【介護職で転職多い方必見】職務経歴書で差をつける書き方とは?

介護職の職務履歴書の書き方【例文】差をつけるポイントを解説

こんな悩みを抱えていませんか?

この記事では、転職回数が多い場合の職務経歴書・志望動機の書き方介護から転職するときの職務経歴書の書き方転職回数が多くても好印象を与えるコツを解説します。

介護の職務経歴書を手書きするときの書き方、採用担当者が抱く転職が多い人のイメージ、介護転職を繰り返さない方法についても触れているので参考にしてください。

転職回数が多い場合の職務経歴書・志望動機はどう書いたらいい?

転職回数が多い場合の職務経歴書・志望動機はどう書いたらいい?

転職回数が多い場合の職務経歴書・志望動機を書くポイントを解説します。

次の3つのポイントを押さえれば、転職回数が多くても前向きに採用を検討してもらえます。

  1. ネガティブなことは書かない
  2. 経験値の高さやスキルをアピールする
  3. 長く働きたい旨を伝える

ネガティブなことは書かない

職場に嫌いな人がいた、仕事が辛くて転職したなど、ネガティブなことは書かないようにしましょう。

ネガティブな内容を書くことでやる気がない人採用してもすぐ辞めてしまう人などの悪い印象を与えてしまうからです。

ポジティブな転職理由や前向きなキャリアビジョンがあれば、転職回数が多くても納得してもらいやすくなります。

経験値の高さやスキルをアピールする

転職回数が多い=豊富な経験や高いスキルを持っていることをアピールしましょう。

介護職のなかには未経験から仕事をはじめる人も多く、経験豊富な人材は重宝されるからです。

また、多くの介護施設で勤務経験があることで、さまざまなニーズに対応できる能力どんな仕事にも挑戦する姿勢をアピールできます。

前職で習得したスキルや評価されたことなど、具体的なエピソードを交えて話すと説得力が高まるのでより効果的です。

長く働きたい旨を伝える

採用担当者はできるだけ長く働ける人を採用したいと考えています。

企業の採用活動は求人広告を出したり、書類選考、面接などお金と時間がかかる業務だからです。

転職後にやりたい仕事やキャリアアップなど長期で勤務する姿勢をアピールすると、転職回数が多くても採用されやすくなります。

転職回数は不利になる?採用担当者が抱く転職が多い人のイメージ

採用担当者が抱く
転職が多い人のイメージ

介護職に転職したくても転職回数の多さが採用選考で不利になるのでは?と不安になり、介護職への転職へ踏み出せない人もいます。

採用担当者が抱く転職が多い人のイメージを解説します。

  1. 4〜5回以上の転職回数は多いと判断される
  2. 短期間で転職を繰り返す人は注意
  3. 転職回数が多くても介護業界なら可能性はある!

4〜5回以上の転職回数は多いと判断される

一般企業では20代で2〜4回以上、30代で4〜5回以上、40代で6回以上の転職をしていると、転職回数が多いと判断されてしまいます。

そのため、転職回数が4回を超える人は注意しましょう。

しかし、介護職が不足している現場も多くあるので、転職回数の多さが不利にならないケースもあります。

転職を繰り返す理由は必ず聞かれるので、採用担当者が納得できる前向きな転職理由を考えておきましょう。

短期間で転職を繰り返す人は注意

1年以内や短期間で転職を繰り返している人は注意が必要です。

短期間で転職を繰り返すと就職を軽視している嫌なことがあるとすぐ辞めるのでは?ネガティブなイメージを持たれてしまうからです。

また、仕事が長続きしない人は業務への習熟や理解が足りていないと思われる可能性もあるので注意しましょう。

転職回数が多くても介護業界なら可能性はある!

