【超高齢者社会】介護士に将来性があると言える3つの理由

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介護職って将来性はあるのかな?

あなたは今こんなことを考えていませんか?

結論からいうと、介護士に将来性はあると言えます。なぜなら超高齢者社会になる日本では、介護サービスの需要は増え続けるものの、サービスの担い手である介護職は不足しているからです。その結果、介護業界は売り手市場であり、多くの施設が人手を欲しています。

この記事ではまず『介護士に将来性がある3つの理由』を解説しました。また後半では『介護士にリストラはあるのか?』『介護士の給料の将来性』も合わせて解説しました。最後までぜひご覧ください。

介護士に将来性はある!その3つの理由

介護士に将来性はある!その3つの理由

事実、介護士には将来性があると言えます。これから介護の仕事を考えている方に、介護職の将来性がある3つの理由を紹介します。

介護業界に将来性がある理由は次の通りです。

それぞれを詳細に解説していきます。

理由1:日本全体で高齢化が進み、サービスの需要が増えるから

介護業界に将来性があると言える1つ目の理由は、高齢化社会が急速に進んでいるためです。

日本は、2019年に65歳以上の人口が28.4%を超える超高齢化社会になっています。その中でも、75歳以上の高齢者人口が増加している点が特徴です。

今後も高齢者の人口の割合は増加すると考えられていて、2025年には人口の30%、2060年には人口の40%以上が高齢者となります。

高齢者人口及び割合の推移
出典:総務省「統計トピックスNo.121 統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで」

高齢者の人口が増えると、介護サービスの需要・ニーズも増えます。厚生労働省が公表しているデータでは、現在の要介護・要支援認定数(介護が必要な人)は約640万人となっています。

また過去15年間で要介護・要支援に認定された人は、2倍以上に増加していて、今後も増加ペースが拡大すると考えられます。(参考:厚生労働省「介護保険事業状況報告(全国計)」

超高齢者社会が進み、介護のサービスの需要が増えると、介護士の仕事も増えます。したがって介護士には将来性があるといえます。

理由2:人手不足の業界だから

2つ目の介護業界に将来性がある理由は、介護人材が不足しているからです。

将来推計(介護職員の受給)
出典:経済省HP

介護業界ではどのくらいの人材が不足しているかと言うと、2025年に32万人の介護士が不足することが分かっています。また2035年には、倍以上の68万人が不足すると見込まれています。今後も増え続ける高齢者人口に対し、介護人材が不足している現状がわかります。

介護人材が不足している原因の1つには、高齢者人口が増加していることが挙げられます。不足している介護人材を補うために、施設は介護ロボットや外国人人材の受け入れを進めています。

しかし介護業界は、まだまだ人手不足の業界です。そのため介護業界は、将来性があると言えます。

理由3:業界全体として売り手市場だから

2つ目の理由と被る部分がありますが、介護業界は人手不足の影響で、業界全体として売り手市場です。

介護職有効求人倍率、地域別
出典:介護人材の処遇改善について

実際に介護業界の有効求人倍率は約4倍と、他業種と比較してかなり高い数字になっています。

※有効求人倍率が4倍とは、1人の介護士に対して4件の求人がある状態です。

また地域によって格差があり、東京や愛知では6倍以上も有効求人倍率があります。東京や愛知以外にも5倍以上の有効求人倍率の地域もあるので、就職する地域によっては、他業界では考えられないほどの売り手市場となっているのが特徴です。

介護施設は経験者に限らず、未経験者でも受け入れを加速させています。そして介護施設が人材確保の競争をしているため、条件や待遇が昔に比べてどんどん良くなってきています。

売り手市場であるため、介護業界は未経験でも就職しやすいです。近年の有効求人倍率の高さからも、介護職は将来性がある仕事だと言えます。

【番外編】介護士にリストラはあるの?

【番外編】介護士にリストラはあるの?

結論からいうと、介護業界にはリストラはほとんどありません。なぜなら前章でも解説したように、介護士は人手不足の影響から売り手市場であるため、介護人材は施設に重宝されるからです。

人材不足が問題の介護業界では、リストラではなく、逆に給料を上げるなどの離職率を防ぐ対策が行われています。

”リストラがほとんどない”という意味では、介護業界で働くことを考えている方は長い間安心して働くことが可能です。そしてこれからの高齢者社会では、介護職は必要不可欠の仕事になります。長期的に安心して働ける介護士は、おすすめの職業です。

介護士の給料の将来性

介護士の給料の将来性

介護士という仕事には将来性があることが分かりました。では介護士の給料は、これからも上がり続けるのでしょうか?

結論からいうと、介護職の給料はこれからも上がり続けることが考えられます。なぜなら国が処遇改善加算と呼ばれる援助を行い、介護士の給料面での待遇を向上させているからです。

「勤続年数10年以上の介護福祉士に、月額平均8万円相当の昇給を執行する」など、国は介護士の給料を上げるための指針を出しています。

介護職員の平均給与額の状況
出典:平成30年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要

また実際に勤続年数を増やすことで、給料が上がることも分かっています。

資格を取得したり、管理職を目指したりするなど、自らが努力することで、給料を上げることができます。

  1. 国が介護士の人材の離職率を減らす&介護人材を増やすために、待遇を向上させている
  2. 資格取得や施設でのキャリアップを目指すなど、自身が努力をすれば給料を上げることができる

以上の2点より、介護士の給料には将来性があると言えます。

まとめ

介護業界は将来に期待できる職業です。

介護業界に将来性がある理由は次の通りです。

介護業界に将来性がある理由
  1. 高齢化により介護サービスの需要が増える
  2. 介護業界は人手不足である。
  3. 有効倍率が高いため売り手市場である
  4. リストラがほとんどない
  5. 処遇改善加算やキャリアアップにより給料の将来性がある

介護業界は無資格・未経験でもお仕事ができる業界です。

この記事がこれから介護職になりたい方に、少しでも参考になったら幸いです。