の際に、保育士の年齢層や行事の力の入れ具合に注目しておくといいでしょう。
年下が先輩となる可能性がある
保育士を3年やってきた事実は変わりませんが、転職先では1年目です。
そのため、新しい就職先で1年2年経験してきた、年齢的には後輩の保育士のクラスの元で補助役として配属される可能性があります。
年下の保育士さんから、指導を受ける場合があることを頭に入れておきましょう。
園の決まりや行事内容を1から覚え直す必要がある
保育園によって保育方針や行事内容はそれぞれ異なります。
そのため慣れてきた保育の方法やせっかく覚えた行事の流れも1から覚え直しとなります。
カリキュラムの書きかたも変わってくるため、最初は戸惑うこともあるかもしれません。
保育士3年目の転職で成功させるポイント
転職活動には「転職先でも不満を持たないか」「時間がないなかで進められるのか」という不安がつきものです。
転職活動を成功させるポイント3つをお伝えします。
転職する際には、職場環境や福利厚生など、働く上での条件面にも注目する必要があります。
保育士として働く上で、働く環境が自分に合わないとストレスがたまり、仕事に対するモチベーションが下がってしまうことがあります。
転職する際には、新しい職場で働く上で大切にしたい条件面を事前に把握し、自分に合った環境で働くことができるようにしましょう。
退職理由には注意が必要
転職活動で気を付けたいのが面接や履歴書における退職理由です。
採用側は「なぜ辞めたのか」がとても気になります。
「仕事量が多くて残業が大変だった」「人間関係が上手くいかなかった」という、もしかしたら自身に問題があるような退職理由は絶対に避けましょう。
「子どもの興味を引き出す保育がしたい」「これまでの経験を活かして新たな分野にチャレンジしたい」というように、これからの仕事に対してプラス要素となる理由がベストです。
自分の中での保育像を明確にしておく
保育士は子どもと関わる仕事です。
いくら給料や有給取得率がよくても、保育方針が自分と異なると働くうえで上手くいきません。
転職する前に自分がどういう保育がしたいのかを明確にしておきましょう。
自身の保育像を元に就職先を探すと、転職後も園に馴染みやすくなります。
転職サイトを活用する
転職サイトを利用すると、以下2つのメリットがあります。
- アドバイザーが好条件の求人を紹介してくれるため、効率よく転職活動ができる
- 面接対策や履歴書の書きかたもアドバイスしてくれるので、転職に対する不安が減る
とくに異業種への転職は、わからないことも多く不安が大きいため、転職サイトを活用すると質のよい転職ができる可能性が広がります。
また、アドバイザーが実際に園に行き、離職率や人間関係に至るまで内部調査をおこなっています。
働く前にも実際の雰囲気がわかるため、転職後のミスマッチが起きにくくなるでしょう。
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保育士3年目の退職時のマナーと注意点
多くの保育園はクラス担任制を導入しているため、保育士は年間を通した人事の配置となります。
そのため、できれば年度末の3月まで勤めるのが望ましいです。
多くの場合、来年度についてどうするかを聞かれるタイミングがあるため、その際に退職の意向を伝えましょう。
どうしても年度途中に退職する場合は、子どもたちにも影響が出るため、遅くとも退職の3ヶ月前には伝えるようにしましょう。
3年神話は気にしなくてよい!自分らしいワークライフを
転職に関しては、「とりあえず同じ職場で3年続けなければならない」という3年神話も耳にしますが、転職したいタイミングは人によって異なります。
また、3年神話はあくまでもたとえの1つなので、今ではあまり気にしなくてもよい風潮が浸透してきています。
保育士を3年経験したからこそ出てくる悩みも多くあります。
3年経験したことを強みに変えて、改善策に取り組みましょう。
自分に合ったタイミングと選択をして、よりよいワークライフにしていきましょう!