介護業界は他の業界よりも転職回数に比較的寛容です。

少子高齢化の影響で介護を必要とする人の需要が高く、介護業界は慢性的な人手不足に陥っているからです。

転職回数が多くても気にしない採用担当者が多かったり、少しでも介護経験がある人は歓迎される場合もあります。

失敗しない!介護の職務経歴書を手書きするときの書き方

介護の職務経歴書を
手書きするときの書き方

職務経歴書を手書きする際、次の4つの方法を実践すれば失敗せず綺麗に書けます。

  1. ワードやエクセルで書く内容をまとめておく
  2. 介護職の職務経歴書の書き方①年号や勤務先
  3. 介護職の職務経歴書の書き方②職務内容
  4. 介護職の職務経歴書の書き方③自己PR

ワードやエクセルで書く内容をまとめておく

職務経歴書を手書きする際、ワードやエクセルに書く内容をまとめておくのがおすすめです。

書く内容が多い職務経歴書でもスムーズに書け、書き間違いのリスクを減らせるからです。

また、職務経歴書は次の手順で内容をまとめましょう。

  1. 職種に就いた年月
  2. 年号の横に勤務先の正式名称
  3. 勤務先の下に役職・雇用形態・担当した業務内容
  4. 退職した年月

記載する順番を間違えると時系列が分かりづらくなり、内容も読みにくくなるので注意しましょう。

介護職の職務経歴書の書き方①年号や勤務先

年号は西暦・和暦どちらを書いても大丈夫です。

ただし、職務経歴書と一緒に提出する履歴書の年号の表記と統一しておきましょう。

また、勤務先は必ず正式名称で記入する必要があります。

株式会社は会社名の前後のどちらにくるのか、(株)と略して書かないなど注意しながら書きましょう。

介護職の職務経歴書の書き方②職務内容

職務内容には配属されていた部署やチーム名、役職、担当業務を記入します。

目安としては3〜5行以内でまとめると読みやすくなります。

担当業務では具体的な仕事内容以外にも、仕事の成果や業績アップなど数値で記入すると採用担当者の目に留まりやすいです。

また、身につけたスキルや能力、仕事とどう向き合ってきたかなど、丁寧に記入することを心がけましょう。

職務内容は以下のように入職日と退職日、雇用形態、業務内容などを記載しましょう。

出典:【介護職】職務経歴書の書き方 | すぐ書ける見本&テンプレあり | We介護

介護職の職務経歴書の書き方③自己PR

自己PRは次の4つのポイントを押さえながら書きましょう。

  1. どのような介護施設で何年働いたのか
  2. 仕事で得た経験やスキル
  3. どのようは姿勢で仕事と向き合っているのか
  4. 転職先での将来像を描けているか

以下のように自己PR欄はぎっしり記載することをおすすめします。

出典:【介護職】職務経歴書の書き方 | すぐ書ける見本&テンプレあり | We介護

介護職経験者の自己PR例文

介護職経験者の自己PR例文は以下を参考にしてください。

私は、介護職として5年間の経験を積んでまいりました。現在勤務している特別養護老人ホームでは、ユニットリーダーとして、利用者様のケアのみならず、チームスタッフのマネジメントにも力をいれておりました。スタッフ全員が利用者様の状況を把握するため、些細なことでも報告することを徹底いたしました。 結果としてスタッフ間のコミュニケーションを取る機会も確保できたことで、職場の雰囲気も明るくなり、スタッフの離職率の低下にもつながりました。 引用:介護士の自己PRの書き方 I 参考にしたい例文やすぐに使えるキーワードまで

私の強みはなにごとにも柔軟に対応できる点であると考えております。私は介護職員として、介護老人保健施設、グループホーム、訪問介護など異なる施設形態で勤務経験がございます。施設形態ごとに行うケアの内容や特徴が異なる環境で最初は戸惑うこともありましたが、介護士としての業務の幅を広げることができたと考えております。 これまでの経験を活かして、どんな環境であっても利用者様を第一に考えたケアで一日でも早く戦力として貢献できるよう努めて参ります。 引用:介護士の自己PRの書き方 I 参考にしたい例文やすぐに使えるキーワードまで

介護職未経験者の自己PR例文

介護職未経験者の自己PR例文は以下を参考にしてください。

前職では、ホテルマンとして約3年間勤務してきました。お客様からのご意見に耳を傾けて、細部にまで気を配った接客サービスの提供を心がけておりました。常連のお客様のお好みの椅子の角度などを理解し、心地よく過ごしていただけるよう努めて参りました。 介護職は未経験の身ではありますが、いままで培ってきた経験やホスピタリティは、貴法人においても役立てることができると考えております。自身の強みを活かして、利用者様お一人おひとりに合わせた気配りのできる介護士を目指していきたいと考えております。 引用:介護士の自己PRの書き方 I 参考にしたい例文やすぐに使えるキーワードまで

私の強みは積極性にあります。前職では、アパレル販売員として6年間従事して参りました。販売員から業務にかかわり、責任者として新店舗のオープンにも携わりました。その後、スタッフの育成から人事など新たなことに常に挑戦して参りました。より身近で社会貢献をしたいと考えるようになり、介護業界に関心を持ちました。 現在は、介護職員初任者研修を受講しており、ゆくゆくは介護福祉士の資格取得も目指していきたいと考えております。日々勉強していく気持ちを大切に、利用者様に向き合ってた介護士になりたいと思っております。 引用:介護士の自己PRの書き方 I 参考にしたい例文やすぐに使えるキーワードまで

職務経歴書を書くときに注意することは?

職務経歴書を書くときに注意することは?

職務経歴書を書くときは次の3つに注意しましょう。

  1. 誤字脱字に注意する
  2. 職務経歴書の原本を提出する
  3. 修正液や修正テープは使わない

誤字脱字に注意する

履歴書や職務経歴書は選考のうえで第一印象を決める重要なアイテムです。

誤字脱字があると適当な人・だらしないといったイメージを持たれてしまう原因になるので注意しましょう。

誤字脱字を見つけたら新しい職務経歴書を用意して書き直しましょう。

職務経歴書の原本を提出する

職務経歴書は必ず原本を提出しましょう。

手書きのコピーなどは使い回しだと勘違いされたり、志望度が低い印象を持たれてしまいます。

内容が同じだったとしても、職務経歴書は必ず1社ずつ手書きで用意しましょう。

職務経歴書のダウンロード

修正液や修正テープは使わない

職務経歴書に書いた内容に間違いがあっても修正液や修正テープを使ってはいけません。

職務経歴書は書類選考の合否を決める重要な書類だからです。

書き間違いや修正した跡はマイナスイメージを持たれる原因になります。

間違えた際は新しい職務経歴書を用意してはじめから書き直しましょう。

介護から転職するときの職務経歴書はどう書く?

介護から転職するときの職務経歴書はどう書く?

介護業界以外へ転職する際、企業によっては介護職の仕事内容をよく理解していなかったり、専門用語がわからないことがあります。

そのため、職務経歴書は誰が見てもわかるように書く必要があります。

  1. 担当業務・成果などをわかりやすくまとめる
  2. スキル・資格など得意分野は簡潔に書く
  3. 仕事への思い・経験をどう活かしていきたいか伝える

担当業務・成果などをわかりやすくまとめる

介護職で担当した業務内容は専門用語を使わず、できるだけわかりやすくまとめましょう。

何人ぐらいの入所者を担当したのか、企画したレクリエーションなど、仕事の様子がわかるような内容を書くと理解してもらいやすいです。

また、仕事の成果として入所者や家族からもらった手紙や言葉などを書くのも、好印象を持ってもらえる可能性が高いです。

スキル・資格など得意分野は簡潔に書く

スキルや資格など得意分野は簡潔に書きましょう。

介護職と関係ない資格を持っていたとしても、勉強熱心や仕事への意欲を評価してもらえる可能性があるので、保有資格はできるだけ多く書くのがおすすめです。

資格名を記入するときは略称ではなく必ず正式名称で書きましょう。

仕事への思い・経験をどう活かしていきたいか伝える

介護職を通して得た経験を次の仕事でどう活かしたいか、仕事への思いを伝えることも重要です。

仕事に対する姿勢や思いを熱意を込めてアピールすることで、仕事への真面目さや真剣さが伝わるからです。

また、介護職の経験を会社でどのように活かしてくれるのかイメージしてもらいやすくなり、採用に繋がる可能性が高くなります。

転職回数が多くても好印象を与えるコツ

転職回数が多くても好印象を与えるコツ

転職回数が多くても次の3つのコツを押さえれば、採用を前向きに検討してもらえます。

転職回数が多くて転職を躊躇っている人や面接に不安がある人は、ぜひ参考にしましょう。

  1. キャリアの一貫性を伝える
  2. 会社に合った人材であることをアピールする
  3. 過去の勤務先の不満・悪口を言わない

キャリアの一貫性を伝える

転職回数が多くてもキャリアに一貫性があれば、納得してもらいやすくなります。

「より専門的なスキルを身につけたい」「多種多様な施設で介護キャリアを積みたい」など前向きな理由であれば、転職回数が多くても問題ありません。

会社に合った人材であることをアピールする

会社に合った人材であるとアピールすれば、転職回数が多くても採用してもらえる可能性があります。

会社の方針や働き方に合う人材は、他職員とも協力して業務をこなせると判断してもらえるからです。

会社が求める人材とマッチしていると入社後の働きぶりをイメージしてもらいやすくなり、ライバルとの差をつけられます。

過去の勤務先の不満・悪口を言わない

どのような理由であっても前職の不満や悪口はマイナスイメージを持たれてしまいます。

そのため、不平不満や愚痴、妬みに関連する話は言わないようにしましょう。

給料に不満がある場合は「能力を正当に評価してもらいたい」、仕事内容への不満は「スキルを有効的に活かせる仕事がしたい」などと表現するのがおすすめです。

自己中心的な意見愚痴のような言い方にならないように注意しましょう。

介護転職を繰り返さない方法

介護転職を繰り返さない方法

転職回数が多くても採用してもらえる可能性はありますが、採用担当者によってはマイナスなイメージを持たれ、不採用になる場合もあります。

無駄に転職を繰り返さない方法を解説します。

  1. 転職は当たり前!と思わず、原因を見直す
  2. 良好な人間関係を築く
  3. 入社前に仕事内容・給料・待遇などをしっかり確認する
  4. 夜勤・休日出勤の有無もチェック

転職は当たり前!と思わず、原因を見直す

転職は当たり前!と思っていると新しい仕事をはじめてもまた転職を考えてしまい、仕事を長く続けられません

まずは、なぜ転職を繰り返してしまうのか、自分の働き方や仕事に対する姿勢、職員との接し方など原因を見直すことからはじめましょう。

自分だけで解決できる原因であればすぐ見直し、職場内で話し合いが必要な場合は上司や先輩に相談して解決しましょう。

原因を見直すことで働きやすい環境を作れたり、仕事との向き合い方も変えられます。

良好な人間関係を築く

職場内で良好な人間関係を築けると仕事のストレスが軽減されます。

入居者や家族への対応で困ったことや仕事の悩みを相談しやすくなるからです。

また、休みの相談や勤務時間の調整など、助け合いの精神も持てるようになるので風通しのいい職場環境を作れます。

入社前に仕事内容・給料・待遇などをしっかり確認する

入社前に仕事内容や給料、待遇などが自分の希望条件とマッチしているか、しっかり確認しておきましょう。

希望条件をはっきりさせないまま転職すると、転職後に次のようなミスマッチを起こす危険性があるからです。

  • 夜勤がある職場を選んでしまった
  • レクリエーションが苦手なのに、レクリエーションが多い職種だった
  • 正社員が少ない職場で一人あたりの負担が大きい
  • 資格手当がない会社だった

仕事を選ぶ際の優先順位を明確にすることで入社後のギャップを減らすことができ、再転職のリスクを下げられます。

夜勤・休日出勤の有無もチェック

職場によっては夜勤や休日出勤を求められる場合があるので、夜勤や休日出勤への対応が難しい場合は転職前に必ず確認しておきましょう。

また、家庭環境や担当する業務によっては他職員へ対応してもらえる可能性もあるので、面接時に確認しておくと安心です。

介護職で転職が多い方の職務経歴書のまとめ

転職回数が多い場合の職務経歴書・志望動機の書き方、転職回数が多くても好印象を与えるコツ、転職を繰り返さない方法を解説しました。

スキルやキャリアアップなど前向きな転職理由であれば、転職回数が多くても採用してもらえる可能性は高いです。

短期間で転職を繰り返していたり、年齢によって転職回数が多すぎると判断される可能性もあるので注意しましょう。